収益力・換金力・節税力がカギ

資産の組み換えを

 相続対策の原則は、1に「分割」、2に「納税」、3に「節税」です。この優先順位を間違えて失敗する事例が驚くほど多いのです。
 節税対策で、採算性の悪い賃貸マンションやアパートを建ててしまったために、遺産分割ができずに兄弟でもめたり、納税するための資産がなくなったり、最悪の場合、ローンの支払いができなくなったりと、後悔した話は山ほどあります。
 そのような相続対策は、建築会社や銀行の利益には貢献したでしょう。しかし、大きな借金をかかえ体調を崩し、命を縮めてしまいました。
 相続人もその返済に頭を痛めています。節税優先の従来型の相続対策は、被相続人、相続人のどちらのためにもならず、ストレスを増やすだけです。

対策はシンプルに

 本質的な相続対策は、不良な資産を現金化するなり、優良な資産に組み換えて相続人に分けられるようにしておくことです。きわめてシンプルな話なんです。良い資産設計で相続問題の80%は解決します。
 では良い資産というのは何でしょうか?収益力・換金力・節税力のある資産です。代表的なものに優良な収益不動産があげられます。少ない借金も良い資産例です。分けやすい金融資産もある意味良い資産です。
 その中でも収益力は最も大切で、相続対策は収益対策と考えてもよいくらいです。
 収益力が高ければお金も貯まり、相続税の納税資金もできます。換金力があれば、一部を売って納税資金に充てられます。
 「時価>相続税評価額」の資産に組み換えておけば、節税効果も狙えます。
 収益力・換金力・節税力のある優良資産に組み換えておくこと自体が、そのまま相続対策になっているのです。
 しかも、その相続対策は生前から発揮されます。豊かな人生を送りながら、相続対策もバッチリ。このほうがずっといいとは思いませんか?
 資産管理会社をつくり、資産を徐々に会社に移していけば、実質的に支配しながら相続財産を減らしていけます。このように時間をかけ、資産を優良なものに育てていくのが真の相続対策です。


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