棹づくり

棹づくり

  1. 「棹づくり」のポイントは、一本の角材から、三つの「棹」 (「上棹」「中棹」「下棹」)を分けて取り、それを、もとの 一本の状態にはめこめるように、さしこみ式の細工をす ることにあります。

    この仕組みを「三つ折れ」といいます。

    少しのくるいもなく、ぴったりとかみ合うようにつく らなければならないので、熟練した技術とカンを必要とする、 重要な工程です。

    まず、棹の大きさよりも、やや大きめに加工された角材の中から、 棹に適したものを選び出します。

    選んだ角材の上に、上棹・中棹・下棹 のそれぞれの型を置き、しるしをつけます。

    しるしの線にしたがって、 ノコギリで切ります。

    カンナ・ノミ・小刀などを使って荒削りをし、 形を整えていきます。

  2. 上棹・中棹・下棹の先端の部分に、さしこみ式にするために細工をします。

    この部分を「継手」といいます。

    ふつう、木と木をつぎ合わせる場合には、一方に「ホゾ」という 突起部分をつくり、もう一方に、それを受ける「ホゾ穴」をつくって、 はめ合わせてつぎます。

    三弦の棹づくりでは、両方に、それぞれホゾと ホゾ穴をつくり、さらに、しっかりはめ合わせられるように、みぞを彫って つけます。

    この細工をするには、いろいろな種類のノミを使って、削ります。

    棹は、非常にかたい木を材料として使うので、この細工は、力と技術のいる 大変な作業です。

     

  3.  「天神」「中木」も、それぞれ別に削ってつくります。

    削り終わったら、砥石に水をつけて何度もみがきます。

    表面がなめらかになり、美しいつやが出できます。


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