開催期間: 平成11年第2回守山市議会定例会会議録(第3日)

開催日: 1999/06/21

種別: 質問

タイトル: ダイオキシン対策について

[発言者] 堀井隆彦

おはようございます。
 それでは、お許しを賜りましたので、本当に1点だけに簡単にご質問を申し上げたいと思います。
 今般、議案においてダイオキシン対策として除去装置を設置されるということで、16億8,000万円の予算にて入札をされて、結果は、さきおとといの議会で契約額は発表されましたけれども、それ以前に私が思いますに、公害対策で万全を期さなくてはならないということを重々承知しております。そんな中で今般改革をされる環境センターのダイオキシン対策の機器の中に、
一番重要なものが何回もこうリニューアルされると、そのことについてもう少しコンセプトがなかったのかなと。特に電気集じん機が傷みまして、5年前の予算で2億3,904万円で設置工事されたわけでございます。集じん機が傷んでどないもならんと、また地域に公害をまき散らすということで、急きょまたその電気集じん機をかえられ、また企業簿記でいいますと、減価償却が済まないうちで、また今回は十数億円でやるという結果になってきております。そんな中で私はこういうシミュレーション以前に、住民の心がもう少し実態を把握して物事が行われればこういう間違いは起こらへんやろなという気がします。それは政治というものが社会環境を無視して、人が言うたら飛んで慌ててやる、慌ててやって法律が後からついていくということで、結局こうむるのは行政の方々の、私は思いが通じない国のやり方について憤りを感じられるの違うかなと思います。ちなみにこの質問はどういうことかと言いますと、そういうことであって、何か高々度機器をもって分析が進んできたら、悪かった、すぐ直さなあかん、ところが、今まで借金した分は返還しなくていいということにならんわけですね。そういう中でこれから大変な借金返済に苦しむのが守山市ではなかろうかと。ちなみに今回の5年前にやられた2億3,900万円の起債残が、詳しく言いますと、その当時では1億4,190万円、起債残が残ります。入札されたのが1億9,927万7,000円でございました。そのうちの国庫補助が4,981万9,000円でした。これは返さなくてもいいと。それから県費の747万2,000円も返さなくていいと。起債だけはこれ返していかんならん。起債というのは自分たちが借金したわけですね。僕はこの中で、今回も安く入札がされたら、国に起債額の枠も未執行額の分を精査してもらって、国に返さんと、この1億1,900万円はやっぱり国で持ってもらえと、そのような働きかけをしてこそ、3割自治と言われる自治の、私はゆえんではなかろうかと思います。こういうことがなかったら、国は国民に向けていいことばっかし申し上げてきます。結果的には我々が、何かやってるもんが悪く思われて、市民のために働いているもんが結果的にうまくいかない。やはり国もそういう、当時自分たちが行政として認めたものなら、それがひずみとしたら、国をもやっぱり起債残に対しても、もう要らないと、全額免債ということになるように運動をしてもらいなということを私は質問をして、私の質問を終わりたいと思います。その点についてどう思っておられるのか、特に環境の部長にお願いしたいと思います。


種別: 答弁

[発言者] 生活環境部長

ただいまの堀井議員のダイオキシン対策についてお答えをさせていただきます。
 環境センターの施設管理につきましては、今日まで適正な維持管理に努めてきたところでありますが、結果として堀井議員のご指摘のとおり、十分な管理計画というものができておりませんでした。しかし、施設の運転管理計画の中で排ガスの環境基準は超えておりますものの、平成6年度当時では国からのダイオキシンに関する明確な基準というものが示されておらない中で、施設の老朽化に伴いまして、電気集じん機の更新工事をいたしたものであります。 なお、今般施工します排ガス高度処理施設整備工事につきましては、平成9年12月に施行されました廃棄物処理法の改正と守山市の一般廃棄物処理基本計画に基づきまして、それの事業であり、また現在の排ガス基準は遵守しておりますものの、一日も早くダイオキシン類の削減を図り、市民の方々により安心していただくことが守山市の責務と認識し、取り組むものでございますので、ご理解を賜りますようにお願いいたします。 運転管理に委託しているコンセプトがなかったということにつきましては、確かにこう専門知識なり技術を有しておりますが、排ガス規制の将来予測は難しい面もあるとはいえ、そのことが市の施設整備に生かせてなかったことを反省し、今後適正な指導管理に努めてまいりたいというように考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。お答えといたします。