宅建学習法
夏休みスペシャル 悪徳流必勝法を伝授
「省エネ学習」で効率よく!

 夏休みスペシャルとして、宅建試験学習法を紹介しよう。特に、「それなりに勉強しているつもりだが、結局受からない不器用な人」向けに、今日から大逆転を狙う裏ワザ学習法を伝授したい。
 どんな試験も合格には秘訣がある。少なくとも、勉強時間は限られているから無駄を省いていかに効率よく合格点を超えるかが鍵になる。

民法を捨てる

 宅建試験は、「民法」「法令上の制限」「宅建業法」の3分野からなるが、すべて修めようとすれば時間が足りず、理解は浅くなる。
 出題は50問。35問正解すれば落ちることはない。
 そこで、1分野を捨てるよう勧める。
 荒っぽい話だが、2分野で20問近く稼げば、あとは例えば全部「1」を塗りつぶしても確率的に4〜5問は取れる。
 で、何を捨てるかだが、民法を捨てることをお勧めする。民法は、自分では理解できたつもりでもちょっと問題をひねられたらパニックに陥る。
 それに対し法令上の制限は数字だけ記憶していれば嫌でも正解するし、業法は勉強すれば満点を取れるうえ、今年の試験から出題数が増えて20問となり、はずせないからだ。
 学習の順番も重要だ。
  民法は「理屈」であって、一度覚えたら忘れることはあまりない。法令上の制限は「記憶」だから、初期に勉強すると忘れてしまう。業法は「理屈7割、記憶3割」だからほぼ中間。従って1分野を捨てるとしても、民法・業法・法令上の制限という順番で学習する。1つの分野を終えてから次の分野に進むのが鉄則だ。

繰り返し過去問を

 直前1ヶ月くらいは、過去問を繰り返し勉強する。問題の出し方は変わっても、出題の意図は変わらないし、選択肢で使われた表現は何度も使い回されているから、表現に慣れる意味もある。
 本試験の際は、法令上の制限・業法・民法の順で解くこと。民法で手間取り、日頃の勉強の成果を発揮できなくなる危険性があるからだ。
 「1分野を捨てるような怠慢な人が、他の分野はしっかり勉強し、満点を取るなんてムリ!」との声も聞こえる。しかし、かつて、住宅メーカーの宅建講師wさせていただいた経験では、本試験の半月前の模試で20点しか取れなかった人が、この方法で一発合格している。全うな勉強はもちろん大事だが、言わば省エネと言える「悪徳流」(笑)も試してほしい。


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