●お腹の背面の筋肉が冷えて縮んだままになると、腰が痛い、足が上げられない、股関節や膝の前が痛いなどの症状が出て来院されます。
■症例として●お腹の背面には、
右側に示す腸腰筋があります。
腸腰筋が冷えによって、硬直・短縮すると、足の付け根が痛くなったり、足が上げにくくなります。
骨盤にも付着しているため、仙腸関節のずれも生じさせます。
左側に示す腰方形筋があります。
腰方形筋は、腰の骨5番をまたいでいるので、側屈時に腰の骨5番に力が集中してずれを生じさせます。
腰が痛い、足の後ろの痛みを生じます。
腸腰筋や腰方形筋は、腰の骨1番や背中の骨12番、12番肋骨の、1カ所に集中するように付いています。
そのため、腰の骨1番、背中の骨12番には力が集中してずれを生じさせます。
さらに
腰の骨1番、背中の骨12番から出る神経は、足を上げる動作に影響するので、足を上げにくい症状の場合、重点的に検査、調整をします。