カイロで健康

足底板

構造的に足長差がある場合に、足底板を使用すると症状が改善、安定することがあります。
足底板の厚さでどのように変化するか見てみました。
右足首の手術で右足が短い、筋肉のやせ
床に直接立った状態で背面から診てみました。
患者さんは、右の足首に手術がしてあり、右足が構造的に短くなっています。
また足首が動かないので右のひらめ筋が痩せているのが見られます。

床に立った状態で右骨盤がさがっている
黄色のラインは骨盤の上辺を結んであります。
右が下がっているのが解ります。
黄緑のラインは、手首を結んでいます.
上半身、特に肩の傾きを見ていると言えます。
この場合やや右が下がって見えます。

右足3mm足底板でやや改善
●右足が短いので、3mmの足底板を右に使用した状態です。
骨盤がかなり水平になっています。
手首の傾きは変わっておらず、足底板は、肩には影響を与えていないと見られます。

右足5mm足底板が最適
●右足が短いので、5mmの足底板を使用した状態です。
骨盤は、水平になっています。
手首の傾きは変わっておらず、足底板は、肩には影響を与えていないと見られます。

この場合、5mmが最適だと思われます。

右足8mm足底板では肩にまで影響
■さらに8mmに足底板を高くしてみた状態です。
骨盤は、水平を保っています。
しかし、右腕が下がってしまい、肩に影響をおよぼしています。
矯正しすぎだと、考えられます。

右足10mm足底板では骨盤も上がる
■さらに10mmと足底板を高くしてみた状態です。
骨盤も右が上がっています。
右腕も下がってしまい、肩に影響をおよぼしています。

矯正しすぎると、足腰だけでなく、肩まで影響をあたえてしまい、
症状の悪化が生じると予想されます。

カイロの施療で正常な状態に戻した後に、足底板で症状の再発を防ぎましょう。
カイロで健康 「臨床」