カイロで健康

商品棚

靴屋さんが、冬物の商品入れ替えで背部痛になった症例を考察してみました。

●はじめに

20歳代、女性、大手スーパー靴売り場に勤務
慢性の背部痛で、2日前から強くなってきた。母の紹介で来院。

■症状と結果

背中の骨3番のずれ、腰の骨1番から3番まで湾曲、腰の骨5番のずれ
5日後2回目には、痛みは消失(2日後から大丈夫だったそうです)

▼あとがき

商品の入れ替え時期で、悪い姿勢になり、多くの商品を扱ったので無理がかかったのでした。


商品の出し入れ状況

商品の入れ替え状況を再現してみました。

商品を台車に載せていたので、このような背後から商品を出し入れしてする体勢になったようです。

商品入れ替え時に上半身だけでは旋回できず、腰や足も動いて動線が長く疲労しやすい状況になっています。

のも要因の一つでしょう。


胸腰部のズレ

胸部と腰部の堺の背中の骨12番、腰の骨1番と腰の骨5番のズレを調整。
関節周辺の軟部組織も緊張し硬直のため調整しました。
合わせて腰背部の筋肉を調整しました。


作業改善後

作業改善では、

商品を体の横に移動する事で、体の回転も少なく、足もほとんど動かず短い動線になり、商品を持つ時間も短くなり、入れ替え効率アップと疲労度軽減になり、一挙両得となりました。


新人さんが、慣れないうちに無理な姿勢で作業したり、普段使わない筋肉や関節を使うので、早く疲労したり関節などを痛めたりすることが多く診られます。

特に、バーゲンセールや商品入れ替え時期は、残業などで無理することがあるので疲れを明日に持ち越さないようにしましょう。

商品の出し入れは、体の動線を考えて作業にしましょう

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「環境 足腰」