カイロで健康

クラッキング音2 P1


「関節クラッキング音の
音響測定による一考察」
マニュアルメディスン系国際情報誌
マニピュレーション bT5に掲載
(残念ながら、出版社閉鎖)
本 マニュピュレーション

1.はじめに

1)関節のクラッキング音は、施療時に「ポキポキッ」と発する音です。
 この「クラッキング音」は、1947年にイギリスで実験が行われており正体は、 キャビテーション現象といわれています。
 キャビテーション現象は、1947年の20年前に発見されており現在も流体力学として現在も研究され続けています。
 この「クラッキング音」をパソコンで測定したので報告します。

2)「クラッキング音」の音としての解析経緯
連続音の解析は、時間軸解析は、オシログラフで見ることができるので古くから行う事ができました。
周波数軸での解析は、難しく、初期においては連続音を周波数毎に分けるために多くのフイルタを使い解析していました。
しかしクラッキング音の様な単発音の解析は、フイルタでは解析できませんでした。
そこで単発音を解析するため、1920年にフリーエ変換アルゴリズムが発表され以来研究されてきましたが実用的ではありませんでした。フリーエ変換アルゴリズムは、単発音を細かく分解し周波数毎に組み直す計算方法です。
1980年代になって録音技術や半導体技術が発達した事でフリーエ変換アルゴリズムが実用になり FFT(高速フリーエ変換)として実用化されました。しかしFFTは、非常に高価な機械であり一部の研究機関でしか使用できませんでした。
1990年代後半に、コンピュータの著しい発達によりFFTがパソコン上で使用できるようになり「クラッキング音」の様な単発音の解析が身近にできるようになりました。

3)クラッキング音の定義
関節を牽引・屈曲・伸展したときに「ポキ」と音がする現象。
関節の牽引によって、負圧になっている関節腔の内圧がさらに下がり、滑液中の溶解している各種の物質が瞬間的に気化し関節腔内で気泡が生じる。(二酸化炭素とも窒素とも言われている) その後滑液が低圧域に急激に流れ込む事で気泡がはじける。(キャビテーション現象と言われている)この気泡がはじける音がクラッキング音であると言われています。
これを定義づけた実験の内容は、1947年イギリスの解剖学者ロストとハイネが、「中手指関節のクラッキング」として発表しました。その内容は第三中手指節関節を牽引し、距離と荷重を計り連続レントゲン写真を撮った実験です。

4)実験のまとめ・・・・・図1、図2
  1. 8kgまで1.8mmの距離であった。
  2. 8kgから急激に4.7mmになりクラッキングが発生した。
  3. その時レントゲンに関節腔内に黒い影が見られた。
  4. 18kgで5.4mmの距離になった。
  5. 牽引を戻すと滑らかに初期の値に戻った。
  6. 再び牽引するとクラッキングを伴わず滑らかに解離した。
  7. クラッキング以前より容易に解離した。
図1実験結果図
図2 実験グラフ

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