明治以降、海外から日本に持ち込まれたが、なぜか彦根周辺にしか残っていない木製のゲーム盤「カロム」。城下町という取り込んだ文化を守り育みやすい地域の特性と、半世紀以上にわたり地道に製作に携ってきた木工所の存在が、この地で遊び継がれてきた背景にあり、特にお正月は家族・親類が集まって、地蔵盆では町内の腕自慢の子供達がおはじきとビリヤードの合体したようなこのゲームに熱中します。また、今風の使われ方として手先のリハビリ用、塾の休憩時間のリフレッシュ用にと、多彩になってきました。参加者が800名を超えるカロム日本選手権大会の開催や、カロム協会設立と「カロムでまちづくり」の気運が高まりつつあります。写真は自家製カロム盤(昭和24年製作)でひなまつりに遊ぶ子供達です。

 

 

彦根城の別名、金亀城にちなんだ「金亀額」。
コンピューターで割付された建具の図柄
(さくら、りんどう、ききょう、あさんは)
が手作業で組み込まれています。

40年近く使っている槙の木のお風呂は我家自慢の「木の文化」です。木の香りも残り、保温性、肌ざわりがよく、とてもくつろげて、洗剤なしで浴槽の湯アカをきれいに落とせるのも木の風呂の特徴です。

 

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