健康食品で首痛で回らない症状が出ていたと考えられる臨床例を考察してみました。
60歳代、女性、3時間ほど立ち仕事
半年前から、首が痛くて回せない、特に右に回せない。
うつむき時、左足が20mm長いが、腰は痛くない。
左仙腸関節調整。
首の骨は、思ったよりズレが少ない。首の骨1番2番を調整。
動かさないため、首、肩の筋肉が硬直しているので調整。
2回目、5日後、あまり変わりない。
うつむき時、前回と同じように左足が20mm長い。
どうも、腹部からひねられている感じがするので、お話ししていると。
健康食品を毎食10錠、つまり1日に30錠飲んでいる。
取りあえず止めてもらい様子を見ることにしました。
左仙腸関節、首の骨1番2番、腹部の筋肉を調整。
3回目、11日後、首が少し回るようになってきた。
うつむき時、左足が3mm短い、体のひねりは良くなっている。
左仙腸関節、首の骨1番2番調整。
4回目、17日後、首が突っ張る感じがするが、回るようになった。
うつむき時、足はそろう。首の骨1番、2番、5番を調整。
筋肉を調整後、突っ張る感じも少なくなり、施療完!
患者さんは、免疫を上げ、コレステロールを下げるため飲んでいたようです。
野菜と同じような感覚で、たくさん飲んだほうが良いと思っていたようです。
安全性では、下痢、疝痛、ガス、吐き気、などと書かれていることから
腹部のねじれを生じ、そのねじれを補正するための首がねじれ固定化したのでは無いかと思われます。
半年以上も、首が回らず、大変困っていたようです。
4回目の時には、笑顔で、「こんなに回るようになりました」と言われたのが、印象にのこる症例でした。
健康食品で首が回らなかったと考えられる症例は、腰痛が伴っていました。
今回の症例は、腰がねじれているのに腰痛がなく、首が回らなくなっためずらしい症例でした。
思った効果がないのに、飲み続けるのは、気をつけましょう。