開催期間: 平成11年第1回守山市議会定例会会議録(第2日)

開催日: 1999/03/12

種別: 質問

タイトル: 街づくりについて

[発言者] 堀井隆彦

それでは質問の機会を得ましたので、一般質問を1点に絞りまして、質問させていただきます。
 もう断腸の思いまできてるような商店街の今現状でございます。私ども、商工会議所によりましても、あるいはまた商店街連盟によりましても、行政と対応することについて本当に何を頼りに、また何を信じてやっていったらいいのかというもたれかけた心ばっかりで、そして結果はなかなか前へ進まないと。このことをこれからまちづくりについて十分に配慮して、商業者と行政がお互いに話し合った道すがらを構築しないと、もう既に議員を今期でもう終わろうとしております、9月で。同じことをこの壇上に上がらせていただいてまちづくりはどうなのか、駅前はどうなのか、東口はどうなのか、西口はどうなのか、北口の玄関はどうなのか、と何回同じことを申し上げても商業者もあるいは行政も含めて、動こうとしてないのが皆さんの目にも触れてると思います。駅前を一つ例にとりましても、電線の地中化だけでございます。あとは民の力を皆さんが結集されて、この4月1日には大きな立体駐車場ができます。ところが現実を聞きますと、停める人がまだ半分以上契約できてない。平均しますと1万3,000円という駐車料金でございます。そうすると、少し遠くてもいいから1万円台という駐車場を探す利用者がいる中で?商業者がそこに駐車場用地を求めようといたしましてもなかなかできないわけでございます。そのことも含めて、再三に商工会の方と、市の商工課に対しまして、駅前の駐車場の建設はいかがでございましょうかと、4年前にも申し上げましたけれども動いてない。そしてまた、去年の9月からですね、まちづくり三法について守山は既に審議会の答申を受けて、すばらしいまちづくりについての諮問書を提出されても、ただされただけでそれをもって県庁へ参りましても、まちづくり三法に対するお答えが返ってこないというのもまた現状であります。その中で我々の目の前に、目にするものはすばらしい人参がぶら下げられて、それを食べに行ったらそれがすぐ上に上がってしまう、またそれを追い求めて行く、人参がある、食べたい、だけど食べられない。そういう現状を何とか私は打開をしていただきたいと思います。で、そんな中で開発の、あるいはまちの活性化について今回、地域振興券というものが県の方におきましても、12月の県会で1億円の補助金が滋賀県183商店街に下りるということで私どもも守山の全体の商業者を2月に、草津県事務所に招聘を受けまして、真水の部分ですばらしい補助金をやると、要するに真水と申し上げますと、100万円の補助を出すけども自己負担は要らんと。普通ですと130万円するか、あるいは70万円で残り30万円にして100万円にするかと、そういう補助金でございますけれども真水の部分であげるというお話がありまして、本当かなあと、そしてもし失敗してですね、そのことにつきまして我々が飛びついた後にそれがもらえないとなったら困るからということで県の中小企業指導課からも4人の職員さんに来ていただいて、各商店街の人たちが聞いていただいたら、いや、絶対につきますと、ところが今申し上げました真水ということが県の方は、183の商店街に通達を出しまして県の予算1億円に対して、各商店街から滋賀県の商店街から上がった要望額が2億3,500万円。県は慌ててびっくりして今回の補正で5,000万円を上積みし、ところが8,000万円近くが足らない。当初お約束をしていただいた25%減のそういう地域振興券に付随するところの、販促事業、そういう苦しさを感じて一方では守山市はやりまっせ守山ということで300万円の予算を組んでいただいて、何とか地域振興券の取り込みを図り、守山の商工用の特に零細商業者の活性化を図りたいというお気持ちは十分にわかるんですけれども、ここでいろんなお話を申し上げてもただただ無に期すような気がするわけでございます。どうぞ、
今までの商業の生業のやり方、花火だけ打ち上げて中身が進まない。もう一度我々商業者の2世に対して十分に呼びかけて、これからの商業のやり方は皆さん方が考えてるほど甘くありませんよということを勉強する機会を与えていただかないと、いただけるもんはいただく、いただいたけれども自分の自己破産なりあるいは店の倒産なりということに、ただ延命になるのみでございます。恐らくこの3月には駅周辺の方でもお店を閉められる方が、私は出てくるやに伺っております。こういうことも含めまして、ぜひとも余談でございますけれども都市計画税でも減免していただいて、何とか商業者の負担を実質的にやって、商業の活性化を呼び起こすと、土台から呼び起こすっていうことに考えていただかないと、私はなかなか難しいと思います。そんな中で参考に申し上げますけれども、今やりまっせ守山の事業で地域振興券の回収率を一生懸命はかっております。大型店が、恐らく1割ぐらいがもう既にいっております。振興券の発券が90%を超えております。大型店の方がもう8割とってしまうというのが現実、これをなんとか5割まで上げたいということで、皆さんが頑張っていらっしゃいます。議員諸氏もぜひとも地域でお孫さんなり、あるいはまたおじいさんの知り合いが振興券を持っておられたら地元で使えと、こういうお声をかけていただいて活性化の一役を担っていただきたいと思います。いろいろと申しましたけれども、これからの事業計画、まちづくり計画について、コンサルタントに伏す前にぜひとも地域の人たちとひざを突き合わせて市長が我々商工会議所の幹部にもレクチャーいただいたように、今の現状をしっかりと市の方が踏まえていただくと、そしてそれに商業者も一生懸命勉強という機会を設けていくということをしないと、4年間言いつづけてきたまちづくりはどうですか、やりましょか、というのが私の後にもたくさんの市会議員さんが質問をされると思います。このことが無にならないようにお願いいたしまして、産業経済部長にですね、これからの取り組み、絶対にやるんや、行政として言うだけでないというその姿勢をひとつ聞かせていただいて、私の質問に変えさせていただきます。


種別: 答弁

[発言者] 産業経済部長

ただいま、堀井議員のまちづくりについてのご質問にお答え申し上げます。
 駅を中心とした商業の活性化につきましては、平成7年度に守山市経済懇話会から守山市商業活性化ビジョン基本構想の提言をいただきました。官民一体となって取り組むため、商業活性化基本計画を平成8年度に作成いたしました。その具現化に向けて、今日まで商工会議所および商業者ならびに関係地域との協議を重ねてきました。特に商店街については商業者自らの意識改革、商店街の再整備等に向けて、商工課の担当理事以下関係諸君が、精力的に仕掛け役に各商店街直接の末端の組織との協議を重ねてきました。堀井議員大きくご指摘はなさらなかったけれども、しかしながらその過程で商工会議所の役員さん、また商店街連盟等の上部機構等、一部商工会議所の専務理事また事務局員とは事前協議の上現場に踏み込んだとはいえ、そうした商工会議所、商店街連盟そうした組織を無視させていただいたわけではないんですけれども、飛び越えた形で現場に息巻いて市の商工担当職員が入ったと、いうことには率直に反省しております。その辺不十分であったと思っております。今後は商工会議所役員さんをはじめとして、商業者および関係地域との意見交換を深めまして、互いに十分な話し合い等を行い、そのことを基調として商業活性化基本計画の熟成を図り、事業のさらなる推進に努めてまいりたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 以上、答弁を終わりました。



開催期間: 平成11年第1回守山市議会定例会会議録(第2日)

開催日: 1999/03/12

種別: 質問

タイトル: 堀井隆彦議員の再質問

[発言者] 堀井隆彦

私の質問の仕方が悪かったかもしれませんけれども、
まずコンサル事業についてですね、
そういうものを利用することなくやって欲しいと、
そして地域の人たちとひざを突き合わせてやろうという、それから私どもが商工会議所とかですね、連盟等々役員を無視してやったとか、そんなことはひとつも思っておりませんし、その中で今申し上げたようにですね、市長さんの方ではひざと突き合わせてやっぱり幹部のレクチャーを受けたり、いろんな守山のこれからの21世紀に向けるビジョンをお聞きしたことも事実でございます。そんな中で甘える体制と期待する体制を余りつくらないでくださいと、しっかりと踏まえてやっていこうということに、ついてどうこれから両者が商業者を引っ張っていこうとしているのか、そういうお考えをお聞かせくださいと。あわせて今言いましたように、駅前なり、あるいは東口なり、なんでも守山の商業を活性化をするについてはすぐ、コンサルタント、コンサルタントということになる、それを今後も続けられるのかということも質問書に書いておりましたので、そのことをお答えいただいたら結構と、決して群れを無視したと思っておりませんので、そこら辺で誤解のないように。


種別: 答弁

[発言者] 産業経済部長

再度のご質問、ご意見にお答え申し上げます。
 こうした、商業の活性化につきましては堀井議員のご意見にもありましたとおり、コンサル審議会等のご意見にすべて委ねることなく、地元商業者と真剣な話し合い、そして意見交換を深めてそれを基軸にした行政指導、また行政の主要を固めよということでございます。すべて、コンサルとか審議会、その過程は一応ひとまず経過しておりますし、そのことすべてをナンセンス化したような見解にはなりませんけれども、私の見解ですが、今の時点としては堀井議員ご指摘のとおり、やはり商工会議所の役員さんはじめ、直接の商業者、地元の関係地域との意見を十分に意見交換し推し進めると、そのことが行政の宿命であり、またそのことを基調にしなければこの仕事は進まない、この仕事とは真の守山市の商業活性化が進まないということ、熱い思いを持って再度のお答えとさせていただきます。 以上です。