植林された杉の木に雪がモンスター状についている。やがて林道が終点となり、そこからはトラバースして尾根に取付くこととなる。そのポイントは百里ヶ岳頂上北方に広がる素晴しいブナ林尾根だった。
今年の初山スキーは百里ヶ岳へ
昨年からメンバーに入れてもらった京都S会の山スキー例会に参加させていただき今シーズンの山スキーをスタートすることになった。行き先は奇しくも、昨年から気になっていて、秋には下見もした木地山集落から北谷に入り途中から分岐した林道を百里ヶ岳頂上の北方ブナ林尾根に取付くコースだった。参加者は7名。ほとんどが昨年大日ヶ岳で一緒だった方々だ。
【日 時】 2014年1月18日(土)
【行き先】 百里ヶ岳(931.3m)
【天 気】 曇り
【メンバー】 京都S会メンバー7名
【コース・タイム】
木地山登山口 9:15
(スタート)
登頂林道入口 10:00
ブナ林尾根 13:00
百里ヶ岳頂上(昼食) 13:30 14:00
滑降開始 14:05
木地山登山口帰着 16:30
(滑降終了)
ここから頂上までが本日最も気持ちのいい山スキーでの登行コースだった。ブナ林帯の登行も滑降もこれに勝るものはないと思う。30分ほどで百里ヶ岳頂上に到着。頂上の標識がほとんど雪に埋没していた。積雪量は軽く1m50を超えているだろう。
雪の量が気になっていた。集落のあたりはまだ少なかったが、高度が上がるごとに増えて十分な量になった。集落のはずれに雪が積み上げられた壁を越えたところでシールをつけて出発。1年ぶりの感覚がよみがえるが、このあたりの雪質は良くなく快適さはまだなかった。雪の量も少ない。昨秋下見で気になっていた崩落個所に到着。
林道を滑降T
気持ちいいブナ林帯の登行
百里ヶ岳頂上に
桜谷山の稜線
植林地の林道を行く
ハザードを越える
登行開始
今回のトラックログ
出発準備
崩落ポイントを高巻く
気持ち良い林道の登行
ここはいったんスキーを外してツボ足で上部をまいて行くしかなかった。今回のコースではスキーの脱着が片道5回くらい必要だった。その分時間と労力を要した。滑降も尾根ではなく登りの林道を折返すという。初スキーであることと初心者の方に配慮して今回はピストンすることに決められたようだ。
積雪量が増した林道
この写真で雪の量が推し測られるだろう。ここで、すでに1m50くらいはありそうだ。視界が開けたところで綺麗な稜線が見えた。若狭の駒ヶ岳を挟んで高島トレイルの尾根だ。左の高い山が桜谷山(824m)だろうか。
恒例バンダナショット
滑降開始へ
頂上で昼食タイムをとり、道標が埋没しているため、恒例バンダナショットを桜谷山方面をバックに撮ってもらった。そしていよいよ滑降準備に入る。本当なら頂上から直尾根を滑りたいところだが、今回は登って来た同じコースを滑る。
林道を滑降U
時刻も午後2時をまわり、滑降開始タイムとしてはリミットだったので、ピストンするのが安全第一。最初のブナ林滑降は良かったが、その後は延々と林道をほとんど直滑降での滑りとなった。制御しながらの滑りなので、足がガクガクに疲れた。それでもほとんどのところが新雪の初山スキーを堪能できた。今年は何回山スキーができるだろうか。
植林に取付いた雪玉を横目に
ブナ林尾根のポイントに取付く