乳児股関節脱臼で足長差があります。
その影響による、足、腰の慢性的な痛みが、施療と足底板で改善した症例です。
30歳代、女性、事務仕事
慢性の左腰痛、最近に左足が痛くなってきた。
乳児に股関節脱臼をしている。レントゲンで、浅いと言われている。
うつむき時に、左足が40mmも短い。背骨の湾曲は少ない。
左股関節、左足の筋肉が硬直している。
2回目、7日後、腰も足も3日目ぐらいから楽になりました。
足底板を5mm使ってもらいました。
5mmあると中敷きでは難しいので、底に使用してもらいました。
いきなり5mmは、大きいのですが、違和感を感じてなかったので使ってもらったところ、2日ほど筋肉の張りがあったようです。
2回目の時には、足の筋肉の張りもなく、痛みの再発もありませんでした。
足の脱臼は、おばあさんが宗教の所に連れて行ったときに、女の子だから足を伸ばしてまっすぐにしなくては、と、
引っ張ったときに、左股関節が脱臼したそうで、おばあちゃんから話を聞いていました。
初検時には、うつむきで左足が40mm短い状態でした。
施療により左足が15mm短い状態になり、うつむき時に骨盤は水平になりました。
うつむき時に、15mmあったので、1/3の5mmを使用してみました。
骨盤の水平は保たれ、足の違和感もありませんでした。
一度に5mmの調整は、大きいので、3mmにしてみたところ、骨盤が下がり患者さんも腰が下がっている感覚でした。
また、8mmにしたところ、骨盤が上がり、患者さんも足に違和感を感じました。
そのため 5mmを選択しました。
今回は、背骨のカーブは、きれいだったので、骨盤の傾斜を中心に足底板の厚さを検討した症例です。
カイロの施療と足底板で慢性的な症状を改善させましょう。