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資料館ニュース                  02年01月09日更新


01年12月

冷水寺胎内仏資料館、満三歳。記帳・名言集2

 先月号では平成十年(1998年)十一月オープン以来、1999年十一月までの一年間の名言を特集しました。今月は二千年の名言を特集します。
☆入ったとたんに小気味よい音楽が流れ、きもちよくなりました。
☆人から人へ歴史が継がれ、守られていく。すばらしいことですね。
☆よくわかった。すげー!と、思った。
☆世界一ちっちゃい資料館だと言っておられても、中身はあんこがぎっしりでした。
☆テレビみてお参りしました。
☆観音さまのなかに、もう一人入っていることを初めて知りました。
☆この焼け傷んだ観音さまが何を訴えているのかよく考えてみたいと思います。
☆本日の新聞をみて拝観させて頂きました。素晴らしさに再度感銘を受けました。
☆博物館協議会2ページが埋まるか心配してきましたが、入り切らないほど内容のある資 料館でした。
☆観音めぐり、聞き覚えのある歌で懐かしく思いました。
☆つくった人の「伝えたい」との思いが、まっこうからぶつかってくる資料館でした。
☆昔のしゃしんとかあったのですごかったです。
☆れいすいじがもえるのがすごくこわかったです。
☆県の広報で知りました。小さくても、大きくても残っていることが有り難いですね。
☆手が戦争で焼けてしまったほとけ様がかわいそうだった。
☆入口の言葉「ようきてくれやんた」嬉しかったです。世界一ちっちゃい資料館バンザイ
☆新聞を見てきました。本当にあった話なので驚きました。
☆噂も聴いた。記事も読んだ。けれど下村さんから直接聴いたら熱かった。もっともっと 熱かった。オリジナルな工夫 には脱帽だった。
☆館長さん、たててくれてありがとうございます。
以上、記帳ノート2より抜粋 
 子どもたちが記帳をしてくれる資料館など、何処にもないのではないか?と思っています。館長みょうりに尽きます。ありがとうございました。

01年11月

冷水寺胎内仏資料館、満三歳。記帳・名言集

平成十年(一九九八)十一月オープン以来、資料館に設置している記帳ノートは四冊目になる。満三年目を迎えた冷水寺胎内仏資料館の入場者数カウンターは、一回転してしまった。
 最近の記帳に「小さな小さな資料館ですね。でも、温かさを感じるよいところだとおもいます」。と、ありました。そこで、今日までの名言を特集します。
 ☆住民の優しさが伝わってきました。本日の竣工、おめでとうございます。
 ☆すごい資料館です。驚きました。
 ☆宇根はいつも光っています。
 ☆小さくても大きく感動。
 ☆センスがよろしいネ!
 ☆住民のパワーを見せて頂きました。
 ☆ちいさいな〜…。
 ☆ひと知れずとも見守る人あり。名知れずとも導く人あり。
 ☆次に来ると何か変わっている。こんなすばらしい資料館は、宇根だけ。
 ☆宇根に生まれて、宇根で老いてよかった。
 ☆木のかおり、信仰の篤さ、心洗われる資料館。
 ☆次の御開帳には縁を結んで頂きたい。
 ☆あまりにも立派なので感激いたしました。
 ☆友達にも報せてあげます。
 ☆心のこもったお礼状ありがとうございます。
 ☆カンドウシタゼ。
 ☆焼けた仏像を見たのは初めてです。今は平和でよかったです。
 ☆痛々しい姿に、思わず合掌しました。
 ☆今日一日、気分よく過ごせそうです。
 ☆世界一ちっちゃい。ギネスに載せてみては?
 ☆スバラシイ地に来て感激。幸せ感あり。
 ☆『手作り郷土賞』おめでとうございます。
 ☆昨年は手術を受けて辞していましたが、今年はお陰さまで良きご縁を得られました。
 ☆村人たちの想いが伝わってきます。
 ☆宇根の水まんじゅうは、冷たくておいしかった。
 ☆先人の魂、真心に心を打たれます。
 ☆戦いは、心と体、そして地球を傷つけていると痛感しました。
 ☆『たかつき観音めぐり』良い歌詞ですね。

 平成十一年十一月までを掲載しました。

01年10月

胎内あんこ堂、産建委員長賞 受賞

 この度、第四回高月町特産品審査会が行なわれ、宇根まちづくり委員会・胎内あんこ堂が出品した『鞘仏飴』が十七作品中、食品の部で最高点を獲得し、産業建設委員長賞を受賞した。
 鞘仏飴の特徴は、金太郎飴をヒントにして、冷水寺の胎内仏を保護するために元禄十五年に造られた鞘仏と胎内仏をイメージして制作した。飴の中心にはゴマペーストで着色した飴で胎内仏を配置し、その周りに鞘仏をイメージして黒砂糖で着色した飴で包み、さらに、かくはんして白くした飴を巻いた飴で包み込んだ。成形後銅板の上で引き伸ばして直径2センチの円筒状の飴は、どこを切っても中からは観音さまが現れる。
 飴づくりに参加した人は、水あめと砂糖の分量を調整しながら何回も失敗を重ね、手に水脹をつくりながらも笑いの絶えない作業の結果、やっと成功して会心の作品が出来上がった。
 胎内あんこ堂は、一昨年『水まんじゅう』で町長賞、昨年『おみくじせんべい』で議長賞を受賞し、今回で三年連続の入賞となった。

01年09月

国松知事に『逢えてよかった』

 先月、宇根区郷づくり委員として『滋賀の地域創造会議』に出席しました。長浜県事務所管轄で七名が出席し、今後の滋賀県の在り方・環境、福祉、まちづくり、教育、観光等など『知事と気軽にトーク』同様、気楽な会議が浅井町の五先賢の館で開催されました。
 知事は得意のエコスタイルで会議に臨まれた。わたしも案内文のとおりにラフな格好で出掛けたのですが、ラフなシャツ姿は私一人だった。けれど、知事は歓迎して下さいました。『知事と気軽にトーク』で、今年の三月二十日に宇根を訪れた国松知事にはその日、韓国の李秀賢さんの追悼音楽会に釜山へ出掛けていたので会うことができなかったのに、私の名札を見るなり「あの時は韓国行で、宇根では会えませんでしたね」と、声をかけていただいた。知事からの突然の言葉に最初から感激してしまった。
 他のメンバーから見ると私は場違いの出席者だと思ったのですが、勇気を出して宇根の『郷づくり』胎内仏資料館、菖蒲のせせらぎ、広報ひろばについて発表し、レッドリストに掲載されたメダカを含む水質汚染による環境破壊について話させてもらった。
 司会者の立命舘大学教授・高田昇氏から会議のまとめの段階で、ぜひ宇根の郷づくりの話を改めて聞きたい等と云われ、また感激。「逢えてよかったですね」最後に知事からまた一言。

01年08月

観音まつり、冷水寺に八百人

 今年の観音まつりも大勢のお客さまが観音堂と資料館を訪れた。今年は写真パネルを用意して胎内仏の説明をさせてもらったので、皆さんが熱心に聞いてくれ、ついつい力が入ってしまい、数枚アンダーシャツを着替えてしまった。近くの人も県外の人も賤ヶ岳の合戦で焼け傷んだ胎内仏のお姿を拝観し、ため息を洩らしながら両手を合わせていました。神社係として、館長として、鞘仏まで創って焼け傷んだ観音像を護ってきたこの地・宇根の信仰の篤さを特に力を入れて説明しました。他の観音堂にない何かを体感して帰っていただきました。
 二日前から館長宅でホームスティしていた韓国の中学生、二人も観音堂と資料館を訪れた。前日の夜にゆっくりと説明してもらっていたので当日は、記念写真と水まんじゅうを頂いて、なお韓国語で記帳をしてホストファミリー宅へ帰った。

01年07月

観音堂も夏の装い

 二十九日、参議院選挙の投票日に宮掃除が行われ、冷水寺観音堂も合わせて夏草の除草や立ち木の葉刈り等が行われました。特に生い茂っていた柳の枝が払われてさっぱりとした夏の装いとなりました。
 せせらぎの水辺も、玉石を取り出して洗い、水鉢や切石の苔等もきれいに掃除をされ、親しみのある水辺として多くの参詣者に、猛暑の中での爽やかなスペースとして喜んでいただけるようになりました。
 ◎来館者の言葉
 昨夜、安土の図書館で見たので是非と出かけてきました。小さいが湖北らしくすばらしい! 

                                八日市市 和田善一郎
 出稼ぎでこちらに来て一ヶ月あまり。いろいろな歴史を感じます。住むには良いところだなあと感じました。
                                熊本市  長野 隆
 叉、来ました。いつまでも続けてください。
                                長浜市 キャッツ 若島
 湖北の歴史の一端を理解できました。心から謝意を申し上げます。
                                      辻
 湖北の観音さんに対する向き合い方が学べる資料館だなあと感じます。
                                蒲生町 奥野
 ふるさとを愛する方々のお心に触れさせていただきました。
                                日野町 若林
 ビックリしました。何よりも扉を開けると明かりがつき放送が始まったことに……
                                長浜市 坂口 鍵

01年06月

國松知事のホームページ

「知事と気軽にトーク」が私たちの集落、宇根で開催された。その後、国松知事は冷水寺胎内仏資料館へ立ち寄られました。『ようこそインターネット知事室へ』で、感想を述べておられます。以下は『知事のびわこ日記』を抜粋しました。
 トークの終了後、大変興味深いものを見せて頂きました。それは、冷水寺胎内仏資料館と言い、賤ヶ岳合戦の時に焼き討ちにあって傷ついた冷水寺の観音坐像は、元禄十五年に「鞘仏」が作られ、秘仏として住民の手によって守られてきました。現在ではそれは言い伝えになってしまったのですが、平成八年に屋根の修復工事をした際に、鞘仏を外したら、実際に胎内仏の姿が現われたのです。これに感動した地域の人々は、これを守り伝えていこうと、自分たちの力で小さな資料館を建設されました。企画、設計から建築までが区民の手作りによる資料館。面積は、わずか十平方メートル強、『世界で一番ちっちゃい資料館』という看板が掛けられていました。館内には、いろんな工夫がされていました。(中略)
 さらに素晴らしいと思ったことは、ここの自治会ではインターネット上に宇根区自治会のホームページをつくり、こうした取り組みをITを使って発進されていたことです。このように自治会がホームページをつくって自らの地域を紹介するという取り組みは、まだあまり知られていないかも知れません。地域活動の新しい姿とも言えるもので、時代はもうそこまで進んでいるのを教えられる思いでした。     國松善次

01年05月

香りも、度を過ぎれば異臭

 広報『ひろば』の基本姿勢は、明るいニュースを掲載することだ。が、ほのぼのした匂いも度を超せば異臭になったお話。
 五月一日、ゴールデンウイークには、資料館にも多くの人が訪れるであろうと思って、玄関の花を生け変えに行った。資料館の館内放送が聞こえていないにもかかわらず、館内からコトコトとけっこう大きな音が聞こえてくる。気味が悪いけれど、恐る恐る静に戸を開けてみると中から赤いつなぎ紐をつけた茶色の犬が現われた。そこまでは良かったが、内部土間には、ウンコの山があっちにもこっちにも、おまけにショウベンの海が広がっていた。多分、二日間以上はこの中に閉じこめられていたと考えられる。
 いきなり、汲取やさんになった館長。紐でねじくられ、乾いたウンコはブラッシングをしてもなかなか取れずに苦戦した。長い間、土間の拭き掃除を怠っていたので、その間のツケが回ってきたのだろうか。けれども、これくらいでフン(憤)慨する館長ではないことは、ご承知の通り。動物以外は、大人も子どももせいぜい入館してほしい。

  ◎来館者の声
 戦火で焼けた仏様を秘仏として守り続けてきたというエピソードには感動しました。この地の歴史の古さや、この地に住む人々の信仰の深さを感じました。ありがとうございました。
 千葉県小見川町
        稲垣智恵子
 「花を通しての友好」をモットーとする団体です。男性二名外国人二名を含む四十七名で湖北にやって来ました。とてもきれいな鞘仏さまで、皆様方の愛情深きご信心に頭の下がる思いで拝見させていただきました。
 京都市北区紫竹下
 いけばな
 インターナショナル京都支部
        高山益子
        他四十七名

01年04月

胎内仏資料館へ
  嶋田くんから礼状

この四月から四年生になる東柳野の嶋田翔太君が、昨年七月に三年生全員で冷水寺胎内仏資料館を訪れた時の思い出と、お礼の手紙を届けてくれました。
 一学期に高月町めぐりで宇根の資料かんへ行ったとき、親切に説明してくださってありがとうございました。説明は、昔におぼうさんが来てほとけさまを木をほってつくってくれたけど、いっきをして、ほとけさまはやけてしまったとくわしく説明してくださいました。それに、絵はがきと、やけたほとけ様を書いたパンフレットをくださって、ありがとうございました。ぶつぞうさんは、やけたと教えて下さったから、これからは、ぶつぞうさんを大切にしていきたいと思います。
 ぼくは四年になったら国語をがんばります。下村さんは、歌づくりや大工さんをがんばってください。本当にありがとうございました。   嶋田翔太

 先月、カレンダーを届けてくれた宗友君と嶋田君に、李さんに捧げる歌「あなたを忘れない」をプレゼントしておいたら、「しぶい曲やった」と、北山先生に話していたそうです。子どもたちと、こんなやりとりが出来る博物館は、ちょっと見当らないでしょう。世界で一番やさしい資料館かもしれません。

01年03月

古保利小学校から
  またまた資料館にプレゼント

 《みなさん、こんにちは。古保利小学校のなかよし学きゅうです。ぼくの学校では、まいあさどくしょタイムがあります。中略、こころがほんわりするおはなしのカレンダーを作ったので、つかってください。》と、メッセージを添えて、資料館の記帳台に読書感想文と絵を画いた四月から来年、三月までのカラーのカレンダーが置いていました。
 これは、昨年十二月に松笠のミニツリーをくれた古保利小学校の宗友まさしくんの作品です。表紙は、『2001ねんど、まさしのこころほんわりカレンダー』です。
 広報『ひろば』今月号から毎月一枚づつ紹介をします。

國松滋賀県知事が「知事と気軽にトーク」で宇根の集落センターを訪れました。子ども達や青年、女性、お年寄り等多くの区民と共に、ひざを交えて琵琶湖の環境問題や、福祉、教育、そしてびわこ空港の問題等について話し合った。

 その後、胎内仏資料館にお立ちより頂きました。

◎入館者の言葉
 「知事と気軽にトーク」にて
  滋賀県知事  國松善次

01年01月

 子どもたちが見ている、まちづくり

 平成十一年度郷づくり委員会が整備した、総池周辺の環境整備『菖蒲のせせらぎ』は、初夏には、白や紫、黄色の花を咲かせて行く人の目を楽しませてくれました。が、師走ともなればその菖蒲も冬枯れとなり、なんとかしなければと思っていた矢先に、イザイモの正朔さん夫婦が冬枯れの菖蒲を刈り取ってくれました。この整備事業を終えたときに一番喜んでくれたのも正朔さん夫婦でした。     人の心をなごませる花は、どこかで誰かが、知らないうちに世話をしていてくれるから咲くのです。総池に限らず、集落センター周辺や町道・宇根阿閉線には、季節を問わずにいろいろな花を咲かせてくれる人たちがいます。
 冷水寺胎内仏資料館にも、年中、野の花が生けられています。公共の土地に、個人が自主的に花を咲かせているところは、見かけたことがありません。たとえ咲いていても、区や町が絡んでいるように思えます。このやさしさを、きっと子どもたちは見ています。きっと、きっと…。

◎入館者の言葉
 明けましておめでとうございます。 
   びわ町曽根 中川正清 湖北町山本 七里良一

 雨の中、心細い思いでたどり着きました。心暖まる博物館でした。
 次回は是非、御像を拝まさせていただきたいです。
   茨木市    大内曜子
 長浜から来ました、小さくても立派です。いつまでも残して下さい。
          若島正幸 
 今、この地域で仕事をさせて頂いてます。仕事の合間に伺いましたが、
 いろいろ勉強になり、ありがとうございます。
          西脇良浩
 初めて訪問させていただきました。小さな資料館とは云うものの、
 見どころが多く大変興味深く拝見させていただきました。
 歴史を守って来られた先人達に感謝すると共に、これからも末長く
 多くの人々に愛される資料館となられる事を、お祈りいたします。
    横浜市   飛騨一博
 小さい頃遊んだ懐かしい場所に来てみて、変わりように驚と共に、
 歴史の深さに触れました。今後も大切に保存を。
          新井道子
 元気にて正月を迎えさせていただきました。
 今年も元気はつらつと生きさせていただきたいと思います。
          北田信行 
 おめでとうございます。
        久保田稔之 直子  
        久保田茂之 智香
 二千一年元旦
        佐藤 良
        井口 洋子 
 慈光山冷水寺初詣
 「鞘仏の内に天声観世音
   願い叶て目覚む霊水」
         武田花山
 (昔、眼を病む郷人たちが冷水寺の泉で眼を癒したとの聞き伝えを回想しての一句です。)

00年12月

 古保利小学校から
   クリスマスツリーのプレゼント

 今年七月に胎内仏資料館を訪れた古保利小学校三年の『なかよし学級』の子ども達から、資料館へクリスマスツリーのプレゼントが届きました。
 クリスマスツリーと言えば、モミの木にモールや飾りを施したものと思いがちだけれど、それは思いもかけず小さな松かさに金、銀、赤、紫の彩色を施してビーズなどをちりばめたもので、まるで宝石箱のなかから出してきたような、あまりにも美しくかわいいミニツリーでした。
 指導にあたった北山先生のやさしさも一緒に伝わる心温まるプレゼントでした。さっそく資料館の展示室に飾りましたので、ぜひご覧ください。むねともまさし君からのメッセージもついていました。

 文芸春秋からの取材
 発行・滋賀県広報課、編集制作・文芸春秋の『りっぷる淡海』の取材を受けました。これは、来年三月中旬発行予定で、特集「町の小さな博物館」で紹介される予定です。
 ちなみに十三号での特集は、今月半ばまで宇根春日神社のご神像が展示されていた信楽での白洲正子『かくれ里』を行くがテーマでした。三月の発行が楽しみです。

00年11月

竣工二周年の
  胎内仏資料館
 平成十年(一九九八)創意と工夫の郷づくり事業の補助を受けて、区民の手で造られた資料館は、三年目を迎えることになった。
新聞やテレビで『世界で一番ちっちゃい資料館』は大きく取り上げられてきました。賤ヶ岳の合戦の際に大きく焼け損じた観音像に、鞘仏までつくって護ってきた先人の魂と信仰の篤さに、訪れた人々は感動して帰っていかれます。区民が知恵を出しあい、手づくりの資料館は何処にも負けない大きな宇根の遺産となりました。
 県立琵琶湖博物館の図書館には、冷水寺胎内仏資料館が毎月発行しているニュースレターがファイルされ、閲覧できるようになっています。一九九九年四月に開設された閲覧コーナーへ行ってきました。滋賀県博物館協議会へ加入しているのは百館近くあり、ニュースレターを発行している館は三十三館。コーナー新設以来、毎月発行しているのは冷水寺胎内仏資料館ただひとつでした。どこかの新聞が、「小さくてもキラリと光る資料館」と書いてくれたのを思い出しました。

00年10月

 行楽の秋
  資料館は超満員
 長い長い渇水の夏が終り行楽の秋を迎えたが、今度は秋霖(しゅうりん)の季節を迎えた。『しゅうりん』、言葉の響きから、なんとも言えない美しい言葉だと思うけれど、実は、秋の長雨をさす言葉である。
 雨の間を縫って資料館に大勢の観光客が訪れた。大型観光バス二台で湖東町から七十八名がケーブルテレビのカメラスタッフと一緒に、取材を兼ねて訪れた。何せ、世界で一番ちっちゃい資料館のことだから一度に受け入れることは出来ません。最初十五分程、胎内仏の説明をし、観音堂の十一面観音像(鞘仏)を拝観する人、資料館の資料を閲覧する人、入館する人等に別れて頂き、四組を案内した。案内には、館長と事務局長が当たった。

 翌日、またもや高槻市のケーブルテレビ局の取材を受けた。今度はタレントの『にげみず』の二人がレポーターとして来館した。両局ともに、数ある湖北の名所の中から冷水寺胎内仏資料館を選んで取材してくれたことを誇りに思うと共に、自信に似た何かを感じ取った。
 今後も区民のみなさんと一緒に冷水寺胎内仏資料館を軸にし、ふるさと宇根を大切に守って行きたいと思います。

◎今月の入館者
  彦根市 杉山由昭
       以久子
  鈴の音が
     いまいち弱し
         蝉しぐれ
  井口 大久保隆紀 
  熊野  山本助夫
      高山秀浩

  米原町 松村武温
       忠子

  五個荘町安田哲夫

  名古屋市久野 茂
        冴子

00年09月

 観音まつりのお礼

 朝日新聞週刊情報誌『あいあいAI滋賀』の取材を受けました。今日までにはその他の中央新聞や地方紙の取材はあったが、朝日新聞は初めてのことでした。内容も記事のスペースも満足する掲載でした。(資料館に掲示)冷水寺胎内仏資料館では、何のPRもしていないのにつぎつぎと取材にきて頂けるのは、たぶんホームページのお陰です。某鍛冶屋さん、ありがとう。
 観音まつりの礼状が
      届きました。
 年令四十五から五十才の眼鏡の館長さん、案内ありがとうございました。循環バスがなかなか来なくて…昼食(素麺)などご馳走になり大変ありがとうございました。見ず知らずの観光客に対して細やかな心遣い…、感謝にたえません。お礼状を出したくても住所が分からず困っていましたが、安土城考古博物館図書館の住所録から冷水寺胎内仏資料館の住所が分かり、やっと礼状がかけました。五個荘町にお越しの時は、声をかけて下さい。(抜粋)
   五個荘町   安田哲夫
 八月の観音まつりには、巡回バスで高月町内の観音さまを拝観させて頂きました。宇根へも久しぶりによせてもらい、ありがたいご縁でした。水まんじゅうや冷茶をご馳走になり、ありがとうございました。先日、兄(次男さん)が宇根の広報を持ってきてくれました。私の名前が載っていて少し恥ずかしい思いでした。伊部へ来られたら寄ってください。(抜粋)
   湖北町伊部  富永仁枝
◎入館者の声
 母の奉納額を拝観させていただきました。親子三人、十年ぶりに寄せていただきました。貴重な写真を拝見させていただき、今更ながらに思いを深める次第です。
   奈良県橿原市 西嶌鶴雄 

お盆で帰省し、初めて拝見させていただきびっくりしました。とても感動しました。
   敦賀市 西嶌淳生
         秀代
         啓太
         えい
お盆で帰ってきました。
   大阪府 西嶌近富
久々に冷水寺に参らせていただきました。ありがとうございます。

又、ゆっくりときます。

   高月町 島津達雄
   宇治市 平岡 妙

00年08月

観音まつり、賑わう!

 八月六日、第十六回観音の里ふるさとまつりが開催され、宇根冷水寺の観音堂もご開帳となり、バスツアーや観音巡りの参拝者で大賑わいとなった。
 今年も、事前に郷づくり委員会が招集され、胎内仏資料館を中心としての受け入れ体制が話し合われた。そして昨年高月町長賞を受賞した胎内あんこ堂の「水まんじゅう」を製造販売することになり、合わせて、町立資料館の「やすらぎせんべい」や商工会女性部の「美人漬け」の委託販売も行う事になった。
 当日は、神社係の方々によるご開帳、御朱印等のお世話と日赤奉仕団によるお茶の接待が行われ多くの参拝者に喜ばれた。
 そのような中、胎内あんこ堂にちいちゃな助っ人、琢雅くんが登場し、お父さんのお手伝いにと大活躍をした。胎内あんこ堂では午前中、郷づくり委員会のおじさん連が店番をしていたがせんべいや奈良漬の売れ行きがかんばしくなく、困っていたところに、午後から手伝いをしてくれた琢雅くんが御客さん一人一人に声をかけ、味見もしてもらい走り回って「せんべいはいかがですか〜奈良漬おいしいですよ〜」と、かわいく接待してくれた。すると年配のお客さんに受けが良く、せんべいと奈良漬が完売できました。琢雅くんのかわいらしさが、孫の姿のようだと、こころよく買っていってくれました。
 資料館の説明も、玄関の戸を外して解放し、下村館長自ら汗だくとなって対応に当たり、「世界で一番小さな資料館」が、のべ六百名を超える人々で終日混みあった。

 今年の観音まつりは、昨年に比べると少し参拝者が少なかった。その代わりツアーバスの停車時間が長くなり、巡回バスの停車場も観音堂の前に変わったことから、参拝者には良くなった。巡回バス・一号車からはかなりのお客様が下車され、宮世話さんも胎内あんこ堂の水まんじゅうも一気に活気づいた。
 資料館では、竣工二年目とあって結構、予備知識をもって入館される方もあり、館内の説明も詳しくしなければならなかった。胎内仏に興味をもった栗東町の宮垣さんは何回も説明を聞き、水まんじゅうを食べ、記帳をしているうちにバスが通過してしまった。とり残され組には次男さんの妹・富永仁江さん達もあり、気の毒に思った区の役員さんは、自家用車で次の目的地まで送ると言う心温まるシーンもあった。他の巡回バスの参拝者から、
 「こんな素晴らしい資料館があるのに、何故みんな降りなかったのでしょう。降りたのは私一人、車中で説明があれば良かったのに」と。その他の巡回バスの参拝者も同じ事を言われた。非常に残念な事柄でした。
 ◎今月の入館者
ここを出発点に、一日観音の里を廻らせて頂きます。頑張ってください。
   栗太郡栗東町 宮垣良樹
小さいながらとても満足できる資料館だと思います。暖かくとても楽しい感動をしました。アナウンスもわかりやすく聞きやすいと思います。
    高島郡高島町
         三大寺

ふるさと学園リフレッシュのメンバー二十二名で来ました。
    木之本町教育委員会

すばらしい資料館に、再び新しい友を誘って参観出来てこの上もない幸せと思っています。
    彦根市高宮町
     榎木繁雄 よし子
     馬場捨雄 岩田貞一

    静岡県藤枝市
          江川保隆
           カヨコ

    長野県南佐久郡 井出 衛

00年07月

 「朝日新聞、あいあいAI滋賀、取材に」
 冷水寺胎内仏資料館では今日までに、BBCをはじめ各新聞社、雑誌社からの取材を受けてきたが、今回は朝日新聞の取材があった。毎週木曜日に発行している『あいあいAI滋賀』の取材に九州出身の下村佳代(したむら)さんが訪れた。
 下村さんは、こんなメッセージを残して帰っていった。「噂も聞いていた。いろんな記事も読んだ。けれど館長さんと直接合って、直接話をしたら、熱かった。もっと、もっと熱かった。『遊び心』とは云え、細かいところ迄行き届いた『オリジナルの工夫』には脱帽だった。また新たな展開を期待して訪れます。楽しく深く有難いお話、ありがとうございました。」


 「古保利小学校、ふるさと再発見に」

七月六日には、こんな記帳がしていました。
「古保利小学校の三年生と、ふるさと学習で町内をめぐります。宇根には七月十二日によせてもらいます。今日は下見に立ち寄らせてもらいました。アナウンスとBGMが心の中にしみ込んで、あったかみが伝わってくる資料館。とっても良かったです。子どもたちと、ふるさと再発見に歩けて幸せです。下村さんが何時かおっしゃっていた『滋賀の湖北はいいところや』が何年も住まわせてもらっている内に、だんだん分かってきました。ありがとうございました。途中で道を訪ねましたら、どなたも親切に教えて下さり、それも嬉しかったです。」
     馬上・北山満希子
 そして、七月十二日、ちょうど昼時だったので館長は、お客様を迎えた。古保利小学校三年生、二十名が元気よく「こんにちは」とやってきた。館長は、子どもたちに説明をするのは初めてのことで、少し戸惑い気味だったが、子どもたちは、けっこう真剣に説明を聞き入った。「外側の観音さまの名前は何ですか」とか「どうして中が見えたのですか」などの質問があり、ちっちゃい資料館の中は暑さと熱気でムンムン。帰りに、竣工記念の絵はがきをもらって「ありがとうございました」と元気よく帰って行く児童に、館長はいつまでも手を振っていた。

◆入館者の声
   梅雨空に
     腰の古傷
         顔を出し
               高月町  大久保隆紀

 茨城から来ました。鞘仏様を見せていただき良く判りました。これから渡岸寺の資料館に行ってきます。
               茨城県つくば市 徳木
 チョットさがして見つけました。ありがとうございました。
               江南市   西村恵介
                       和子

00年06月

 「ガイドブックに胎内仏資料館紹介」
 滋賀県の博物館・美術館・資料館ガイドが昨年に引き続き『淡海の博物館』第二版として四月二十日に発行されました。編集・発行は、滋賀県博物館協議会で、発売元はサンライズ出版、定価・一六八○円です。 本の内容は、滋賀県博物館協議会への加盟館八十三館を掲載。施設の特色や展示物の見どころ、利用の仕方などを紹介しています。冷水寺胎内仏資料館はA6カラー・二ページに全景、観音堂、御手洗、館内、胎内仏や観音まつり等の写真と御本尊の由来が掲載されています。
 その他、地域別に分かりやすく紹介しているので、ぜひご覧になってください。書店にない時の問合せは0749ー22ー0627まで。見本は、資料館に展示。
 「資料館運営資金に夏みかん」
 入館者への礼状や展示品の入れ替え、そして観音まつりの対応等、資料館の運営にはいくらかの資金が必要です。少しでもその補てんになればと、館内に募金箱が設けてありますが、なかなか思うようには資金が集まりません。
 そこで館長が奇策を提案。胎内すっぱい堂で「夏みかん」を販売して資金を集めようとのこと。かって地域情報誌「みーな」にも掲載された、母と娘の思い出の「夏みかん」。母から嫁ぐ娘へ「夏みかん」を一個をプレゼントするとの心暖まるお話しで、そのお話しに登場した「夏みかん」が夕市で三個百円で販売されました。お陰様で完売!すっぱい堂の甘い話題でした。
 

◆入館者の声
 先日、朝日新聞の記事を見てこちらへ来た途中で立ち寄りました。聞き覚えのある歌声で懐かしく思いました。かわいい資料館楽しいですね。
    大津市   北村敦子
 テレビで知りました。暖かい気持ちになり又、お友達を連れて来てあげたくなりました。町内の皆様方の暖かい心が伝わってきます。子々孫々、栄えて下さると思います。ありがとうございました。
    八日市市西中野町 平井義人、礼子
             川嵜みえ子、赤澤信子
    豊郷町   西山 博、春江

    彦根市   荒田亮子
 新聞を見て一度行ってみたかったので観音様に手を合わせた。戸を開けて自動になっているのにびっくりした。鞘仏が、実際にあった話しだったので驚きました。
    彦根市   種村敏男
    湖東町   田中与一

00年05月

 「まちづくりは難しくない」
 冷水寺胎内仏資料館は、テレビの放映に続いて、県広報紙「滋賀プラスワン」にも掲載され、県内各地からの入館者が急に増えてきました。ちっちゃい、かわいい資料館は、女性にも男性にもウケているのが記帳を拝見するとよく分かります。特に、県広報紙の取材にこられた大阪の合田享史さんから次のような手紙を頂きました。「胎内仏資料館は官製の博物館にありがちな、金はかかっているが品が良すぎて面白くない。と云うのとは違って、つくった人の[伝えたい!]と云う思いがまっこうからぶつかってくるような資料館でした。このような、まちを盛りたてようとする熱い情熱に胸を動かされました。今後もまた魅力的な話題がありましたらお知らせください。ここまで云われると、一生懸命にやらざるを得なくなってしまいます。けれどもみんなが、ふるさと宇根を大切にしていれば、大して難しいことでもないように思います。 また、滋賀県博物館協議会が今年も『淡海の博物館』を出版することになり、彦根市のサンライズ印刷が担当します。四月上旬に取材があり、記帳を依頼したところ、出版部の岸田幸治さんは「淡海の博物館の取材で参りました。博物館協議会の方からは2頁分、埋まりますかと心配されたのですが、入り切らないくらいの内容のある資料館かと思います。」と、またまた御誉めの言葉を頂きました。入館者の声は、随時この欄で紹介します。何せ小さな資料館です。探すのが大変です。道を尋ねられたら親切に教えてあげてください。
 ◆入館者の声
 テレビを見てお参りさせていただきました。ありがとうございます。
    彦根市   辻 六朗、美千子
 首を傾けている神像は観たことがなかったし、観音像の中にもう一人はいっていることを初めて知ってびっくりした。きらびやかで美しい座像の中に焼け焦げた胎内仏がひそやかに収められているなんて不思議な気がしました。この観音様が私たちに何を訴えているのかよく考えてみたいと思いました。
    東高田   吉内雅子、弥生

 新聞で紹介されて、是非見学させていただきたいと訪ねさせていただきました。すばらしい構想と展示に感動しました。村の方々の取り組みに頭の下がる思いです。多くの方に紹介して再度訪れたいと思います。
   彦根市高宮  馬場捨雄、西村義一、西村真一、吉田貞一
   長浜市元浜  藤岡重郎、晃平、登美子
   彦根市京町  木村益雄、信
 渡岸寺の観音様とともにご紹介をさせて頂きたいのですが?
   NHK大阪 文化部 夏川 衛

00年03月

 「テレビカメラが資料館に入った」
 春の行楽の季節がすぐそこまでやってきました。資料館では、何かPRの方法がないかと、実のところ少しあせっていました。ところが急に取材とインタビューが二ヶ所から入ってきました。
 その一つは、高月町役場を経由して、びわ湖放送から『ぶるるるぶびわ湖』の番組のなかの[三ツ星ふる里大発見]の取材でした。今日まで、胎内仏資料館では新聞、ラジオの取材はありましたが、テレビカメラが資料館に入るのは初めてのことです。
 もう一ヶ所は、大阪の(株)高速オフセットからのインタビューで、毎月末に各新聞に折り込まれる滋賀県の情報紙、『プラス・ワン』に冷水寺胎内仏資料館を掲載したいとのこと。『プラス・ワン』の取材は、宇根の某鉄工所の『風林火山』さんから発信されているインターネットの情報をもとに来られたようです。アナログかデジタルかと先月号で問答しましたが、早くも答えが出てしまったようです。
 わたしたちは、何処の真似事でもなく、地域の特性を生かしたユニークなまちづくりを推し進めてきました。春から幸先のよい冷水寺胎内仏資料館。今後も、みんなでたゆまぬ前進を続けたいと思います。
 ◆入館者の声
 町の広報や新聞を見て一度来たいと思っていましたが、やっと思いがかないました。世界一ちっちゃな資料館と言っておられますが、中身はぎっしりの『あんこ』がいっぱいです。爽やかな雰囲気で案内放送も分かりやすく、楽しく見させて頂きました。また、境内に桜の咲く頃、予約をお願いして観音堂をも拝観したいと思います。
    高月町西野 杉野康子
よくわかった。すげーとおもった。
       宇根 深美秀平、深美弘治

00年02月

 「近江観音の道」発刊される!
 この度、近江歴史回廊推進協議会では、滋賀県が提唱する、新しい淡海文化の創造への取り組みの一環として、広く知られることなく埋もれたままになっていることの多い、滋賀県の豊かな歴史文化資産を全国に向け情報発信しようとのことで、近江歴史回廊構想を推進しておられます。
 協議会では、この構想の中で、十の探訪ルートを設定され、その中の「湖南観音の道」「湖北観音の道」の二つをまとめて「近江観音の道」として出版をされました。
 全国有数の優れた仏像のある聖地を紹介し、地域の個性や活性化を図り、まちづくりやひとづくりに活かせればと考えておられます。
 先日、その本を読んでみると、宇根冷水寺胎内仏資料館が写真入りで掲載されていました。日本でいちばん小さい資料館とのタイトルが書かれてありました。
 ぜひ皆様方も、書店に立ち寄られましたらご一読いただきまして、お買い求め下さい。まだまだ知らない滋賀の魅力が見えてきます。
 ◆入館者の声
 二千年、二月十二日 
    埼玉県鴻巣市 西村 勇、悦子

00年01月

胎内仏資料館も新年を迎え、記帳ノートを新調しました。
 ◆入館者の声
 明けましておめでとうございます。
        田中 幸、洋子

 二千年のお正月に熊谷さんに連れて来ていただきました。何かのご縁だと思います。
 人から人へ歴史がつがれ守られていくすばらしいことだと思います。
 新年にあたり幸せです。
    京都市 立木 茂、ますえ

 二千年一月一日元旦
       久保田 稔之

 あら楽し
   今年しや暦歴
       当たり年
 「行雲流水、浮世の舟よ」 高月町井口 大久保 隆紀

 東京都大田区土田 滋

 今月も参りました。
        下村 綾子

 再発見できました。すばらしいことです。
        下村 静子、圭子、聡子

99年12月

◆胎内仏資料館・この一年
 冷水寺胎内仏資料館はオープン以来、内外から多くのお客さまをお迎えすることが出来ました。この一年間、皆様からご記帳頂いた件数は百五十件にもなり、温かいお言葉や励ましの言葉等など、一言一言大切に、又、嬉しく拝読させて頂きました。今後も引き続き、ご意見ご感想をお気軽に記帳してください。又、皆さんからもこの資料館のことを、ご友人や知人に紹介してください。
 資料館のあゆみ
平成十年 十一月二十八日 竣工式挙行
   三百Mのテープカット
   記念講演
   『戦国時代を生きぬいた仏たち』佐々木悦也さん
平成十一年 二月
   滋賀県博物館協議会入会
   県内八五番目の入会で、郡内では観音の里歴史民俗資料館、布施美術館、雨森芳洲庵、己高閣につづいて五番目の 入会
三月 来館記帳五十人目に雨川恵美子さん   (西阿閉)
六月 来館記帳百人目に小林昭一郎さん   (草津市)
七月 建設大臣『手作り郷土賞』受賞全国三十二市町村が受賞、区長、館長、事務局長が出席
   竹村近畿建設局長から認定書と銘板を受け取る
八月 観音の里ふるさとまつり特別展『湖北の欠損仏』
   来館者千五百人胎内あんこ堂水まんじゅう販売
十月 高月町特産品コンテスト水まんじゅう町長賞受賞
十二月 開館一周年記念写真及び資料展(ファイル)

 世界で一番ちっちゃい資料館ですが、今後も、世界で一番大きなやさしさと、温かさを体感して頂ける資料館を目指します。ご支援よろしくお願いいたします。
◆入館者の声
 宇根のおばの家に来ました。
  愛知県 
    わかやま しゅんじ

 師走のせわしない一日とは言え、日本晴れの気持ちの良い日です。熟女四人の琵琶湖歩き、今日は高月!
 胎内仏の資料のコピーをおいて下さると嬉しいのですが?
  草津市  大西 マサ子
       野崎 薫
       小郡 三枝子
       岩下 雅子 

99年11月

◆資料館にマスコット

 文化・芸術の秋、それぞれが自分にかなった趣味を楽しんでおられるようです。
先日、資料館の玄関にススキでつくったフクロウが飾っていました。 
これは思いの外、簡単に出来る飾りもので、わたしも中学生の時にいくつも作った思い出があります。 
 資料館の中へ入ると、藤づるで編んだ篭の中に、松笠とススキのフクロウが入っているマスコットが
遠慮気味に、記帳台の隅に置かれていました。藤づるの篭は小さいけれど、個性のある立派なものだったので、
人目につく場所へ展示しなおしました。
 時々、資料館へ行くと、子どもたちが記帳をしている姿や今回のように、そっとマスコットを置いて帰られる人、
玄関の花器に菊の花をなにげなく差して帰られる人の、やさしい後ろ姿が目に浮かびます。
 世界で一番ちっちゃい資料館だけど、世界で一番やさしい・温かい資料館でありたいと思っています。
現代社会において、やさしさに勝るものはありません。ありがとうございます。

◆入館者の声

 小さくともすばらしい資料館ですね。入ったとたん、

 明るくなり小気味よい音楽が流れ、とても気持ち良くなりました。
                  高月町松尾
                      前田朝子

99年10月

◆各博物館からのお知らせ
 最近、各地の博物館からポスターやパンフレットが送られてきます。
胎内仏資料館からもパンフレットを各地に送りたいなあと思っていますが、
運営基金もまだまだ少なくパンフレットが作れず残念!
と、思っていたらここで朗報!日本芸術文化振興基金助成金の募集があるとの通知が
滋賀県企画県民部から届きました。交付要望書や定款等難しい提出書類がたくさん必要で
審査もあり大変ですが、観音様の御利益を頂戴してアタックしてみようかな!

◆入館者の声
 初めて世界でいちばん小さい資料館に来ました。あまりにも小さすぎてちょっとビックリ!
もう一度、小さい資料館をどこかに建設しててみればどうでしょう?
ちょっと謎があって楽しい場所でした。これからもがんばらっしゃい!(方言)
            
               富山県城端町
                なかじま ちえこ

 はじめまして、山中温泉から来ました。ええとこやねん。びっくりしたわ!これからも小さい博物館
じゃなくて資料館を大切にして下さい。かんのんさまにもお参りして帰るわ。ごりやくありますように。
ほんならさいなら!山中温泉にもあそびにきてや。ゆっくり温泉にでも入っていきねーね!
            
               石川県江沼郡山中町
                すがうち まきこ

99年9月

◆各博物館からのお知らせ

 県内各地の博物館から、企画展や特別展のお知らせがたくさん届いています。
資料館に展示しておりますので、博物館巡りをされる方はご参考に!
◆入館者の声
  冷水に
    心洗われ
       風涼し
             甲賀郡信楽町  北崎孝保
                     北崎幸子

 立派な資料館だといつも思います。「たかつき観音めぐり」良い歌詞ですね。
作者の汗をふきふき作っておられる様子が目に浮かびます。
                     M

 過日は誕生日にタイムリーなお便りを頂戴して、誠にありがとうございました。
冷水寺さんの御朱印をいただきたいと思っています。よろしく!
  蝉しぐれ
    さい銭静かに
        冷水寺
                     大久保隆紀

 れいすいじは、とてもきれい
                     田なべみき

99年8月

賑わう観音まつり!資料館特別展と水まんじゅう

◆冷水寺に約千二百人


 第十五回観音の里ふるさとまつりが八月一日開催され、町内二十一の寺院や観音堂が無料公開された。県外からのお客様もたいへん多く、毎年来られるという人も多かった。慈光山冷水寺には、県内の『歩け、歩け会』の二百人をはじめ、バスツアー組や乗用車での客をあわせると、約千二百人が訪れた。
 観音堂では宮世話さんが、朱印帳やスタンプラリーのカードに手際よく冷水寺の印を押したり、パンフレットの配布をした。また、循環バスが到着する毎に観音経をテープで流すと、信者も合わせて唱えていた。
 日赤奉仕団による冷たいお茶や、スイカのサービスは毎年ながら観光客に喜ばれた。特に今年は、厠(かわや)が資料館に設置されたことから、女性客もきがねなくよばれることができた。また、各家庭でとれたナスやトマトを販売したところ、価格は志ながら四千二百三円にもなり、売上金は資料館運営協力基金にとご寄付を頂いた。    
◆超満員の資料館
 昨年十一月オープン以来初めての観音まつりとあって、胎内仏資料館をお目当ての観光客もかなりあった。これに合わせて資料館でも郷づくり委員会が中心で、展示内容の充実を図っての特別展を開催。「いゃ、これが世界で一番小さい資料館!。立派やないの!」「いゃあ、よう出来てるし、分かりやすいね!」こんな嬉しい声を聞きながら、館長の正勝っあんの館内説明には熱が入った。五、六人がほど良い館内に、一度に二十人以上の人が押し掛け、熱気ムンムンの資料館となり、バスの停車時間が短いため、説明は特急、しかも立て続けに三、四回繰り返さなければなない。下村館長は、バスが帰るごとにアンダーシャツを着替えながらも顔は笑っていた。
◆売上は目標の二倍


 『今年の夏は、あなたとふたりで水まんじゅう』涼しげなキャッチコピーとは裏腹に、大豆乾燥センター内の特設厨房では、大きなガスコンロと蒸し器の蒸気で不快指数は百パーセント。郷づくり委員会企画の冷水寺特産品シリーズ第三弾、水まんじゅうづくりには、料理好きのみなさんの手によって何度も何度も試作を繰り返し、「元祖、胎内あんこ堂」独特の調合(企業秘密?)を編み出した。
 当日、蓋を開けてみると、これがまた売れる、売れるの大繁盛。午前中に予定していた二百個分の材料が底をつき、その後も二度仕入に走った。一個五十円での原価奉仕の水まんじゅうだったが、お客さんの喜ぶ姿に区長さんもニッコリ。

◆参拝者の声
 昨年は手術を受けて、観音巡拝を辞していましたが、今年はお陰さまで、良きご縁を得られました。
ウォーキングを楽しみながら拝礼しました。来年も元気でいたいものです。       
               長浜市元浜町  三輪省一

 滋賀歩け歩けの会で、大津から来ました。今日は西周りですって。
村の人々の暖かいもてなしにが、とても嬉しいです。毎年来ます。ありがとうございました。
               大津市  安達和子

 村人たちの観音さまに対する想いが伝わり、本当にいい資料館でした。
               名古屋市 吉田 哲

 十一面観音像も資料館も、他に見られない「あたたかーい」印象を受けました。
               高月町井口 宮下春恵    松山茂代 安藤香世子

 千田にも薬師堂があり、立派な像があったようですが、何かの具合で、今は奈良にあると聞きます。
焼け焦げた観音さまを、今日までお守りしてきた宇根の先人に心を打たれました。
               木之本町千田 田川正治

99年7月

◆下関から資料館へ
 冷水寺胎内仏資料館では、記帳して頂いた人すべてに、竣工記念の絵はがきで礼状を出しています。
 先日、下関の大松正己さんの記帳があり、遠いところから、わざわざ宇根まで、なぜ来られたのか不思議に思いながらはがきを出したところ、数日後、正己さんから礼状と共に金一封が届き、竹原団地の大松勝義さんのお父さんであることがわかりました。長府から久しぶりに息子さんやお孫さんに逢いに来られ、仏像や、観音さまが好きで、資料館に立ち寄られたとのことでした。
 さっそく頂きました篤志は、資料館運営基金に入金をさせていただきました。誠にありがとうございました。
◆記帳・百人目に
草津市の小林さん
 冷水寺胎内仏資料館の入館者は千五百人を越えましたが、記帳をしてくれる人は十五人に一人程です。七月十八日、百人目の記帳をされたのは、草津市桜ケ丘の小林昭一郎さんでした。 小林さんは現在、大阪船場の衣料品の問屋にお勤めで、湖北の同僚、長浜市の稲葉忠司さんと三十年ぶりに再会し、湖北地方を案内してもらっている中で、世界一ちっちゃい資料館へ訪れたようです。その場で、記帳・百人目をひそかに待っていた館長と偶然出会い、記念品の冷水寺特製湯呑みをペアで受け取りました。
 小林さんは、「素晴らしい土地にきて感激しました。筆舌に現すことの出来ない幸せを感じました。」また、「最初の一人から始まり小生が百人目とのこと、資料館は小さいけれど大きな、大きな思い出をもらって帰ります。これからも観音さまを永久に護り続けてください。」と、言葉を残し宿泊先の須賀谷温泉へ向かわれた。

平成11年度「手づくり郷土賞」受賞

地域の個性や魅力を活かした社会資本を発掘・紹介し、ゆとりと潤いのある地域づくりを進めようと創設された、建設省「手づくり郷土賞」の平成11年度受賞作品の発表と表彰が7月13日行われ、全国32の地域の河川、公園、道路、建物等が受賞した。
 近畿地区では、滋賀県高島町の城下町活性化施設「びれっじ」、野洲町の「中山道・外和木の標」、守山市の「自然にふれあう散歩道」、京都府日吉町の「スプリングスひよし」、大阪府羽曳野市の「であいのみち」、奈良県広陵町の「竹取公園」、そして、宇根「冷水寺胎内仏資料館」の7作品が受賞し、大阪市KKR HOTEL OSAKAにて伝達式が行われた。宇根からは中川区長、下村館長、武田事務局長の3名が出席し、近畿地方建設局長から認定証、銘板等を受理し、下村館長より資料館の概要等の紹介があった。

 

99年6月

総池の環境整備と資料館企画展

今年度の郷づくりについて区役員会では検討を重ね、総池の周辺の環境を整備することになり、区役員を含め十五名による、委員会が開催された。
 一昨年のアンケート調査で人気のあった、「総池周辺の環境整備」と「ふるさと観音の里まつり協賛事業」について、各委員から意見やアイディアを聞いた。環境整備については、総池東の仮称「デルタ地帯」に花菖蒲を植込み、湖岸のヨシ等と同じように水質浄化を兼ねた環境にやさしい郷づくりを目指すことに意見が一致した。又、美観や耐久性を考慮して自然石や各戸で不要となった長石をリサイクルし、環境を第一に考えた整備を推し進めることになった。
 観音まつりについては、今日までと同様、神社総代による観音堂のお世話や日赤奉仕団の方々による湯茶の接待の外に、今年は冷水寺胎内仏資料館がオープンしてから最初の観音まつりでもあり、参拝者に喜んでもらえるような企画展を開催することになった。
 その一つに賤ヶ岳合戦を表わす湖北のジオラマや合戦絵巻を創ることになり、観音様が焼かれた経過や、日刻みの年譜を添えて、戦国時代の湖北の仏たちとそれを守り続ける人々をわかりやすくご覧いただくことになる予定だ。
 また、冷水寺の胎内仏の御開帳については、出来るだけ前向きの姿勢で取り組んで頂けるように、神社総代へお願いした。
 

今月までのカウンター 645
 「資料館に花を」と呼び掛けたら、早速でっか〜い花や、きれいな菊を生けて頂きました。ありがとうございます。
 県博協より県内の博物館のガイドブックが届きました。
   貸し出しは館長まで!

99年5月 

 各地からの問い合わせ相次ぐ 
 最近、これといった目に見える活動をしていない「郷づくり委員会」だが、かなり忙しいようだ。五月に入り、気温がどんどん上昇する中で、玄関の生け花が長持ちしない。そこへもって、花器が大きいのでどんな花でも良いと言う訳には行かない。背丈の長い花があったら、どなたでも提供してください。これからの季節は、『花の命は短い』の言葉通りです。
 『宇根広報ひろば』は、インターネットホームページで世界中の人がアクセスできるのは、ご承知の通りです。五月に入り、滋賀県立琵琶湖文化館、社会科学課から、宇根春日神社が毎年六月中旬に行なう『斎田祭』についての問い合わせがあり、武田神官に説明を頼み、写真を添付して質問に答えた。
 また、神奈川県立歴史博物館企画普及課からは、冷水寺胎内仏資料館のすべての資料が欲しいと言ってきた。戦国の世にあって幾多の焼き討ちに遭いながらも、今日まで大切にお守りしてきた宇根の観音さまは今、急激に脚光を浴びることになった。湖北の観音さまを語るには、「宇根の胎内仏は、生き証人」として、高い評価を受けている。
 高月町広報五月号では、「湖北の仏さん」と題して、冷水寺胎内仏資料館が再び特集され、この地の信仰の歴史、村の歴史を次の世代に伝え、若者にも自覚をもつようにと締め括っている。また「滋賀県博物館協議会だより」滋賀県内の新館紹介と、滋賀県月刊紙「NEW滋賀」でも、冷水寺胎内仏資料館が紹介され、県内全戸に配布された。
 来館者も増えて、礼状書きもけっこうあるが、区民のみんなで作った「世界で一番ちっちゃい資料館」に、今、大きな期待が寄せられていることを感じる今日この頃です。
 今月末のカウンター

 入館者の声

○楽しかった。びっくり!いい曲でした。
         高月町 高森辰夫、保子
○素晴らしい!宇根の皆さんで守ってください。
         福井市 明石改一、房枝
○いい資料館です。これからも大切に。
         高月町 松井太士

○地域の皆さんの篤き信仰を形にした資料館ですね。八月の観音まつりには、是非ご開帳を!
         大阪府八尾市 内藤靖司

○来させていただきました。
         土岐市 松永光弘、他十二名
○いろいろ分かりました。勉強になりました。
         高月町 工藤翔平

99年4月 

 人のふんどしで行基を撮る 
 町史編纂委員と古文書講座受講生合同の研修に参加しました。平城京跡では、早くも「富本銭」の展示がしてあり驚いた。奈良国立博物館での「東大寺文書国宝指定記念特別展」が今回のメインだったが、私にとっては、同時特集展「行基菩薩を偲ぶ」を楽しみにして参加した。
 「行基」、そうです。私たち冷水寺の胎内仏を刻んだと言われている僧のことです。行基(ぎょうき668〜749)は、奈良時代、寺を建て、橋や堤を築き民衆の教化に務めた僧で、聖武天皇の尊崇を受け、743年東大寺建立に起用された。745年大僧正、749年大菩薩と仰がれた。生前から「菩薩」と称されたのは、後にも先にもなく行基ただ一人だそうです。
 天平勝宝元年(749)に、八十二歳の生涯を終えたという事は、宇根の胎内仏は、行基が五十七〜六十二歳頃の作品で、今から1270年ほど前の作品であり、如何に宇根の胎内仏がスゴイかを再認識せずにはいられません。
 その1250年遠忌を記念して特集展が同時開催されました。館内は勿論撮影禁止ですが、私は以前から、何が何でも行きたいところがありました。それは、行基に関する本の中に「近鉄奈良駅前に行基の像があり、市民の待ち合わせ場所になっている。」と、ありました。帰りのバスの時間まであと二十五分。今しかないと思い、タクシーに飛び乗り、運転手に「行基の像まで」というと、「ああ、噴水ね。」本に書いてあったように、行基像と言わずに、「駅前の噴水」と市民は言っているが、私は夢中でシャッターを押し続けました。
 知らぬ間に、帰りのタクシーの中で走りたいほど時間が過ぎてしまい、駐車場で車から降りたときはバス発車二分前で、すべりこみセーフ。行基像の写真は、資料館に展示しましたのでご覧ください。

 入館者の声

○新聞を見てお参りをさせて頂きました。そのお姿に思わず両手を合わせ、立ちすくみました。もう一度、妻とお参りしたいと思います。
    長浜市 岩崎
○知らなかったが、来てよかった。保存にと、頑張ってください。
    東高田 川田宗一郎
○焼けた仏像を見たのは初めてです。昔と違って、今は平和で良かったです。
    京都市 今田早紀

99年3月 

記帳五十人目に雨川さん(西阿閉)
 冷水寺胎内仏資料館では、来館者の四分の一の人が記帳をして帰ります。その記帳をして頂いた全員に礼状として、資料館竣工記念の絵はがきを送ってきました。
 オープン以来、ちょうど三ヵ月目の二月二十八日に来館記帳をした、高月町西阿閉の雨川恵美子さんが、五十人目となり、郷づくり委員会から記念品として、冷水寺の特製湯呑み茶わんをペアで贈りました。
 雨川さんは「毎日、宇根を通って通勤していながらこんな素晴らしい資料館があったことを知らなかった。友達にも紹介します。」と、記帳している。記念品贈呈のため、出勤途中に再度おとずれた雨川さんは、「とても嬉しいし、よい記念になりました。ありがとうございます。」と、喜んでくれました。
 ちなみに、五十一人目は、館長のお姉さんでしたが、館長は改ざんをしなかったとか。(当たり前の話だけれど)
その後、雨川さんは、お礼の記帳にも立ち寄られ、「おひなさまの日に記念品を頂き、本当にありがとうございます。皆様のご活躍をお祈りしております。」と書かれ、『紅梅の、心がなごむ、宇根の里』との句を詠まれました。
 次は、百人目が待ちどうしい。 滋賀県博物館協会へ仲間入りしたことから、滋賀県立琵琶湖博物館から『絶滅と進化』の本が送ってきました。内容は、「動物化石が語る東アジアの五百万年です。」小学生向きのやさしい内容です。貸し出しをしますので、恐竜や化石などに興味のある人は館長(正勝)へ申し出てください。
 今月までの入場カウントの累計は二百五十五です。

99年2月 

県立琵琶湖博物館をはじめ、高月町では観音の里歴史民俗資料館、布施美術館、芳洲庵が加入する滋賀県博物館協議会へ、宇根の冷水寺胎内仏資料館が仲間入りする事になりました。

 県内での登録件数は約八十館ほどあり、世界一小さい冷水寺胎内仏資料館は、八十三番目の登録となりこの協議会のなかで如何なることをすべきか、今後の郷づくり活動が楽しみです。加入をすると、県内の博物館を紹介する出版物に掲載され、研修や情報交換を行い、「しが県博協だより」を手にすることが出来ます。

 今月までの入場カウントの累計は二百十五です。

99年1月

 冷水のせせらぎが完成して、半年が過ぎました。秋には桜の葉が毎日毎日、排水溝をふさぐ程舞い散りました。宮世話さんが気をつけて取り除いたり、タワシで研いて頂いたり、とても綺麗です。暮れには、子どもたちが放ったのか、モロコが一匹泳いでいたこともありました。

 資料館では、誰とはなしに玄関の壷に赤や黄色の菊の花を生けて頂いたり、昼夜無休の資料館でも、何の悪さもなく、子どもたちがたくさん来館しています。十二月の中頃に、来館者を数えるカウンターを設置しました。これは、アナウンス及び照明のセンサーと連動しているので来館者の人数とは異なりますが一月末のカウントは百二八です。

 資料館では、各新聞の掲載記事や季節の写真などを展示して、模様替えを計っていますので時々ご来館下さい。現在、郷づくり事業の経過と竣工式の写真を展示しています。

来館者の声
 ▽村の方々の心篤い信仰に、うたれました。
                   井口  近藤斉伸

 ▽小さくても、大きい感動。
                   大井  丹部 均

 ▽初代館長さんに説明を頂き、素晴らしい出来上がりに感動しました。
                   速水  アドベン

 ▽昔のことがわかった。
                  竹原団地  内藤麻子

 ▽近くに、こんなに立派な観音様がおられることを、知らずにいました。
                  木之本町  山口洋子

 ▽おもしろかった。えん歌が気になります。けど宇根にこんな建物が出来てよかった。
  また、ほかのを建て下さい。
                  深美・田淵・伊藤、連合軍

 ▽人知れずとも、見守る人あり。 名、知れずとも、導く人あり。
                  重則   川越 薫


98年12月

 先月末にオープンした冷水寺胎内仏資料館は中日、読売、滋賀夕刊、町広報等々各種の新聞に掲載され、早くも人気を集めてきました。

 来館者の感想文を読むと九十パーセントの人が『感動』の言葉を使っています。来る人の心を揺さぶり、思わず合掌させるたった一枚の写真。勿論、美的な建築や素晴らしい声のナレーションも加わっての事でしょうが、改めてわたしたちは今日まで以上に観音さまを大切にしていかなければならない事に気付きました。

 そしてこのほど、秘仏の里・冷水寺資料館の看板が、高月町観音の里歴史民俗資料館の前に建てられるようになりました。 宇根の胎内仏は、湖北の観音さまを語るにふさわしい菩薩像と言い切った佐々木学芸委員のご尽力と教育委員会の許可を得て、看板のお嫁入りが決まったのです。

 そして来年は、渡岸寺から宇根へと観光客、参拝者がおいで頂けることを期待しています。

来館者の声
 ▽仏が焼け焦げても胎内仏として守ってこられた住民のやさしさが伝わります。
  年譜を見て、この地には役者が多いことに気づきました。
                     木之本町 前嶋英則

 ▽すごい資料館です。
                     唐川   雨森秀隆
 
 ▽胎内仏拝見させてもらいました。これからも大切にお守り下さい。
                     長浜市  渡部哲也

 ▽胎内仏拝見しました。すばらしい資料館ですね。
                     熊本県  鈴木隆宏

 ▽小さな施設のなかに住民の皆様方の大きなパワーを見せて頂きました。感激しました。
                     長浜県事務所 西川尚治


98年11月

 平成九年度より取り組まれてきた、創意と工夫の郷づくり事業「冷水寺胎内仏資料館」の完成にともない、竣工式と開館記念事業が28日、盛大に行なわれた。

たんぼに特設ステージ?

 午前九時サイレンの合図と共に、前夜からの雨模様のなか、子ども達やお年寄りがが会場の観音堂前に集まりだした。 そこには、郷づくり委員さんの連日連夜にわたるご苦労で、テントやシートで完璧なる雨天対策?のされた式典会場が整い、ショウベ(竹原正則)さんのたんぼには、パイプ足場で組まれた特設の舞台が出現。菊師の称号を持つヤザイモ(西川成雄)さんの、古木懸崖仕立ての菊が飾られ、文化の秋の締めにふさわしい設営が施された。

 ファンファーレは雅楽

 湖北しぐれの合間に陽がさしはじめた頃、式典を挙行。オープニングは、宇根雅楽会の皆さんによる「五常楽急」が演奏され、やや緊張ぎみの竹原区長さんが挨拶。

 続いて「何でもやります」とのリボンを付けて、郷づくり委員長の正勝さんが登壇。「戦国時代、あの柴田の勝ちゃんが焼打ちをしたから今日の資料館が…」と、楽しいジョークを交えた事業報告がなされた。

 町長、県議がお祝いに

 県、町の補助金事業とのことで、大音町長さん、橋本県議会議員さんがお祝いに駆けつけ、「これは世界で一番ちっちゃいかもしれないが、世界で一番キラリと輝く資料館だ!」「県下でも例を見ない、まさに創意と工夫の郷づくりだ!」との祝辞を述べ、宇根区の郷づくりを大きく評価された。

 みんなでテープカット

 挨拶が終わるといよいよテープカット。世界一にふさわしくテープ延長百五十メートル、出席者百八十名の全員による、ギネスもんのテープカットが行なわれ、使ったハサミ(寄贈品)と切られて左手に残ったテープ?、そしてマンジロ(井口政邦)さんがパソコンで加工、出力した絵はがきが、記念品としてみんなに配られた。

 胎内仏さんのご開帳を!

 セレモニーの後は、町立歴史民俗資料館の佐々木学芸員さんより「戦国の仏たち」と題しての記念講演があり、戦で傷ついた観音様を守り続ける尊さと、その歴史を後世に伝えるためにも是非、年に一度、観音まつりに胎内仏のご開帳されてはいかがでしょうかと提言をされた。

 里帰りの脇仏、ご神像

 今回の開館記念特別展として、歴史民俗資料館に出展されていた、冷水寺脇仏様(十一面観音)と、県指定文化財の春日神社ご神像(四躯)が神社総代の西川登さんと田中代理区長さんの立会で運ばれ、当日限りとのことで里帰り展示された。区民にとっては久しぶり再拝で、三坪あまりのちいさな資料館はうれしい大混雑となった。

 本家? 元祖?

 会場では、消防団、自警団や婦人会のお世話で、本家冷水寺ぜんざい、元祖冷水寺あまざけがふるまわれ、心も体も暖まるもてなしとなった。

 炭火で焼いたお餅を入れた、ぜんざい・あまざけは、その香ばしさが焼損された胎内仏の願いに通じ、冷水寺にふさわしい一品となり、最後までアイデアあふれる竣工・開館であった。


98年10月

世界で一番ちっちゃい資料館、上棟式挙行

外壁は冷水寺ブルー

 待ちに待った冷水寺胎内仏資料館の上棟式は、台風一過の十八日に執り行われた。前夜の台風十号でほとんど眠っていない人たちが、目をこすりながらも大変多く御祝いにかけつけた。作業上の注意の中で「本日は建物はもちろん、屋根葺きと外壁まで行ないます。」の言葉に、「エッ!」とのどよめきがあったが、柱や束の長が短かもなく作業は順調にはかどり、午後五時三十分には屋根、外壁ともに全ての作業が完了した。「宇根はスゴイ」と最近ちまたでよく聞く。いくら小さくても四坪強の資料館をその言葉通りに一日で外壁まで貼ってしまうのは、やはり「スゴイ」としか言いようがない。さすが完璧主義の宇根住民。

お昼休みに、大変ユニークな午後のスケジュールが発表された。三時のいっぷくに食べる餅をつく準備班、夜の祝宴のため丁野木川で鯉を捕まえる班、そして建築班だ。キネと臼を調達するもの、もち米をセイロで蒸すもの、投網を持って丁野木川へ行く人等など、午後は一気に御祝いムードが盛り上がった。蒸しが上がったセイロの餅米を陸朗さんが持ち込んだ臼で餅つきが始まる。手拭を頭に正美さんが掛け声よろしく手がえしをする。昇助さんが代わってキネを振る。ペッタン、ペッタンなつかしい音に誘われて子どもたちが集まってくる。キナコ餅、粒あんオハギが手際よく君子さん、民子さん、智子さん、紀代美さんの手でちぎられ、まぶされ、並べられた紅白餅が大きな重に四杯。お腹いっぱいの午後のいっぷくだった。

 丁野木川で大なまずをゲット

 一方、丁野木川班から大なまずを捕獲したとの連絡が入る。お目当ての鯉はやむなく、伊左男さんが釣ってきた目の下、六十センチの鯉をかわいそうと泣きながら提供。料理は宇根の道三郎こと寛一さんの手で、見事な鯉の活造りとなり夜の祝宴に出され、丁野木川でゲットした大なまずはカバ焼きに変身した。祝宴の途中で抜け出していた幻の料理人、陸朗さんの手によって造られた鯉のアラ汁に、みんな大満足。

余興は資料館館長任命書

 宴もたけなわ。区長より、棟梁であり郷づくり委員長の正勝っあんに祝儀が手渡された。ぶ厚い御祝儀袋を見て、みんなから「二次会やぁ」との声が挙がったが、開封された御祝儀袋から出てきたのは、なんと札束ならぬ初代・胎内仏資料館館長任命書とあった。二次会は棚上げされたが、素晴らしいジョークに大喝采の祝宴となった。


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