綿向山(1998/11/15)  1110m

綿向山は、標高1110m。鈴鹿山系中もっとも滋賀県側に突き出た山です。今まで、春・夏・秋・初冬・早春と何度か上っていますが、初めての紹介になります。頂上からの眺望、特に東側がすばらしくすぐ目の前に雨乞い岳、鎌が岳など鈴鹿の山々、そして条件がよければ北アルプスから南アルプスまで見渡すことができるといわれています。(今日はガスでだめでしたが)

                

さて、今日は日野町の公民館主催のファミリー登山に参加しました。
一般には、表参道登山口から約2時間あまりのコースをとるのがよいのですが、前半が単調な植林地の登りになりますので、地元の人たちはたいてい奥の平橋まで車で上がり、5合目の小屋を経由して頂上を目指します。
しかし、9月の台風でこのコースに倒木が多いということで奥の平橋から林道を回り込んで3合目の小屋を経て頂上を目指すコースになりました。

9時半頃受付で、すてきな木製ペンダントを参加賞にいただき(子供たちはこれが欲しさに参加したのであります・・・親にと手はせっかくの休日、全く迷惑な話)いざ出発。一時間あまりで到着の予定です。

11月も半ばということもあって、すでに紅葉は終わっており、赤茶けた葉っぱが多くなっています。檜か杉の樹皮が、めくれてしまいたくさん散乱していました。
また、こちら側のコースも檜や杉の倒木が多くみられます。  

15分ほどで、5合目の小屋。(中央奥が小屋)
さらに、しばらくいくと7合目、行者コバと呼ばれているところになります。ここから、ぐっと雰囲気が良くなり、ブナの原生林に入ります。
               (この付近も倒木が・・・)

       ブナの林です!
                よくコゲラを見かけますが・・。

8合目あたりに「金明水」といわれる水がわいています。
このあたりからは、イブキザサといわれる笹に覆われまたまた雰囲気が変わり、短時間の登山ですが飽きさせません。
最後の胸突き八丁は、急な階段になっており、ここを登り切ると頂上です。

          

帰りは、13時過ぎにおりはじめ、14時30頃には下山し帰路につきました。
今回はわいわいがやがやとにぎやかな登山で、野生の動物に出会うこともありませんでしたが、初冬や残雪の残る3月にはまた違った趣になります。こういうときは単独行にかぎりますが。

この山は、うちからすぐ行ける山で、よく登りますので、四季のレポートをしていきたいと思います。

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