検察庁について
検察官が行う事務を統括する官署で法務省の所管である。
●最高検察庁・・・(所在地 大阪)
●高等検察庁・・・(所在地 札幌、仙台、東京、大阪、名古屋、広島、福岡、高松)
●地方検察庁・・・(所在地 京都、他48)
●区検察庁・・・(所在地 570)
の4種類がありそれぞれ
最高裁判所・高等裁判所・地方裁判所・(家庭裁判所・簡易裁判所)に対応して置かれる。
各検察庁には、検察官と、その指揮を受けて補佐する検察事務官と検察技官がいます。

検察官とは
犯罪の公訴や捜査の提起、裁判の執行監督など検察権を行使する権限をもつ国家公務員。別称は検事
種類は
●検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事の5種類あります。
●検事総長・・・検察官最高の地位で最高検察庁の長として、全検察職員を指揮監督する。
●次長検事・・・検事総長を補佐する。
●検事長・・・・・高等検察庁の長としてその管轄区域内の地方検察庁、区検察庁の職員を指揮監督する。
●検事・・・・・・・各検察庁置かれる。
●副検事・・・・・区検察庁に置かれる。
●検察事務官と検察技官・・・検察官を補佐し、その指揮を受けて捜査を行う者
検察官は原則として司法修習生の修習を終えた者の他、裁判官、
3年以上の一定の大学で法律学の教授または助教授の職にあった者から任命される。

検察官の職務権限で最も重要なものは、公訴を提起し、法の正当な適用を請求する公訴権もつことである。
その他、捜査権、裁判の執行の指揮監督権、裁判所に裁判内容について通知を求め意見を述べる権限を有します。
検察官は検事総長を頂点として全国的に統一的な組織(検察官一体の原則)を持っているはずですが例外もあるようです、
各検察庁の長は自己の指揮下にある検察官にその事務の一部を行わせたり、その長が事故や事件に巻き込まれて死亡しても
検察官はその長の職務を代行できる。
警察と検察の違い

公安調査庁について
ご存知オーム真理教退治で名をあげた組織ですが、
テレビ報道でオームの信者が言っていことに一部真実があります。
(司法試験に合格できる資質も能力もないのに合格した事になっている公安の者)
公安調査庁のホームページへ
第二次世界大戦敗北後、占領中の公安審査局が前身である、1952年8月に設置された公安審査委員会で
(暴力主義的破壊活動を行った団体に対して活動の制限、解散を目的とする。
この組織の管理下にあるのが公安調査庁(法務省の外局)である。
●総務部
●調査第一部(内乱、外患誘致担当)
●調査第二部(騒乱、殺人、強盗、爆発部使用などの事件を扱う)
地方支分部局である
●公安調査局
●地方公安調査局の職員

公安調査庁長官の補佐役として
●次長公安調査官
●公安調査官・・・破壊的団体の調査に直接当たる者
公安調査官とは
国家公務員採用試験T種U種V種の合格者から採用されます。
また司法試験合格者からも採用されます。
しかし例外の例外言語道断もあります。