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金子みすずの世界より


金子みすず

明治36年4月11日 誕生。山口県大津郡仙崎村で、父金子庄之助、母ミチの長女として生まれる。本名テル。二歳年上の兄堅助、弟正裕さんがいる。 大正 5年 女学校入学される。 大正15年 宮本啓喜と結婚 娘ふさえを誕生。 昭和 5年 離婚され、3月10日自ら命を絶つ、 時に26歳であったという。 金子みすずさんの童謡抄は深く、広く、はてしなく、不思議な世界を詩につづっています。 命のこと、生かされている喜び、目にみえないけどあるという世界、もののちがいのすばらしさなど 私たちが、少し考えを変えるだけで、今まで殆どきずかなかったことにきづかしてもらうこと、 見えなかったものがみえるようになり、聞こえなかったものをを聞き、いままでなにも感じなかった ことを感じ、今、私たちがいかされていることをじみじみと感じる作品です。


[2010.2]「金子みすず童謡集」よりspace

・・・さかむけ・・・


なめても、吸っても、まだ痛む、
紅さし指のさかむけよ。

おもひ出す、
おもひ出す、
いつだかねいやにきいたこと。

「指にさかむけできる子は、
親のいふこときかぬ子よ。」

おとつひ、すねて泣いたっけ、
きのふも、お使いしなかった。

母さんにあやまりや、
なほらうか。

      
hana

長浜市の盆梅展より


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