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構造的に足長差がある場合に、足底板を使用すると症状が改善、安定することがあります。
足底板の厚さでどのように変化するか見てみました。
患者さんは、右の足首に手術がしてあり、右足が構造的に短くなっています。
また足首が動かないので右のひらめ筋が痩せているのが見られます。
床に直接立った状態です。
黄色のラインは骨盤の上辺を結んであります。右が下がっているのが解ります。
黄緑のラインは、手首を結んでいますので、上半身、特に肩の傾きを見ていると言えます。
この場合やや右が下がって見えます。
右足が短いので、3mmと5mmの足底板を使用した写真です。
3mmで、骨盤がかなり水平になっています。
5mmで、ほぼ水平になっています。
2枚とも手首の傾きは変わっておらず、肩までは影響を与えていないと考えられます。
この場合、5mmが最適だと思われます。
さらに8mmと10mmと足底板を高くしてみた写真です。
8mmでは、骨盤は、水平を保っています。
しかし、右腕がさがってしまい、肩に影響をおよぼして、矯正しすぎだと、考えられます。
10mmでは、骨盤も右が上がってしまい、完全に、矯正しすぎが見られます。
カイロの施療で正常な状態に戻した後に、足底板を使い症状の再発を防ぎましょう。