カイロで健康

特異日

急性腰痛の特異日、を考察してみました。

14年分、11月急性腰痛の統計

はじめに
感覚的に、11月は季節の変わり目なのが原因か、急性腰痛がまとめて出るように感じましたので、統計を取ってみました。

過去1997年から2011年(2007年除く)14年間。
11月の急性腰痛の患者さんを、統計してみました。
すると、8日と27日に、明らかに患者さんが、多いのが見られました。
これは、季節の変わり目、気温に関係ないか、見てみました。


11月の気温(彦根気象台より)

8日は、平均11.9度、27日は8.1度です。
温度差は、10度と同じようです。
この温度を、元に、1日から30日まで、急性腰痛のデーターと照らし合わせた結果。
気温は、大きく関係は無いと思われます。

では、この11月の飛び出したデーターは、何を意味するのか?
気象用語にある、特異日、だと考察してみました。

ベースデーターは、過去1997年から2011年(2007年除く)14年間。
急性腰痛で来院された数を、月別に、日ごとに集計しました。その最大値を、元に正規化してあります。

その結果、いくつかの月で、飛び出した日が見られます。
飛び出た日が、特異日だとする、基準を考察しました。
平均値+3σ(標準偏差*3)の値、全体の99.7%ではすべての値が、収まってしまいました。
平均値+2σ(標準偏差*2)の値、全体の95%で見てみると、6ヶ月が、そのラインを超えていました。
そこで、平均値+2σ値が、1以下で、値を超えている日を、急性腰痛特異日としてまとめてみました。


1月の急性腰痛特異日は、ありません。
2月の急性腰痛特異日は、ありません。

3月の急性腰痛特異日は、5日。
4月の急性腰痛特異日は、13日、24日。

5月の急性腰痛特異日は、25日。
6月の急性腰痛特異日は、3日。

7月の急性腰痛特異日は、ありません。
8月の急性腰痛特異日は、ありません。

9月の急性腰痛特異日は、16日、21日。
10月の急性腰痛特異日は、ありません。

11月の急性腰痛特異日は、8日、27日。
12月の急性腰痛特異日は、ありません。

来院までの日数、休日、など考慮していので、正確性は、やや欠けています。が、
こんな日もあるんだと、ギックリ腰(急性腰痛)に気をつけるきっかけになっていただければ幸いです。

 
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