カイロで健康

腰痛体操

腰痛体操で、腰痛が再発した症例を考察してみました。

●はじめに

40歳代、女性、看護師
慢性腰痛、3ヶ月前から脇腹も痛くなってきた。
レントゲンは異常なし、湿布と痛み止め使用。

・症状と結果

左仙腸関節、背中の骨12番のズレ
2回目7日後、2日間良好で、また戻ってきた。
3回目14日後、仕事していても良好。

・あとがき

2回目の時に、腰痛体操をしている、それも、腰をひねる動作!!
施療で戻した関節を、戻し直して痛みを再発させていたようです。
健康な時は、腰痛体操はいいかもしれませんが、腰痛の時は、逆効果です。

メルマガ289号 より

腰痛体操

●腰痛体操

このように、腰をねじる運動をされていることが多いようです。
特にポキポキ音を出そうと、強引にひねったり、弾みをつけたり、腕で押し曲げたりされているようです。
これでは、関節に無理な力がかかったり、筋肉や靱帯も無理やり伸ばされてしまい、腰を悪くする体操になってしまいます。

お風呂で同じような、腰をねじる運動をしていて悪くなっていた症例もありました。


回転で腰痛

腰の骨は、基本的に回転することが出来ません。
腰痛体操をすることで背中の骨と腰の骨の境目や仙腸関節に無理がかかりズレが生じて腰痛になります。

腰痛と言うことは、腰の痛い部位が炎症しています。
体は、痛みを出すことで、炎症部位を動かさないようにして、回復させようとしているのです。

体は治そうとしているのに、腰痛体操で、がんばって関節を動かしたり筋肉や靱帯を動かすことで、患部を壊してしまっているのです。
そのため、腰痛が回復していかなかったり、少しよくなってもぶり返したりします。


痛み止めやコルセットの連用などで、筋肉が落ちているのを実感されている患者さんは、夕方になると足がしびれたり痛んで立っていられなくなります。
そこで筋肉が減っているから、運動によって筋肉を付けようと痛いのをガマンして無理に、腰痛体操をしていることがあります。

たしかに、筋肉を付けることは必要ですが、その前に、痛い患部を回復させることが先決です。

腰痛体操は、痛みのあるときには、しないように。

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「環境 足腰」