カイロで健康

スコップ作業 雪かき・肩腕 2012年

スコップ作業の中で、雪かきがあります。
2012年の大雪の症例から特徴を考察してみました。

2012年は、雪がたくさん降り積もりました。
雪かきに慣れている地元の人も、屋根雪を下ろすようになると、肩や腕の痛みで来院されます。

2012年の特長は、右手が痛くて上げられない そこで、例年となにが違うのか考察してみました。


右肩と腕の痛み

患者さんの右肩・腕の、大胸筋、大・小円筋、広背筋が特に痛んでいました。
その中でも、腕から伸びている、広背筋の一部に弦のような強い硬化がありました。
その部位を、施療する事で、肩の動きは戻り、痛みも改善しました。

腰痛で来院された患者さんなども、みなさん右肩は同じようになっていました。


スコップで叩きながらの雪かき

2012年は、雪が降り続き、その後、日中に気温が高くなりました。
夜には、氷点下まで気温が下がり、雪がカチコチに凍ってしまいました。
そのため、路面は数センチのアイスバーンになり、軒先では、例年になく大きいつららを見ることが出来ました。

今年は、凍り固まった雪を、スコップでたたきながら雪かきをする事が、例年より、多かったため、右手が痛くて上げられない、症状が多かったと考えられます。


動作を見ると、

左手は、添えているだけで、力は使わないので、問題はないようです。
右手は、大きく振り下ろし、肩の動きが大きく、上から押さえ込んで力が入っているのが見られます。
この動作では、力を出す広背筋が主に作用しています。
その広背筋の、肩に行っている部位が弦のような強い硬化を生じたと考えられます。


スコップは、

症例にある、鉄スコップは、力を使う大変な雪かきです。

凍り固まった雪かきは、肩・腕を痛めやすいので、
休憩を多めに取って作業しましょう。

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