第二の人生を豊かに
不動産投資術〜投資は長期的成長の手助け〜

不動産収入は不労所得？　投機と投資は別モノ

　日本ではまだまだ不労所得に対するイメージが悪いようです。「金持ち父さん貧乏父さん」という本でそれは誤解だと気が付いた人が多いのですが、いまだに楽して儲けるのは良くないという考えの方が多いようです。身体を動かしての労働がすばらしく、知働き、気働きを尊いものとしています。しかし、ここは投資と投機の違いをきちんと理解していないための誤解があるように思います。
　投機の目的は自分が儲かることです。株の短期売買などは、ちょっとの儲かるポイントを見つけて利益を上げようとします。勝って儲ける人がいる一方で、読みが外れて損をする人もいます。ゼロサムゲームです。それに対して投資の本来の目的は社会の成長への貢献です。お金を必要としている事業に投資することによって、その商品・サービスがユーザーへ提供され、投資家には配当として還元されます。

頭脳に汗かきリスクを取る

　不動産投資も短期の転売でキャピタルゲイン目的はデイトレと同じく投機になってしまいますが、長期の場合は原則インカムゲインを基本に考えるので極めて健全です。また、不動産投資も頭脳に汗をかき、リスクを取るある意味立派な労働だと思います。良い立地に、良い建物を、良い価格で賃貸することによって、借りる人に評価されます。借り手がいない立地に建物を造っても評価されません。世の中のニーズをマーケティングして、勉強し、頭を使わなければなりません。古いビルをリノベーションして、付加価値を付けることも投資です。かけたお金に対して、それ以上のリターンがあると考えて実行します。
　これは銀行の融資と一緒です。利ざやで儲けて汚いという人もいますが、そのお金が必要な人・企業に融資し、経済成長の手助けをしているのです。
　投資には必ずリスクがあります。リスクを取って果敢にチャレンジすることは誰にでもできることではないので価値があります。不労所得を批判するのは、リスクを取る勇気がなく行動しないための言い訳です。

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