柿の食べ過ぎで、腰痛になった症例を考察してみました。
50歳代、男性、会社役員。腰から腹部にかけて、2日前からだる痛くて来院。
腰の骨と骨盤に大きな変位はなし。
腹部の筋肉が硬直。
腹部の筋肉を調整後、帰りには改善
今年は柿が豊作。
患者さんは柿が大好物で、毎日食べていました。
さらに干し柿が出来あがり一緒に5個〜10個は、食べていたそうです。
右腰痛と背部(腰の骨1番周辺)のだるみが有ります。
腰の骨変位や、骨盤変位が、ほとんどありません。
腹部の回盲弁周辺に広くシコリが発生しています。
軟部組織テクニックでシコリは、解消。
その後、腰痛も改善します。
臨床経験から、1回で、5個以上食べると腰痛になる事が多いようです。(干し柿も含みます)
毎年数名の患者さんが来院され、豊作の年には、患者さんが増えます。
●回盲弁は、小腸から大腸へ行くところに、逆流防止をするための弁です。
カイロプラクティックの内臓反射テクニックでは、回盲弁シンドロームと言われ腰の骨1番に結節が発生、右手が上げにくくなります。
虫垂炎と間違わぬように注意して施療してます。
柿は、「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われる薬効のくだものです。
さらには、「柿はお腹が冷える」とも言われます。
干し柿には下痢を止める効果もあるようです。
その事からも、たくさん食べれば腸の動きが悪くなり腹部の硬直を引き起こし腰痛症状が出ると考えられます。
私も、利尿作用、便秘、を体験しています。
柿の食べすぎには、注意しましょうね