カイロで健康

テレビを見る姿勢

バス旅行で、テレビを見ていて、首痛になった症例を考察してみました。

50歳代、男性、事務仕事
バス旅行から帰ってから、首が回らない、後ろを向けない

首の骨2番、特に首の骨7番と背中の骨1番の関節が大きくずれている。
背部、首の筋肉(特に胸鎖乳突筋)を調整。

施療後の帰りには、やや引っ張るもの、動きと痛みは改善。


ヘッドレストなし

一般的なソファーや椅子で首が悪くなる場合と比較ししてみました。

車のシートのヘッドレストを外してソファーの状況にして、バスに付けられているテレビを見るように上を向いてみました。
首の骨(首の骨)だけで後屈しているのが、分かります。

この状態で、バスの振動が首の骨に加われば、むち打ち症状のように痛める可能性は高いと考えられます。

この状況は、補助席で考えられますので、気をつける必要があるでしょう。


ヘッドレストあり

車のシートのヘッドレストを取り付け、バスの椅子の状況を再現し、バスに付けられているテレビを見るように上を向いてみました。

頭部と背部を支点にしてのどを突き出すように上を向いている状況が分かります。

症例は、旅行の幹事であったため、テレビに近い位置に座っており、見上げる角度が大きく、首や背中に掛かる負担が大きかった事が大きな要因であると思われます。


首が盛り上がっているまくら

状態として、寝たときに首が盛り上がったまくらを使用した時に似ています。

胸鎖乳突筋などの緊張も加わって、首の骨7番、背中の骨1番のずれが大きく生じて、首が回らない症状を引き起こしたと考えられます。

バスのテレビは、近い場所で見上げる時は、首や肩に注意しましょう。

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「環境 首・肩」