網膜剥離の手術後で、うつぶせ状態が長く続きます。
その後、肩こり、首痛、頭痛の症状で来院される患者さんの症例を考察してみました。
50歳代、男性、金融関係
3ヶ月前に網膜剥離の手術をしてから、首が痛くて回せない
肩もガチガチで痛む。
眼科の先生のokが出たので来院。
首の骨2番と5番を調整。
衝撃を加えないようにカウンターストレインを使用。
肩首の筋肉、特に、頚板状筋、頭板状筋が硬直。
これも強い力を加えないよう、ソフトなテクニックを使用。
帰りには、首もスムーズに回せられる。
肩も楽になって、施療完。大変な手術をされたので、体をお大事に。
網膜剥離の手術後に来院されることは、過去に何人もあります。
術後の体勢が、うつむき、何日も続くので、肩首を痛めるようです。
網膜剥離は、目だけの問題だと患者さんは思っているようです。
そのため年末の掃除や、雪かきをしようとしていました。
体が、弱っているので、無理しないように、釘をさしておきました。
網膜剥離の手術後は、1週間ほどうつぶせ寝の体勢が続きます。
うつぶせ寝のため、首の後ろの、頚板状筋や頭板状筋が、頭を支えています。
頚板状筋は首の骨2番を、
頭板状筋は首の骨5番に負担がかかり、ズレが生じると考えられます。
網膜剥離の手術後、肩こり、首痛、頭痛が良くならないときは、
網膜が安定してから、カイロプラクティックで、首の骨、肩の筋肉などを調整されると良いでしょう。