三本滝より位ヶ原-大黒岳山スキー

【日 時】 2010年5月1日(土)2日(日)
【行き先】 乗鞍高原、位ヶ原、大黒岳
【天 気】 快晴
【メンバー】 囲炉裏村12名

【コース・タイム】
 
位ヶ原山荘(スタート)       7:10
 大黒岳分岐下アイゼン登行切換 9:10
 大黒岳分岐             9:30
 大黒岳頂上             9:40
 大黒岳分岐滑降スタート     10:10
 三本滝駐車場           11:00
 (滑降終了)
今回のトラックログ(クリックで拡大)
山荘前を出発
快適な登りT
 昨夜は山小屋でよく眠れた。今日も天気は良さそうだ。今日の予定は大黒岳への登頂とのこと。下山後、御嶽山の登り口に移動し、テントを張らねばならないので、山荘を12時30分発のバスに乗らねばならない。単独行で頂上(剣ヶ峰)へ登り三本滝まで滑ることも考えたが、あまりかってなことは差し控えようとじちょうした。
本道には多くの登山者
小休止のショットT
 山荘を7時10分に出発。今日も最初からシール登行だ。大黒岳までの高度差は400m強だが、斜度は今日の方がきつい感じだ。位ヶ原から肩の小屋経由で頂上へのルートはたくさんの人が登っているみたいだが、こちらのコースはわれわれだけだ。もともと夏山では登れない冬用コースのようだ。
快適な登りU
快適な登りV
 白い雪の壁をみんな快適に登って行く。苦しいが快適快感。この感覚は体験したものでないとわからないだろう。今日の目的は冬場の「ライチョウ」に出会うこと。体は雪と同化した白い色をしていて目の上だけが赤いとか。さて出会えるだろうか。
厳しい登りT
厳しい登りU
 やはり、だんだんと斜度がきつくなってきて、シール登行では直登が厳しくなってきた。ジグザグにコースをとり、登っていく。スノーシュー組みもアイゼンに変えている人もいる。小休止をとりながら登っていく。
小休止ショットU
厳しい登りV
 遠くにライチョウらしき白い鳥が飛び立っているのが見えた。みんな歓声をあげる。写真を撮りに近づいたが撮れる距離には近づけなかったようだ。私は、最後までシールで登ろうとがんばったが、ところどころアイスバーンになっていて、3回滑り戻され、あきらめて急斜面で難儀してアイゼンを装着し登行することにした。
大黒岳より北アルプス眺望
雪に埋まるコロナ観測所
 このため、みんなから遅れをとってしまい、心配したkeyさんが探しに戻ってきてくれた。さすがに5月といえども、乗鞍はまだ冬だと実感した。迷惑をかけてしまった。もっと早くアイゼン登行に切り替えるべきだったと大反省した。アイゼンで登って行くと、大黒岳と富士見岳の鞍部に到着。みんなは大黒岳に登ったようだ。私も後を追って急ぎ登った。
頂上写真
雪に埋まる畳平の建物
 風がやたらと強くなり、帽子が吹き飛ばされそうになったが頂上は素晴らしい景色が広がっていた。北アルプスをバックに1枚撮ってもらった。今回唯一の頂上写真。反対方向には、夏場にぎわう畳平の山小屋や土産物屋が雪に埋まっていた。
富士見岳への鞍部にて
恒例バンダナショット
 再び鞍部に戻って富士見岳をバックに恒例「バンダナショット」を撮り、滑降準備に入った。みんなは山荘まで戻り、予定どおりバスに乗るようだが、私はここから三本滝まで滑り下りる事を決めていた。富士見岳の下をトラバースして多くの登山者が登っていく肩の小屋への分岐に出て、三本滝へと滑った。
昼食は美味しいお蕎麦
観光センターから夕方の乗鞍岳
 昨日苦労して登ったコースもスキーで滑るとあっという間だった。コースは昨日より荒れていたが、3月のゲレンデスキー程度に滑りやすかった。みんながバスで下りてくるまでかなりゆっくりさせていただいた。みんな揃ったところで、休暇村の温泉で汗を流し、美味しい蕎麦をよばれて、私だけkeyさんに観光センターまで送ってもらい、そこからバス、電車、特急しなの、新幹線、JRを乗り継いで帰宅した。剣ヶ峰に登れなかったのは心残りだが、ほんとに春山スキーを満喫した楽しい2日間だった。
(5月2日の記録)