カイロで健康

ヘルニア 症例1

ヘルニアの診断を病院で受けた患者さんが、
MRIの写真を持参されたので考察してみました。


腰の骨ヘルニア

整形外科でヘルニアと診断された患者さんがみえました。
MRI写真の丸を見てください、左から何か飛び出しているのが見られます。
一つ上の正常な状態と見比べるとよくわかるります。
この写真で見る限り腰の骨5-4間がヘルニアしています。

そこで整形外科テストをするとヘルニア徴候は、はっきりと出ませんでした。


次にカイロプラクティック的検査をしたところ腰の骨5番の変位が出ました。
施療として腰の骨5番の変位を、修正し、2週間で3回の施療を行い痛みが消失しました。

しかし変位が正常に戻らないので日常の生活条件を問診していると、腰痛が出た1ヶ月前に、ソファーを購入したそうです。
そのソファーは腰部が沈み込み背もたれが傾いた形状でしたので腰部への影響が大きいので、使用を止めてもらいました。

その後痛みもなく入院・手術はしませんでした。
ヘルニアで脊髄神経が圧迫されているのは、事実ですので、腰部の筋肉強化のため毎日散歩を実行しています。

この場合ヘルニアはしていますが、ヘルニアで痛みが出ているのではなく、
腰痛の原因は新しく購入したソファーに座ることで腰の骨変位が発生して腰部の筋肉に負担が加わり痛みが出たものです。


追記
この患者さんは、1年半後に、交通事故に合われて、腰の骨のMRIを撮ったところ、ヘルニアが消失していたそうです。
現在の説では、ヘルニアは、吸収されるのでは、と言われています。
今後の研究に期待がかかりますね。

ヘルニアの手術の前に手技で対応できるか検討されることをおすすめします。

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