開催期間: 平成13年第4回守山市議会定例会会議録(第2日)

開催日: 2001/9/21

種別: 質問

タイトル: 市町村合併論について

[発言者] 堀井隆彦

 それでは、議長のお許しを賜りましたので、先般質問書を出しておきました今回合併特例法に基づく今後の守山市の対応について伺いたいと思います。

 ただ、私どももここに立たせていただく前に、我々の議員諸氏が今回この合併についていろんな試行を重ねる中で、議員諸氏の理解を得て、議会改革等委員会の中で9月までみんな勉強してください。議員さんもそれぞれ勉強して、いろんな思いを考えながらこれからの合併についてどうあるべきかという話が進んでまいりました。そんな中で我々も3回ほどこのことについて勉強させていただき、そしてまた、先般の議運の中でもこれから我々がやるべき道はどうなのかということで特別委員会、合併問題特別委員会を立ち上げるということも決めてきたという経緯からいたしまして、今後どのようにやっていくのかなあ、私、おりませんでしたけども、先般、各会派代表の重複質問は避けたいと思います。単刀直入に申し上げまして、我々の今後に憂いを残さない合併論争、あるいは百年の大計を考えたときにどうあるべきかということをしたときに、2市3町なのだろうか、あるいは2市2町なのか、2市なのか、1市2町のやり方でやっていくのかということが、いろんなパターンが想定されると思います。そんな中にありまして、先般、私ども守山野洲郡行政事務組合の議会等が協議会が開かれたときに、仮想上のいろんな問題点の中で、これからの、なくなられた方に対してどれぐらいでやっていくかと、費用の問題の詰めていったときにいろんな問題が出ました。そこで私も苦渋いたしまして、難しいなあ。しかし、我々どこかでこの大同につかなくてはならんなあと、小異を捨てて大同につくということわざどおり、どこでやるんやろうということで、自分の心の中で錯誤いたしました。そんなときに、守山の元老である方が、守山の行く道を誤ったらあかんぞ。玉津村、河西村、速野村、中洲村から、小異を捨てて大同について大守山市を築いた。今後、そのこともよう頭の中になって、守山が中心となる、そういう行政、あるいは市民の声を届けていかんと自分ら議員なり、行政だけの思いで進めることは相ならん。そういう中で今回皆さんのご理解の中に合同問題特別委員会ができたわけでございますので、最高のチャンスやと思っております。そんな中で、3回の勉強を終えてきた中で、守山市の方から提供していただいた資料、平成11年度のそれぞれのパターンの決算の中の指標による財政分析を勉強させていただいて、何ら遺漏がないと、同じ力であるなあ。あえていろんな財政力指数等とか、あるいは経常一般財源比率とか、あるいはまた、特に我々が関心のある1住民当たりのどれだけの借金があるかと、公債費率でございますけれども、そういうものを考えたときに、1市2町ベースが一番いいっていうパターンが出ております。そういう勉強させていただいて、苦渋であるけれども、百年を考えたときに私はそうあるべきと思いますが、今後の対応として一番ベターな特例法の期限を考えたとき、時間的にも1市2町での合併がよいのではないかと思います。このことに、市長についてお伺いしたいし、しかしながら、決して現実を追うんやなしに、本当の理想は、私は2市3町であろうと思います。そのことも心に秘めながら、栗東町の所作あるいは草津市の寛容なる考え方の中に早急にこのことに賛同されて夢見る湖南市ができることは、理想として私の心の中から消えるものではないということだけ申し上げて、今直視したときには1市2町だと思いますが、市長さんはどうお考えでしょうか。お答えを賜りたいと思います。


種別: 答弁

タイトル: 市町村合併論について

[発言者] 市長

 それでは、ただいまの公明無所属連絡協議会堀井隆彦議員の、市町村合併論についてのご
質問にお答えを申し上げたいと思います。

 けさほど来大方の時間をこの議論でお願いをしたわけでございますし、大変活発なご議論をいただいたことについて、まず、御礼を申し上げる次第でございます。
 また、ただいまの堀井議員は、その論調から大きく踏み込んで自分の考えを積極的にこの場で表明いただいたということでございますので、そのことについても敬意を表したいと思います。
 堀井議員ただいまおっしゃいましたように、現実論として、例えばその特例法の期限ということを考えるならば、1市2町というのは当然視野に入れて考えるべきやというふうに明言されたわけでございます。けさほど来申し上げましたように、今日までの状況については、いろんなプロセスを経て今日あるわございますが、本市の置かれている場所、それから、例えば合併ということについて踏み込んで議論をしようとするならば、選択肢は非常に限られているというふうに申し上げたところでございます。
 ただいま堀井議員につきましては、決算指標、あるいは財政基盤等々についてのお話がございましたが、大変このことも重要なポイントであるということは私も思います。また、加えまして、今朝も申しましたように、結果として仮に合併をするならば、どういうそのまちづくりというものがあるか、まちづくりのビジョンの構築、その実現性の問題、あるいは今日まで長い歴史があるわけでございますので、広域行政の実績、あるいは歴史的な経緯、風土、地理の条件、さらには住民の日常生活のあり方、あるいは今後に対する期待度、あるいは農業団体の動き等々、民間での動きも十分視野に入れて、当然検討していかんといかんということにもなるのではないかというふうに思っておりますし、いずれにいたしましても、さまざまな観点から、いよいよこれから論争をお願いするということになりますので、結果として、総合的な判断の中で、よりベターな選択肢ということに当然なってくるということは、当たり前のことでございます。
 ここで、私は今朝ほど来いろいろ申し上げておりますけれども、この件に関しては最後の質問ということでございますので、総括して改めて申し上げたいというように思いますが、やっぱり原則は、今日まで湖南広域行政推進懇談会で5人の首長が行政手法の中でいろいろ行政としては問題提起をこの広域圏の中でやっていこうという中で、このことは非常に近い将来大事にしながら、少なくとも方向としては、でき得ればそのことを目指そうということは言うてるわけでございますが、今日までの経緯の中でいろいろ難しい問題が既に起こっているわけでございますので、ただ次の守山市の一手としては、ただいまくしくも堀井議員もおっしゃっていただいたように、1市2町というのが当然次の選択肢として守山は当然考えて、視野に入れて十分に検討をしなければならない選択肢の一つであるということは、午前中の答弁にも申し上げたとおりでございます。
 したがいまして、このことにつきましても、中主町、野洲町は既に4月には野洲郡の2町の合併等行政研究会というのが設置をされておりますし、事務レベルでは、お聞きをいたしますと定かでございませんが、10月1日には事務局も立ち上げるという状況のように聞いております。
 したがいまして、私は今日までいろんなやり取りの中で、また、野洲郡との話の中で、また、こちらも非公式ながらの申し入れの中でぜひこの2町の動きの中に守山市も勉強のチームとして入れてくれて、このことについても一つ取り組んでいきたいし、お願いをしたいということを申し上げたというのは、先ほど来の答弁でございます。したがいまして、このことは、今後、今ご提言ございましたように、議会の方でも特別委員会ができるということでございますので、私といたしましては、その受け皿で議会に十分にご協議をしたいというふうに思っておりますし、幸いにご理解がいただけるということでございましたら、具体的に1市2町の一つの選択肢を合併協議を受けて前向きに取り組みながら検討の課題として十分熟成させたものを刻々と市民にも提供するという義務は当然あるのではないかなということでございますので、ただいまご提言いただきました、幾つかある中の選択肢としては、本日の新聞にもありましたように、極めて重要な選択肢の一つであるということを、改めてここで申し上げながら、ぜひこのことについての勉強をお互いにしていきたいし、また、ご教唆もいただきたいなと、そんなように思っております。
 以上、答弁といたします。