酒井神社本殿 滋賀県指定文化財
酒井神社本殿
一間社流れ造り、檜皮葺き屋根の社殿で、正面は長く延びて向拝(こうはい)となっています。
側面の姿が美しいご本殿で、特に正面の向拝宝珠(ほうじゅ)柱間に低い吹寄障子(ふきよせしょうじ)があるのは、大変貴重であります。
多くの棟札が残っており、元和六年(1620)に浅野長晟によって両社神社と共に建立されております。
社殿の蟇股(かえるまた)、木鼻といった細部も江戸時代初期の特徴をよく表している神社建築といえます。
なお、棟札七枚と共に昭和三四年(1959)に滋賀県の有形文化財に指定されました。


両社神社本殿 滋賀県指定文化財
両社神社本殿
一間社流れ造り、檜皮葺き屋根の社殿で、正面は長く延びて向拝(こうはい)となっています。
側面の姿が美しいご本殿で、酒井神社とは、蟇股(かえるまた)の彫刻や虹梁(こうりょう)若葉などの細部が異なるだけで構造は同じです。
元和六年(1620)に浅野長晟によって酒井神社本殿と共に建立されており、細部も江戸時代初期の特徴をよく表している神社建築といえます。
昭和三四年(1959)に滋賀県の有形文化財に指定されました。


琵琶湖洪水石標 大津市指定文化財考古資料
琵琶湖洪水石標
現在、この石標のある下阪本の酒井神社などの琵琶湖の沿岸は、瀬田川の洗堰(あらいぜき)の完成明治三八年(1905)まで、ほとんど毎年洪水や冠水の被害を受けていました。
明治に入ってからも、明治一八年、二二年、二八年、二九年と4回の特に甚だしい水害で、なかでも、明治二九年(1896)の洪水は大洪水で、九月一二日には酒井神社付近で水位は一三尺近くあり、もと両社の辻南東隅にあったこの石標には、その最高水位が線がしるされています。
石標の他の側面にも、これより以前の主要な洪水水位を表示して、各洪水の規模を一見して判るようにしるしてあり、琵琶湖の治水の歴史にとって貴重な石標であるといえます。
昭和四〇年(1965)に大津市の指定文化財になりました。

戻る