このページは、住民座談会「よりあいトーク」に先立ち、
今津町5ヶ所のコミセンで行われた、地域住民対象の
「ミニ座談会」での貴重なご意見です。(参加116名)

 

 

「ミニ座談会」=報告書・テーマ別集約=          

     2000年4月3,4,5,6,7日  

               よりあいトーク実行委員会  

 

    <テーマ別アンケート項目分類>

     A:広域、地方分権、今津町の役割、広域協力など

     B:産業、観光の整備振興など

     C:福祉、環境(自然環境、生活環境、ゴミ処理、リサイクルなど)

     D:教育、文化(およびこれらの基本的姿勢たる「生涯学習」)など

     E:「住民行政」「対話行政」「官民一体行政」「身近な行政参加」など

     F:毎日の一人一人の「身近な暮らしの充実」など

     G:「その他自由な視点」につい

 

 

A:広域、地方分権、今津町の役割、広域協力など

・饗庭野への首都圏移転の可能性も、夢があって良いかも知れない

・今津町の広域への協力には大いに賛成する

・高島市への可能性と現状が知りたい

 

B:産業、観光の整備振興など

・町長が今津の農業を守ると言っておられるが、もう一つ具体性に欠けるな

・年寄りが主体の農家では若い者は外で働く、この現状で農業はどうなるのだろう?

・農業後継者が育たぬ現状では、農協委託や第三セクター方式も考えなければならない

・今津の活気を戻すため、商店街整備、道路整備、古い湖岸道路整備が必要だ

・温泉も良いものだ

・温泉を掘って集客し、商工、農業、特産の振興を図りたい

・家族旅行村に、「UFOの丘」など子どもたちが夢を感じる施設を考えてはどうか

・琵琶湖が美しく見渡せる湖西バイパス線上に「道の駅」を作ってみてはどうか

(そこで今津の果樹、野菜、特産品などの販売を考え、新旭の風車村、朽木の秦本陣など)

(事業費に民生安定事業の防衛予算を当てることも検討しては如何)

・「近世の鯖街道は九里半街道を経て、木津、今津港へ」の大きなテーマで今津を考える

(保坂周辺の今津に関わる街道筋の主要な旧跡、道標など今一度見直したい)

(今津町にとっての鯖街道を掘り下げて、物語を作りたい)

・国や県の林業施策の結果は、補助だけではなく、産地化や市場確保に向けるべき

・農業にしても林業、水産業など全ての補助体制を有効で将来的に可能性有るものにする

・西地区の産業活用するテーマは、とりもなおさず今津町の発展につながることも多い

・桜やツツジなど地域にあった樹木を植えたり、特産物も考えられる

・単に工場誘致の手法をとっても、何でも良いわけではない。若者が働きたくなる条件、

 環境に優しい条件が必要だろう

PC社会に於ける企業の誘致や産業開発が必要

・情報化社会を活用した、この地域で新しい産業、ソフト開発などが生まれないだろうか

・自然環境を生かした新しい産業の可能性は無いものか

・この地域で自然な姿、良さを失わない産業を考えよう

・農業の今後に於いて、国レベルの今後の姿を先ずは確定して欲しい

・椋川に住むが、実家の農業を放っておけない思いがある

・地域に於ける農業の自給自足の可能性は

・私どもは商売の現況はおじいちゃんおばあちゃん商売で、生活のためには個人商売は成 り立たないので、若い者は外で働きます。

・今津町への案内、「ざぜん草」「ひつじ草」その他町施設などの案内、進入路の整備不備

・辻川通りや浜通りなど休日の人通りの多いときには、せめてシャッターを開けて欲しい

・広がりのある観光の考え方として、宮ノ森にざぜん草開花時に咲く花を植えるとか

・今津の特産品づくりを真剣に考えよう

・町内に働く場所が少ない

(北生見地区の工場誘致による再利用などを真剣に取り組んで欲しい)

・今の時代昔のように簡単に工場誘致を実現することは難しい

(その代わりに、もっと観光産業に力を注ぐべきだ)

・これほど多くの施設を作ったのだから、観光で生きる道を真剣に考えたい

・マキノ町や朽木村は一つの成功事例と言えるのではないか

・地域外からお金を持ち込む考えが必要だ

・ヴィラデストなどの施設の町住民の利用が少なく、地元の人がその価値を知らねばだめ

・道の駅を作ると言う発想は、今津町には最適のテーマだと思う

・辻川商店街の発展はもう無理ではないか

(現在活気のある商店街が、平和堂周辺に集積することは仕方がないのではないか)

・無農薬野菜を作れと言われるが、経費的にも、後継者の不足の問題からも、

 食べていくのが精一杯で、それどころではなく、国の制度や考え方が変わらないことに は仕方がない

・今の農業の手法では、確かに形の良いものができるし売れる

・致死量でなかったら無農薬でなくても良いのではないか

・無農薬農業は口で言うほど簡単ではない

・農業や商業の後継者育成するには、教育問題から考え直すべきだ

・農業の発展にはお金がかかってきたし、これからも金が必要だ

・現況でも農業収入だけでは採算がとれないので、もう少し金だけでないものも含めた

 行政的支援は必要ではないか

・自然との共生などと言葉はよいが、これは退職して菊の世話が出来る人の言うことだ

・これまでの農業では「手間賃はただ」と言う考え方だったが、それではいけない

・農業用耕作機を使うのに、70才以上の人では危険が伴う

・年間経費を真剣に考えたら、農業では食えない

・工業団地も良いのでは無いか

・温泉も良いと思う

・観光など宣伝が下手

・食生活に於いて、もっと研究、勉強することも大切

(ビタミンやミネラルなど・・・)

 

C:福祉、環境(自然環境、生活環境、ゴミ処理、リサイクルなど)

・自然の良さを残し、住み良い開発がなされた10年後の今津を目指せ

・湖岸の美、山野美しさを残したい

・資源ゴミの回収に、Aコープや平和堂周辺の利用も考えてはどうか

・琵琶湖の浜の富栄養化の泥の再利用を考えてみてはどうか・リサイクルは町行政レベル で真剣に考えるべきだ・中高年の力を活用できる産業や事業を考えよう

(経験と力を活用したいし、これらを今津町のシンボルや行政施政の理念にしても良い)

・西地区は高齢化社会の雛形として、今ももう限界に来ている。

(あと10年で、確実に身動きがとれなくなる)

(とくに冬場の屋根雪下ろしなどは、自衛隊や有償のボランティアなどを考えて欲しい)

(その他高齢化社会では、様々な形の支援とボランティアが必要である)

(健康な高齢者、独居老人などに対しては「共同住宅」なども考慮しなくてはならない)・クリーンセンターについて!

(高温焼却炉、高温溶融炉施設についても100パーセント信頼はおけない)

(今でも椋川でのセンター誘致については、これで良かったのかと感じることもある)

(ダイオキシンの定期的な信頼の置ける調査結果には、まだまだ完全に安心とは言えない)

・石田川流域、上流支流における水質汚染にも充分に配慮が欲しい

・山にも琵琶湖一斉清掃と同じ制度や考え方を取り入れて欲しい「山の一斉清掃」など

・「ゴミのポイ捨て」禁止条例など考えたい

・清掃や高齢者対策における有償ボランティアの検討を急ぎたい

・近年のゴミ消却システム、いわゆる高温溶融炉では何でも放り込むのは問題だ

・「ひつじ草」の栽培など環境保全をテーマにまちづくりを考えたい

・ゴミ対策は今後も大いに検討を要するだろう

・福祉への努力を惜しまないで欲しい

・ゴミ収集車と人員の絶対数が足りないのではないか、ゴミが山積みだ

・少子高齢化社会に先ずは高齢者が住みやすい条件と環境づくりが必要

・区内、町内の道路や公共施設の高齢者、障害者へのバリアーフリーを考える

・健康な高齢者づくりと活性化を考える

・古本、段ボールの回収の徹底を望む

・少子高齢化、核家族化においてとくに高齢者の生活の不便が先ずは問題である

・昨年子どもを亡くし、老夫婦の二人っきりでどうして生きるかを真面目にに考えている

(自分たちの暮らしを守り、さらに生き甲斐を求めて頑張りたい)

(朝起きて、今日は何をしようかと、一生懸命考えている。ワープロを初めた)

(畑を耕すこと、花づくりなど人の気持ちを和ませることも生き甲斐となる)

・少子高齢化社会で、世代交流を図り、家庭の中での老人の価値、

 老人への配慮など考えたい

・まだまだ野焼きが多いが、住民の自覚不足は問題ではないか

・介護においては地域との関わりを重視してみてはどうか

 

D:教育、文化(およびこれらの基本的姿勢たる「生涯学習」)など

・安心できる通学路の確保を考えよう

(桂、深清水から北小への道は、歩道が少なく危険で、迂回路も狭い)

・少子化の現在幼児を持つ母と子が気軽に集える、ソフトの充実した公園や児童館が必要

・生涯学習関連やその他婦人会などからの意見を集約すればどうか

・子どもや家庭が地域との関わりが薄くなっているようで、何処かよそよそしい

・本当の気持ちのふれ合いが欲しい

(あいさつや声かけなどによって、家庭や地域のあり方、関わり方を考えたい)

・少しでも機会を見つけて、地域や人と自然に関わって生きたい

・ひとりの人間として自信を持って、前向きに生きたい

・女性も本音を言う人が少ない、男社会では立て前が先行してなおさらではないだろうか

・もっと女性の参画を実現したい

・各種会館の使用料を三分の一にして、利用が増えれば純益は同じでしょう

・生涯学習を発展させよう。

(今津にはしっかりした組織立てがあるのに、その機能はもう一つ働いていない気がする)・住民自らが楽しめる生涯学習を考えて欲しい

・住民講座などあまり高度な講師を呼んでも参加が少ない(昨年は少しはましだったが)・生涯を通して学べる条件づくりをもっと具体的に考えよう

(とくに若い人に興味と意欲を持たせるものも考えたいものだ)

・子どもがすくすく育つ環境をこのまま維持し、守って欲しい

 

E:「住民行政」「対話行政」「官民一体行政」「身近な行政参加」など

・女性の参画を多くすることが大切、何事もターゲットは先ずは女性に向ける

・世代を見通し、長いスパンで人口ピラミッドを計算し、人口増を考えたい

(その方法も含む)

・「ミニ座談会」「よりあいトーク」は住民の対話の場として期待できる

・ほとんどの人がこの今津で生活し生きていくことになるのだから、みんなで考えたい

(住み良い環境づくり、その条件づくりを)

・青年層は先ずはスポーツとか飲み会、お祭りやイベントなど楽しい場を好むものだ

・街の核的な場所、物を考えたい

(産業、商業、環境、福祉などの有機的関わりに於いて、街が作られるべきだ)

・「ミニ座談会」も、回覧しても反応が薄いと言う現実問題は厳しいものがある

・「目安箱」の公開を望む

・道づくりは大切で、この計画の10年のきっかけに再検討し街づくりに向けたい

・ミニ座談会で意見を言えと言われても、今回の概要の説明が無いと言えない

・今日の座談会に来てみて、今津町も変わったのかな?変わるのかな?と楽しみだ

・地域が望む町、県関連工事の要望の実現には、10年から20年必要だろう

・座談会には基本的に賛成できる

・「ミニ座談会」の開催は大変結構だった

・町民関連のアンケートや調査の結果については、充分に把握できているのか?

・女性参画にはまだまだ男性側の配慮が必要に思う

・町行政の活性には、先ずは区行政の活力と活性が必要だろう

・情報公開はまだまだである

・策定書など発展計画には、ある程度の数値目標が必要だろう

・行政依存を反省して、住民の自律性、自主性に期待する

・新しい世紀には行政も住民も反省し、積極的改革意識を持つべきだ

・まちづくりを住民が仕掛けるのは難しい、やはり行政が主導するべき

・今津町が持っている有用な素材を掘り起こし、子どもたちに残すため、老人から子ども たちまで一体となって住みよい街を作りたい

・生涯学習の住民講座のテーマを出来るだけ身近なものにしたい

・住民参加に呼び水的な委員会であって欲しい

・出来るだけ町民を巻き込んでまちづくりをして欲しい

・テーマを広げすぎないで、集中した話し合いが出来ればよいと思う

・行政もいろいろやっているので、それをうまく公開する手伝いもして欲しい

・「まちづくり研究会」を解散しないで、計画実行の見直しなどに向けて努力して欲しい

・計画実行中であっても住民参画を望みます

 

F:毎日の一人一人の「身近な暮らしの充実」など

・運動公園など、もっともっと住民レベルで気軽に使用できる環境を作ろう

・松見先生の意見に大賛成です。石田川など河川と河岸が広くなったのに、手入れが不足 で草も生え放題です。

(土手や歩道を整備して、桜やツツジなどを植え、子どもから老人まで憩える公園にする)

(浜分橋から井ノ口県道まででも公園化は可能ではないでしょうか)

・働く場づくりを真剣に考え、もっと子どもを増やさなければならない

・空き地の公園化を考えたい

・働く場所が必要だ、まちづくりの最重要課題と言える

JR今津駅利用の今後を思うと、近隣の立体駐車場整備は不可欠である

・京阪神や他所からの移住者が増え、文化や生活習慣の違いなどで若干のトラブルも有り、

早期に地域や行政の基本的な方策が採られるべきだと考えます

(乱開発にならない宅地区画 整備と温かい配慮のもとに移住者への助言と指導を考える)

・「熊」の林業被害、「猿」の農作物被害対策は深刻である

(今や猿は人間無しでは食べていけない)

(動物保護の理念も、現場、被害地域では限界を越えている)

(老人の楽しみである農作物への獣害は誠に悔しく、腹立たしい)

・人の目の届かぬ部分への町行政の対応は遅い、少ない

(保坂から朽木への街道筋は、何カ所か年間を通して事故の多いところであるが対策無し)

・角川地区にとっての生活道路への進入路は、トンネルバイパスからの進入、出口が危険

(道路を整備する時点での生活の便が考慮されていない)

・西地区に於ける生活の不便は幾つか山積している

・現況では、西小の子供の減少で地区全体の活気が失われ、老人ばかりの地区になる

・西地区に人が住めない、住まなくなることは町全体にとっても大損害である

・現況が改善されないのなら、子どもたちはスクールバスで東小学校に行く方がよい

・山村留学などの導入は、地区は最大限の努力はするが、町全体の姿勢が支援となるべき・西地区の整備は全て産業活性に関連したものであるべきで、その方が夢と可能性がある

・地域での交流にも努力して欲しい

・町内の全てに防犯灯の充実を期待する、街が明るくなって気分も良くなるのではないか

・町会議員がブロック別に区長に協力して欲しい

・町全体の構想からの融雪装置の設置計画が必要

・墓地公園の整備が必要であり、共同清掃なども考えたい

・今津にも総合病院が欲しい

 

G:「その他自由な視点」について

・我が町は施設が分散しており、核的な何かが必要だ

・各施設の有効利用、特に冬季の活用などを積極的に考え、利用者を増やさねば赤字だ

(ヴィラデストも悪くないが、活用し切れていない)

・町庁舎の建設により利用しやすい物にするべきだ

・雪国としての生きる道、方策を考えても良いだろう

・直ぐにでも出来そうな意見や実効性有る意見が必要

・何をやるにも、ソフトありてハードありの考え方が大切

・桜は、北地区に多く咲く「江戸彼岸」などに拘って名所にしてはどうか

・説明やパンフに、出来るだけカタカナを使わないで欲しい

・「街が変わる、人が変わる」の「街」を「まち」に変えて欲しい

・男女雇用均等法など形は出来たが、実体は男社会の中で女性参画行政をもっと進めたい

・何でもこだわってやり続けることが大切です

・過去を振り返り、良さを認識することも必要だろう

・まちづくりにあまり抽象的なテーマは止めよう

・今津は良いところだ、図書館やヴィラデスト、スポーツ公園など、

 その他福祉施設など、ゆりかごから墓場までの施設が充実している

・まちづくりはいつの時代も道路造り、整備から始めるべきだ

・一昨年の商業、産業育成ビジョンをどうして生かすのだろう

・研究会は責任を持って10年関わるべきだ

・今津町へ来た人が、ふと足を止めたくなる街づくりをして欲しい

・情報公開や情報発信を積極的に進める

・役場職員の一人一人にパソコンを備える

・既存の施設を有効に使おう

(例えばヴィラデストの「森の不思議館」などを町民有志の展示館に出来ないだろうか。

 また「県民花の森」からハイキングコースへ案内を良くし、もっとアピールしよう。)

・防災無線の放送用語をもっと勉強して欲しい

・役場職員が60才定年後に、何らかの公職に就く慣例はそろそろ止めた方がいい

(若い職員がいつまでも頭を押さえられているように思えるが、前例を打破して欲しい)

・人口規模は今くらいが良いのではないか