「むしむし☆パニック!」 第1話
夏休みの最初の夜、お母さんと山に登りました。 2時間程登ると昔の炭焼き場につきました。そこでお母さんは服を取り上げて、私に穴を掘れと言いました。 何だか解らなかったけど、お母さんがとても怒ったのでとにかく頑張って穴を掘りました。 1メートル程掘ると、お母さんは「そこで正座しなさい」と言いました。 お母さんの目が怖かったから、黙って正座をしました。 すると、私に土を被せ始めました。 驚いて立ち上がろうとすると、凄い剣幕で怒られたから、怖くなって我慢して座っていました。 お母さんは黙々と土を被せ続けて、その姿が恐ろしくて立ち上がれなくなりました 胸まで土が覆われるとお母さんは足で土を踏み固めました。 私は泣きながら、「冗談だよね?」と何度も言いました。 お母さんはただ、「お仕置きだから…、堪忍しなさい」といいました。 そう言うと、私の頭の上にハチミツを垂らしました。 「お仕置きだから…」 そう言って、お母さんは山を下りていきました。 |
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