薪ストーブの部屋で、床寝で冷えて肩首を痛めた症例です。
60才代、男性、アウトドアの趣味、数年ぶりに来院
最近、右肩が痛くて首も回すことも上げることもできない。
昨日は、寝返で痛みが出て、寝不足。
うつ向き時に左足が長く、骨盤を調整。
背中の1番3番を調整。
肩甲骨周辺の筋肉が、硬直、筋ばりを調整したが
肩、首が痛くて、長くうつ向いていられないので、あお向けにして、首の2番5番を調整。
首、腕、肩の筋肉を調整し、低周波使用すると、いびきをかいて、寝てしまった。
帰りには、楽になっている。
肩甲骨周辺、特に僧帽筋にダメージがあったので、お話していると、
薪ストーブを使いだして、ウトウトと床に寝てしまってから調子が悪い。
床は木製ですが、温まりにくく、背中が冷えたと考えられます。
薪ストーブは、遠赤効果で温まりやすい薄着だったのも影響したようです。
僧帽筋の上部線維が冷えて硬直し、
首が回らない、上げられなくなっていたと考えられます。
僧帽筋の中部線維が冷えて硬直し、
肩が動かせなくなったと考えられます。
薪ストーブは、対流で上の方が暖かくなります。
さらに放射熱で、直接温められます。
しかし、床面は、対流や放射熱が伝わりにくく、冷えているようです。
その床で寝てしまえば、冷えて体が悪くなってしまいます。
薪ストーブの写真を見ていると、
中二階のロフトで寝る。椅子の生活。靴を履いたまま。が見られるのは
床が冷えているのに対応していると考えられます。
流行りのキャンプでも、マットに気を使うのは、体のためには大切でしょう。
「冷えは万病の元」、加熱でなく保温で健康を守りましょう。