カイロプラクテックの検査方法で足の長さの左右差(短下肢)を測定するレッグチェック検査方法があります。
短下肢が、腰痛を表しているのか考察してみました。
●レッグチェック検査は、カイロプラクティック独特の検査方法で
「トムソンテクニック」「アクチベータテクニック」などで使用します。
■検査方法は、
足の踵やくるぶしで左右の足の長さを診ます。
●カイロプラクテックでは、短下肢を診ます。
そこで腰痛で初めて来院された患者さんの左右どちらの足が短いかまとめてみました。
サンプル数は、約4000件
■結果は、右短下肢の方が、多い結果になりました。
●短下肢が、仙腸関節の動きを表しているのか考察してみました。
●仙腸関節の動きが腰痛を起こしていると仮定します。
仙腸関節の動きをモーションパルペーションと言う検査で診てみました。
全体では左の仙腸関節の動きが悪い方が、78%と多い。
左短足で、仙腸関節の動きが悪い方は、
左仙腸関節の動きが悪い(腰痛)が、66%と2/3を占めている。
右短足で、仙腸関節の動きが悪い方は、
右仙腸関節の動きが悪い(腰痛)が、13%ほどしかない。
言い換えると、左足が長い、左の腰痛は、87%と多い。
●上記結果とまとめると
短下肢が仙腸関節の動き(腰痛)の左右を表しているわけではない。
レッグチェック検査は、短下肢だけで左右の判断せず、他の検査も合わせた方が確実である。