カイロで健康

床寝(薪ストーブ)
(薪ストーブ)

薪ストーブの部屋で、床寝で冷えて肩首を痛めた症例です。

■はじめに

60才代、男性、アウトドアの趣味、数年ぶりに来院
最近、右肩が痛くて首も回すことも上げることもできない。
昨日は、寝返で痛みが出て、寝不足。

・症状と結果

うつ向き時に左足が長く、骨盤を調整。
背中の1番3番を調整。
肩甲骨周辺の筋肉が、硬直、筋ばりを調整したが
肩、首が痛くて、長くうつ向いていられないので、あお向けにして、首の2番5番を調整。
首、腕、肩の筋肉を調整し、低周波使用すると、いびきをかいて、寝てしまった。
帰りには、楽になっている。

・あとがき

肩甲骨周辺、特に僧帽筋にダメージがあったので、お話していると、
薪ストーブを使いだして、ウトウトと床に寝てしまってから調子が悪い。
床は木製ですが、温まりにくく、背中が冷えたと考えられます。
薪ストーブは、遠赤効果で温まりやすい薄着だったのも影響したようです。

メルマガ 939号より

僧帽筋の冷え

僧帽筋の上部線維が冷えて硬直し、
首が回らない、上げられなくなっていたと考えられます。


僧帽筋の冷え

僧帽筋の中部線維が冷えて硬直し、
肩が動かせなくなったと考えられます。


薪ストーブの床冷え

薪ストーブは、対流で上の方が暖かくなります。
さらに放射熱で、直接温められます。
しかし、床面は、対流や放射熱が伝わりにくく、冷えているようです。
その床で寝てしまえば、冷えて体が悪くなってしまいます。

薪ストーブの写真を見ていると、
中二階のロフトで寝る。椅子の生活。靴を履いたまま。が見られるのは
床が冷えているのに対応していると考えられます。

流行りのキャンプでも、マットに気を使うのは、体のためには大切でしょう。

「冷えは万病の元」、加熱でなく保温で健康を守りましょう。

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「環境 首・肩」