カイロで健康

第2の心臓もみ

第2の心臓もみの患者さんが続きましたので考察してみました。


ふくらはぎもみで膝痛

1、膝が伸ばせなくて、痛くなってきた患者さんが来院されました。

第2の心臓もみは、ふくらはぎの部位をもまれるようです。
その部位の筋肉は、ヒラメ筋と腓腹筋になります。

ヒラメ筋は膝の下に着いており、膝の動きには直接影響はありません。
腓腹筋は膝の上に着いていますので、問題を起こして、膝が伸ばせなくなったと考えられます。

触診では、踵部位より、膝に近い部位の硬直が診られたことから、谷の部位である腓腹筋の中央、
さらには、膝裏を、もみすぎていたようです。

そのため腓腹筋の硬直により、膝関節のバランスが崩れ膝関節のズレが生じて膝が伸びなくなり痛みが出たと思われます。


ふくらはぎの関連痛で足底痛

2、次に踵が痛くて、歩けなくなってきた患者さんが来院されました。

第2の心臓もみで、ツボを意識してもんでいたようです。
ヒラメ筋、腓腹筋は、足の裏までは、行っていないので筋肉の痛みでは無いと考えられます。

ツボ押しで、関連痛として、踵に痛みが出ていただと思われます。


■はじめに

70歳代、女性、主婦、久しぶりに来院。数日前から右膝が痛い。

・症状と結果

右仙腸関節、腰の骨1番3番を調整。右膝、足首を調整。
帰りに、歩いても痛み無く改善。

7日目、3日楽だったのに、また痛くなってきた。膝関節がズレている。
2,3ヶ月まえから、変わったことはありませんか、
椅子、履き物、敷物、寝具、同じで問題は見当たりませんでした。
膝内部が微妙に腫れている。揉んだりしてませんよね?
第2の心臓もんでます。??ふくらはぎ、足をお風呂で揉んでいる。
いつから? 2ヶ月ぐらいなりますか、これのようです。

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ふくらはぎもみで、前屈姿勢

3、もんでいる姿勢から腰痛が生じていたようです。

膝下の筋肉が、骨盤や、腰の骨に影響を与えて腰痛を引き起こすとは、考えにくく関連性が、判りません。

そこで、もんでいる姿勢を撮影してみたところ、三角座りの姿勢になります。
この姿勢で、手をふくらはぎに持って行くと、上体は前に屈む姿勢になり、腰に大きな負担がかかっています。
この姿勢を続けることで腰背部に負荷が集中して、腰痛を引き起こしたのでは無いかと考えられます。

実際にこの姿勢をしていると、腰がだるくなり、腰に負担がかかっているのを実感できます。

第2の心臓もみは、もみすぎ・ツボ押し・もんでいる姿勢に気をつけましょう

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