輝山スキー北東面パウダー滑降

【日 時】 2007年3月17日(土)
【行き先】 輝山
【天 気】 曇り晴れ
【メンバー】 ラ・ネージュ会員8名会員外1名

【コース・タイム】
 乗鞍スカイライン入口  7:20
 ツアー開始          7:40  
 中電第一鉄塔      9:30
 頂上              10:40
 頂上より滑降開始      11:50
 福地温泉国道出会い    
 滑降終了           15:30

今回のトラックログ
到着
出発
 ラ・ネージュのツアーで今年3回目のツアーに参加させてもらった。目的の山は輝山(てらしやま)。読み方もわからなかったが山域も知らなかった。前夜から出発地の近にあるスキー場の駐車場で仮眠、早朝7時20分に登山口である乗鞍スカイライン入り口付近に到着した。もともとの計画は、国道を挟んで反対の山域である大崩山と猫岳を目指す予定であったが、天気が心配されるとのことで、急遽こちらに変更された。
厳しい取り付き
厳しい登り1
 目指す頂上は2,063mであるが、登り口の標高がすでに1,400mを超えているので、その差は600mである。このくらいが今の自分の体力では限界の標高差ではないだろうか。みんなゆっくり出発の準備をしてツアーがスタートした。
厳しい登り2
厳しい登り3
 最初は少し乗鞍スカイラインの道路を進み、平湯トンネルの入口手前から取り付いた。毎度のことだが、取り付いてすぐは何時も急峻な登りで、この山も例外ではないようだ。
小休止
快適な登り1
 今年は記録的な雪の少なさだが、この山域は比較的まだ雪が多いようだ。しかも最近も積雪があったようで雪質もまずまずである。最初の急な登りを過ぎて一息つくと心配された天気も回復傾向となってきた。
快適な登り2
対面の山並みを振り返る
 特に樹林地帯を抜ける頃には晴れ間が広がってきて、真白な雪原を快適な登りができるようになってきた。この瞬間が山スキーでの喜びを感じる一つだ。上の写真はどちらも山スキーの素晴らしい雰囲気を感じて頂けるのではないだろうか。
快適なのぼり3
乗鞍岳連山
 だんだんと高度が上がって来るに連れてますます天気が良くなってきて、白い雪面と綺麗な樹氷と青い空のコントラストは山スキーでしか味わえない喜びだ。ほんとにこのツアーに参加させてもらって良かったと思う。振り返ると、最初登る予定だった乗鞍に連なる大崩山や猫岳等の山々が綺麗に望めた。
頂上間近
最後の登り
 高度からみてもあんな山々を制覇するのは、今の私には難しそうだ。こちらに変更されてほんとによかったと思った。そしてこちらの山の頂上が間近に迫ってきた。
頂上到着昼食
集合写真
 頂上といっても標識がある訳でなくとにかく一番高そうな所に陣取って昼食とした。簡単な雪のテーブルもつくって乾杯をする。この一瞬も何にも代え難い楽しみだ。時間もあるので、ゆっくりすることができた。頂上ではわれわれだけかと思っていたら、松本から来られた7人のグループと一緒になった。
 へとへとになって、温泉街らしき風景が目に飛び込んできたときはほっとした。そしてみんななんとか無事に福地温泉にたどり付くことができた。登りに要した時間より下りの方がかかってしまった。これも山スキーではよくあるパターン。終わり良ければすべて良し。というわけにはいかなかったが、今回もいろいろ体験させていただき、楽しい山スキーツアーだった。特に、天気と雪は今年3回の中では一番良かった。今回もこんな素晴らしい体験ができたことを感謝したい。
パウダー斜面滑降1
パウダー斜面滑降2
 いよいよ滑降だが、当初は登ってきたコースを折り返す予定だったが、松本のグループのリーダーは、パウダースノーが期待できる北東斜面を降りるとのことで、急遽我々も追従させていただくことになった。期待通り最初はパウダーが堪能できたが、途中から最適なコースから外れ、谷(沢)に下ってしまったようで、後半は地獄のような体験をしいられた。ほとんどが沢に落ちる危険が伴う急な斜面のトラバース道だった。
パウダー斜面滑降3
福地温泉にてツアー終了