足元のテレビを見る姿勢で、頭痛・肩こりになった症例を考察してみました。
足元のテレビを見ていて、この格好で寝てしまうと、起きたときに頭痛がしたり、首が痛い、その後症状が取れなくなり、来院される症例です。
大勢で、寝ころんで見ていた。ベットの足元にテレビを置いた。などの状況がありました。
特徴的として、枕など使用して頭を持ち上げて顎を引くようになります。
その格好は、首の骨1番と後頭骨に持続的な回転力が加わえることになります。
そのため、首の骨1番が前方、後頭骨が後方へズレが生じます。
全体的な頭痛、目がちかちかする、おでこ周辺が痛い、首が痛い、お尻が引きつるなどの症状が診られます。
最近は、テレビの大型化で、シアタールームを作り、床に寝そべって観賞する時にも、このような状況が作られてしまうようです。
ビールでほろ良く寝てしまい、二日酔いとは違う頭痛に悩まされる事もあります。
テレビは、正面の良い姿勢で見ましょうね。