カイロで健康

緑茶脱水

春先から夏・秋にかけて、患者さんから「足がつるんですが」とよく相談されます。
足の筋肉が、浮腫していますので、水分不足(かくれ脱水)では、とお話しすると、
緑茶で水分補給している患者さんが、本当に多いです。
そして、「健康のために」とみなさん言われます。
カイロプラクテックの臨床現場から、緑茶脱水として考察してみました。


足の触診でむくみ

臨床では

触診検査していると、足がむくんで、プニュプニュした感じがします。
少し押さえると、戻ってこない、ジャムのような感じがします。

また、逆に、硬くなって干からびた感覚の時もあります。
触診部位としては、足の筋肉ポンプ作用の部位、足静脈瘤が出やすい、伏在静脈周辺が、むくんでいるように感じられます。
このとき、ホーマンズサインが、診られることがあるので、血栓ができやすい脱水状況になっていると考えられます。


なぜ緑茶だけのんで、かくれ脱水になってしまうのでしょう。

「アルコールやカフェインを含む飲み物は、おしっこを増やし体内の水分を出してしまうので、水分補給としては適しません。」と知っている患者さんも多く見えます。
カフェインは、コーヒーだと思い、緑茶に、カフェインが多いのを気がついていないようです。
さらに、会話の中から、「緑茶は、健康によい、がんの予防になる。」とみなさん言われます。

つまり、緑茶を飲んでるから、健康、水分もとっている、いいことずくめだと考えています。
また、カフェインの利尿作用で、おしっこが出るので、水分が足りているように思えてしまいます。
そのため、緑茶だけ飲んで、緑茶脱水を引き起こしていると考えられます。


緑茶で水分補給している患者さんが、多いように感じるのは。

施療院に来院される患者さんは、健康意識が高い人だと考えられます。
そのため、健康情報に敏感で、身近に実践していると考えられます。
ですから、緑茶の健康情報から、緑茶だけで水分補給している患者さんが、多く感じると思います。


施療での会話

施療中に「足がむくんでいますから、水分補給に気をつけてくださいね。」


腰の骨4番5番と仙腸関節

・カイロの施療として

足のむくみが診られる事から
ひらめ筋、腓腹筋など神経支配は、腰の骨5番から仙椎3番。
膝窩筋など神経支配は、腰の骨4番から仙椎1番です。

つまり

腰の骨4番、5番、仙腸関節のズレを検査し、問題があれば調整します。
膝や足関節も検査、調整します。


緑茶で、かくれ脱水になっているかも、
おじいちゃん、おばあちゃんには、特に気をつけてあげましょう。

カイロで健康
「臨床」