冷静レビュー
総じて見てみると、やっぱり良い話だったなぁ、と。
なんか終わった後もホンワカ胸に残る感じ。
ここまでくると「エロゲ」「ギャルゲー」っていうか「作品」っていう呼称の方が合うかも。
彼女と仲良くなって恋仲になる。基本的に鬼畜以外のエロゲっちゅうもんはそんなんで
前作Kanonも一応、そういうスタンスを残しつつ、って感じだった。でもAIRはその辺を押さえて、翼を持った少女を中心とした
長きにわたるストーリー自体を追求した話だと僕は感じた。
比べるわけじゃないけどね。新しいカタチ、って事。
色々言われているEDだけど、僕は大好きなんですよ、アレ。
まぁ、最初は「?」だったかもしれないけど
一応深く考えていけば自分なりに答は出たし、納得できたし。
不満が割と多く出てるのは、やっぱり「彼女と愛し合っていつまでも幸せ」なEDを
期待していた人が多いからだろうか。ううむ。
「彼女とラブラブー」ってストーリーを期待してた人は肩すかし食らってるんだろうか。
基本的に主人公はヒロイン達に生じる問題解決には肩を押してるだけだし。
「恋愛AVG」ではないのかもしれない。
「観鈴が可哀想」って言ってる人もいるけど、最後観鈴は笑ってたじゃん…って思うんだよなぁ…
晴子さんも「あんたいつまでこんなところにいるんや」って言ってたし、観鈴の死に
いつまでも落ち込んでるより、しっかりと受け止めた方がいいのでは。
少なくとも最後の少年少女の行く先には希望が見えると思うんだな。
ああ、なんかしんみりしてきた上に言葉使いがクサくなってきた。
終わろう。