■はじめに

60才代、介護職、年に数回来院
足の裏が痛くて、足を引きずっていたら
腰と肩が痛くて仕事に支障が出てきたので診てほしい。

・症状と結果

うつ向き時に右足が短く骨盤を調整。
足を診ると、ふくらはぎが、硬直している。
足首や膝の関節周りが、硬いが、浮いたような気がする。

お話していると
介護現場で、かかと体操をしていたので、
私も、骨密度を良くしようと、キッチンでかかと体操を
がんばってから、足が痛くなったそうです。

足の筋肉を調整後、関節を調整。
腰の骨1番、首の骨は、1番2番を調整。
ここにも衝撃が加わっていたようです。

帰りには、歩いても大丈夫。
腰肩も楽になっている。

・あとがき

かかと体操は、かかとに強い衝撃を、沢山加えるほどいいと考えたようです。
そこで、フローリングのキッチンで、スリッパを脱いだ素足の状態で、
料理や食器洗い中に、かかとをトントンと打ち付けていたそうです。

腰や首の関節にも影響していたのは、
年齢と共に関節の柔軟性が少なくなり、衝撃力の吸収が減って
首や背中にも影響を及ぼしていたと、考えられます。

メルマガ967号

• ふくらはぎは、かかとを上げる運動により筋肉が疲労して痛みが出たようです。
• 足首や膝、股関節は、打ち下ろした時の衝撃力で、軟部組織を痛めたと考えられます。
• 胸椎12番、腰椎1番は、尻もちで圧迫骨折を起こす部位です。
  足で吸収しきれない衝撃力が、加わり痛めたと考えられます。
• 首の骨1番2番は、体全体に伝わった衝撃力が、重い頭に挟まれて、痛めたと考えられます。