
「棹づくり」のポイントは、一本の角材から、三つの「棹」 (「上棹」「中棹」「下棹」)を分けて取り、それを、もとの 一本の状態にはめこめるように、さしこみ式の細工をす ることにあります。
この仕組みを「三つ折れ」といいます。
少しのくるいもなく、ぴったりとかみ合うようにつく らなければならないので、熟練した技術とカンを必要とする、 重要な工程です。
まず、棹の大きさよりも、やや大きめに加工された角材の中から、 棹に適したものを選び出します。
選んだ角材の上に、上棹・中棹・下棹 のそれぞれの型を置き、しるしをつけます。
しるしの線にしたがって、 ノコギリで切ります。
カンナ・ノミ・小刀などを使って荒削りをし、 形を整えていきます。
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上棹・中棹・下棹の先端の部分に、さしこみ式にするために細工をします。
この部分を「継手」といいます。
ふつう、木と木をつぎ合わせる場合には、一方に「ホゾ」という 突起部分をつくり、もう一方に、それを受ける「ホゾ穴」をつくって、 はめ合わせてつぎます。
三弦の棹づくりでは、両方に、それぞれホゾと ホゾ穴をつくり、さらに、しっかりはめ合わせられるように、みぞを彫って つけます。
この細工をするには、いろいろな種類のノミを使って、削ります。
棹は、非常にかたい木を材料として使うので、この細工は、力と技術のいる 大変な作業です。
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「天神」「中木」も、それぞれ別に削ってつくります。
削り終わったら、砥石に水をつけて何度もみがきます。
表面がなめらかになり、美しいつやが出できます。