旧 腹筋運動で腰を痛めた症例を、考察してみました。
50歳代、女性、事務仕事、年に数回来院
お腹を引っ込めようと腹筋運動をしていたら、
腰の痛みが取れなくなってきた。
うつむき時、左足が10mm長く、骨盤を調整。
いつもにない、腰の骨5番が大きくズレているので調整。
首の骨1番7番も調整。
帰りには、腰を動かしても大丈夫。
ロッキーの音楽に合わせて、腹筋運動をして、映画のように、上半身を左右に振っていたようです。
最近は、腹筋運動(クランチ)は、曲げないように変わってきたようですね。
腰の骨や、骨盤には、強く曲げない方が、いいようです。
腹筋運動の曲げる動作で、仙腸関節に無理がかかり痛めたと考えられます。
腰椎5番は、曲げる動作には、強いのですが、多少は無理がかかっていると考えられます。
関節に負担をかけないように、強く曲げないへそのぞきや、体幹を意識し動かさない腹筋運動に変わってきているようです。
お腹の斜め、横の筋肉を鍛えようとする動作ですが、
特に腰椎5番は、回転できないので左右に振ることで大きな負担がかかり痛めやすいと考えられます。
曲げる、左右に振る、どちらの動作も、仙腸関節、腰椎5番に負担がかかり関節を痛めやすい腹筋運動だと考えられます。
筋肉を鍛えるときは、関節を痛めないようにトレーニングしましょう。