開催期間: 平成13年第2回守山市議会定例会会議録(第3日)

開催日: 2001/6/19

種別: 質問

タイトル:
・議第42号 平成13年度守山市一般会計補正予算(第1号)について
・人事について

[発言者] 堀井隆彦

 それでは、お許しを賜りましたので、質問をさせていただきます。
 今回提出されました議第42号平成13年度守山市一般会計補正予算(第1号)につきまして、歳入歳出補正額が2,092万4,000円のうち、歳出総務費、駅前連絡所、駅前連絡所運営費でございます。減額479万4,000円は何なのか。そして、民生費増額691万2,000円との関連はあるのか、ないのか。これについて説明を賜りたい。
 そして、駅前案内所運営費、当初予算が590万8,000円でございました。590万8,000円は人件費が要らなくなったからという説明がございまして、その要らなくなった理由は何かといいますと、嘱託から臨時に急遽変えたというのが理由だそうでございます。こういう予算は、平成12年10月ごろから各課協議の上、予算化し、大体概ね13年度当初に、今年は3月26日だったと思うんですけど、予算も通ったと。そして、1カ月もたたないのに、この補正をした理由は何なのか。そして、他法人に急遽嘱託員を派遣したのはなぜなのか。ならば、本年度当初予算の文教福祉常任委員会で、これを平成13年3月19日の議員の質問に対し、市幹部の答弁から、これらが物語るように思います。そういうことは考えるということがあったんですけれども、それだけしっかりした施
策があったとしたら、こうころころ変わるのは、どんな問題があったのか、あるいはなかったのか。その点もしっかり答えていただきたいと思います。
 このような問題から、人事案件で、総務として日がわりで出向先が変わるのか。あるいは、予算は個人につけられているのか。駅前から社協に、また派遣を社協が急遽要望すれば、6日間もたたずして人事が変わるのか。このことについてお答えを賜りたいと思います。
 2点でございます。



種別: 答弁

[発言者] 助役

 ただいまの堀井議員のご質問にお答えをいたします。
 嘱託員報酬の補正をお願いすることにつきましては、当初駅前案内所所長として勧奨退職制度による嘱託員を配置すべく、所要の予算措置を講じていたところでありますが、人事配置上、これを福祉指導員として社会福祉協議会へ派遣することとし、これに伴う予算の組み替え措置を行ったことによるものであります。このことは介護保険制度の立ち上げに当たり、市の責務として、平成11年度と12年度は守山市社会福祉協議会に対し、正規職員、事務局長の人材支援を行ってきたところであります。がしかし、介護保険制度もスタートから1年が経過した中で、一定の成果を得られたところから、正規職員の派遣を取りやめることとしたところであります。
 なお、社会福祉協議会の局長職の職員は、今日まで地域福祉活動増進の観点から、市が人材支援を行ってきたところであります。
 このような経緯により、社会福祉協議会から引き続き支援を要請されていたこと、また市としては、社会福祉協議会が単なる一民間団体としての位置づけではなく、地域福祉の中核的な社会福祉法人として、その役割を担っていることから、今後におきましても支援が必要と思慮し、市雇用の嘱託職員を派遣することとしたものであります。よろしくご理解いただきたいと存じます。


種別: 答弁

[発言者] 総務部長

 堀井議員2点目の人事についてお答えいたします。
 嘱託職員を含めました人事につきましては、2月上旬の新年度予算案の確定を待って、事務事業を円滑に遂行するに必要な人員配置を決定しているものでございます。しかしながら、今回の措置につきましては、人事配置を具体的に進めている過程の中で、ただいま助役が申し上げましたことを踏まえ、対応したところでございます。議員からは、人事は日がわりでかわるのかとのことでありますけれども、嘱託職員を含む人事につきましては、先ほども申し上げましたように、事業内容と大きくかかわりますことから、予算の取りまとめと並行して進めるのが基本でございます。職員配置を具体的に進める過程におきまして、予定しておりました新規採用職員の辞退や突然の職員の退職などにより、急遽配置を見直す場合がありますことをご理解いただきま
すようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。




開催期間: 平成13年第2回守山市議会定例会会議録(第3日)

開催日: 2000/6/19

種別: 再質問

タイトル:
・議第42号 平成13年度守山市一般会計補正予算(第1号)について
・人事について

[発言者] 堀井隆彦

 私も、質問させていただきました以上、しっかりとしたご回答が賜りたいので、再度質問をさせていただきます。
 今助役がおっしゃいましたように、社協から要望があったと、正規職員を2年間の経過の中からやめて、今年は配置をしないでおこうと思ったけれども、要望があったからしたという話に今聞いたわけでございます。ならば、社協からそういう要望があったのであれば、当初予算からつけていけばいいわけであって、なぜ当初予算にのってないのかなというのが単なる疑問でございます。
 そして、
予算を請求する場合、我々がいつも聞きますには、予算要望は少なくとも国であれば6月に、あるいは県であれば9月に上げてきなさい。市であれば、市長査定の最低2月8日ぐらいまでというのが私の既成概念として頭の中に残っております。ところが、勧奨退職であれ自己退職であれ、守山の制度としては、今年からは7月1日から7月31日までですか、の間に出せばいいわけであって、既に退職前に、半年も前からやめるという意思表示がありますので、慌てて人事配転をするような必要性はないのではなかろうかと思います。何のために早くその辞表提出を出すのか、退職を出すのかということ。それは適正に行われていないという証拠の一端ではなかろうかと思います。
 ちなみに、駅前の連絡所は六百数十万円の予算を要望しておいて、3月を過ぎた途端に、4月1日から115万円の臨時職員を雇うと。そしたら、駅前という重要性で、私は嘱託が必要だということで予算要望されておったのに、ここで人件費が人についていってんのかと。はっきり人についていってると言っていただければ、僕も納得しますけれども、いや違うんだと、事業の重要性だというんですけれども、そしたら駅前が、600万円の予算が115万円の人にかわるというのは何なんですか。
 ここで簡単に嘱託と臨時というのは、勤務日数が違うわけです。嘱託は常勤状態にあります。そして、臨時といいますと、16日から長くて20日程度だと思います。そういう中で、どういうふうなことをやられておるのかと。
 ちなみに、第2次行政改革大綱というの、総務部長、あるでしょう。皆さん方が内部の方々を募られて、その委員会をつくったと。その中に新たな行政需要、権限の委譲、介護保険、社会福祉施設は、条例定数の範囲内で対応していくと。当面は現行の定数の中で対応し、定数条例の改正や地方分権や事務委譲や新たな行政ニーズを見きわめてから検討するということですね。事務やってはるんですけど、これは12年度に全部完結すると書いてるんです。今13年でございます。今度第3次大綱が出るそうなんですけども、一部はもらいましたけども、本当の大綱だけで、詳細は8月ごろしか出ないということでございます。その大綱の中でも、人事給与の適正化と人材の育成ということはちゃんとうたわれているわけで、しっかりとした人事配転をしてもらえないのかなと、そのように思います。
 勧奨退職で置かれたという形の中で、そんなの全然違うんよと、急遽やというんですけども、例えば例を申し上げましょう。私は、守山市役所の職員を自己都合によって退職したい。3月におやめになりました。もう6月25日から、また市役所の一般公募に応じてお勤めになってると。そしてまた、同じ職場であると。要するに同じ管轄の職場であると。それは市長さんがおっしゃってるように、部課長の権限の委譲という形の中で、恐らく三役決裁はないと思います。知っての上でございます。しかし、その職場にいてた人が、もうやめますよと言われた人を、我々一般人から考えますと、自分でその職場を放棄した人をまた雇うというようなことは、我々一般企業をやってる者からすれば、常識を逸脱したものだと思います。それは試験を受けにきてもお断りするのが、私は物の本意やないかな。そういうのはどうなのか。
 あるいはまた、勧奨退職があり、あるいは自己退職があったとしても、それぞれやめるときには、自分の退職であれば、25年以上すれば加算給があります。1号俸上がる。そして、勧奨退職であれば2号俸上がる。1号給大体3,000円程度だと思いますけれども、やめるときになれば、2号俸上がったら、大体6,000円ぐらいです。それを勤めた年数を掛けた分だけ特別加算があるわけです。そういうものがもって、また定年退職までの勧奨を付したから、あと2年定年退職があると、2年分を補填しようかということで、今回今までの俸給の半分ぐらいは人事費として見ようかということの申し合わせがあるということも知っております。しかし、そのことを今後これから踏襲していくのか、いかないかと尋ねますと、総務部長、いや今年でしまいやと、ならば来年からはどういう施策を持ってやるのかというのを我々に示さずして、どうもその場その場の急遽のしのぎだけしてるように思えてなりません。
 ちなみに、前年度の人事院勧告によるところの人事費の値上げがなかったから、どういうふうにしたんですか。退職金の積み立てに回しましたね。議会はどういたしました、人件費余った部分。委員会のマイク買ったじゃないですか。そこまで職員に手厚い心があるとするなら、もう少し適材適所に配置するような配慮というものは、人事課としてしっかりした施策を我々に示してからやるべきであって、その場逃れで答弁は私はおかしいかと思います。
 特に、その勧奨退職というのをご存じですか。広辞林を引きますと、他人の物事に強いて立ち入って、自分の意に従わすと。そうでしょう。やめてくださいと言ったんやから、その分金を盛ると。そしたら、もっと手厚いやり方がある。もっと最初から配置する。ところが、部長やら次長でやめたら、行くとこはあるんです。課長以下はないんです。ところが、今回はないと言いつつ、全部採ってもらってるんです。1人だけかな、除いて。そのあたりをしっかりとこれから、人事施策にひとつしっかりとした思い込みと、あるいは施策でやってもらわないと、ドーナツ現象、要するにちょうちん現象といわれるんですか、ちょうちん形態というんですか、中が膨らんで、課長になりたくともなれないし、部長になりたくてもなれないと、もうその年に勤めた
人がたくさんいてて、一部の人だけが部長になって、あとの人がもう本当に平で終わってしまうという事態が起こるわけです。
 そういう人事に不満を起こさない、私は人事をしっかりとやってほしいと、このことについてどう思っていらっしゃるのか、総務部長と、そして人事が適正であったと言う助役さんにいま少しご答弁を賜りたいと思います。


種別: 答弁

[発言者] 助役

 それでは、私から堀井議員の再質問について、2点についてお答えをいたします。
 1つ目は、人事と予算との関連ということでございます。
 人件費の予算の計上につきましては、毎年度、原則として前の年の12月1日現在の現員で予算措置をすることといたしておりますし、今回のような勧奨退職制度にのっとった嘱託職員としての再雇用につきましては、この12月の時点での予定として、予算要求に基づき査定が行われ、予算原案としたところでございます。
 また、人事配置の最終決定につきましては、皆さんもご案内のとおり、3月の終わりに行うことから、予算と人事の配置の差異につきましては、通常12月補正予算で処理をさせていただいております。しかしながら、今回のケースは、予算科目の関係などにより、できるだけ早くということで、この6月議会に補正をさせていただいたところでございますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。
 また、社会福祉協議会が急遽依頼ということですが、こうした背景の中から、社会福祉協議会からの要請は、市が現職を送らないということを伝えたから急遽3月に、そしたら嘱託ということで、引き続きずっとそういう要請があったところでございますので、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 以上でございます。


種別: 答弁

[発言者] 総務部長

 堀井議員の再度のご質問にお答えします。
 3点ばかりやったと思いますが、まず初めに駅前案内所の嘱託員の件でございますけれども、本来ですと、当然ながら駅前案内所に新たな職員を採用すべきところでありましたけれども、募集から採用まで長時間が必要であり、また業務に支障がありますことから、3月末で退職予定でありました課長職員を1年間臨時職員として急遽お願いし、採用いたしたものでございますので、ご理解いただきたいと思います。
 次に、課長職員が退職して、また嘱託として雇っているんではないかというふうなことで、これは多分基幹型在宅介護支援センターの嘱託員の件ではなかろうかと思いますが、この採用事務につきましては、市民福祉部で対応いたしておるわけでございますが、満足していただけないかもわかりませんけども、人事担当として承知している内容についてお答えをさせていただきます。
 基幹型在宅介護支援センターの嘱託員の採用につきましては、4月15日号の広報と職安を通じまして、広く人材を募集したところでございます。25歳から55歳で、老人福祉施設等でソーシャルワークの経験を有する社会福祉士等を資格要件にいたしました。応募のありました3名の中から、5月7日に面接を実施し、選考し、支援センターの整備が整った5月24日から採用しているとのことでございます。このようにルールどおり事務を進めたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
 それから3点目に、勧奨退職等いろいろ含めまして、人事の関係につきましてご指摘があったわけでございますが、この件につきまして、私ども現在人材育成基本計画を取りまとめ中でございますので、早急に取りまとめ、また議会にも報告させていただきまして、今後の対応に万全を期してまいりたいと、こう考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。