忘れんように書いとこー と

 5/4   懐かしい花の思い出
小さいころ おうちの小さな庭の沈丁花
余り日のあたらない隅で まいとし まいとし 春の香りをはこんできたよ 
花つきの悪いばらばらのつつじもね お庭はささやかな春になりました

チューリップ アネモネ は小学校の校庭でね 
 それは 新学期のはじまり うきうきと ちょっと どきどきがまじったなかで 咲いていたよ
 いろんな色がまじりあって はなやかな おしゃれな花でした

ラッセルルピナス ガーベラ 
こんな花 いままで見たことなかったよ 中学校の広い校庭の花園で花の名前がかいてました それはそれは 豪華な花でした
      草たちの競争
駐車場のかたすみは もう背伸びの競争です 次から次に新しい草たちが参加して競争になっていますよ
よもぎも せいたかあわだちそうも ぐんぐん伸びています

先頭集団です 
だからたんぽぽは早く種を飛ばそうとやっきです
ひめじおんはやさしく じわじわと伸びています
とがった葉っぱの稲の仲間もつんつんとつまさきで背伸びをしています
でも 一番上を行くのはね くずのつる 自分のつるをよじらしながら頭一歩でていますよ


 4/26  身近な生き物 雀とツバメ
雀とツバメが チュ チュンー チュン 
チィチィ ピチピチ 2匹が おいかけっこ
電線からブロック塀 英語のつづりみたいに
エルからアール  エスからエフへと
同じ大きさだから 仲良しなのかな?

昔からの町並みに毎年ツバメがやってくる
何年も前から 毎年毎年やってくる
ツバメの親から子に受け継がれ 毎年毎年やってくる

人のくらしに近づいて もっともっと近づいて ちょっとだけ用心しながら 一諸に生きている




   

昔ながらの家の軒先には 小さなたなと 下には糞の受け箱が 
ツバメはその町並みの軒先かすめて飛んでいる 飛ぶのに疲れたツバメは 屋根や電線で一休み

近くのたんぼの土で巣を作り むしや羽むしを採りながら 2回も急いで子育てをし

遠くの遠くへ子連れで帰っていく

よーく 考えたら
こんな身近な不思議な野鳥はいませんよ 
ライン ライン


蛍飛ぶ ゆっくり光る 雨上がり
紫陽花が 滴含みて うつむきし

思い出す 二本だけの 父の酒   

畦道の 枯草焼かれ 煙りゆく
畦道に うち置かれし 枯れ早苗
葛のつる 絡み合い 宙つかむ
風が吹く 田んぼ見渡す 高台に
畦道で しろつめくさの 運動会



旧道を 歩く宵の猫 のんびりと
南天に 刺さんとばかり さそり座が 
軒軒を 飾るポスター 前哨戦
投票を 促すのぼり からまりぬ 


桜より 散りぎは早し 泰山木
泰山木 匂いとどめて 早散りぬ 

石さえも 売ってしまう ガラクタ屋
アドレスも 売ってしまうぞ 二百円


露天商 プライドばかり 高かりし
露天業 プライド捨てれば 別人に
露天商 買う気 足元 見逃さず
常連と 雑談も楽し 露天業 
露天業 客の途切れに 昼食を
食いながら 客の応対 露天商

針の月 夕暮れどきに 赤みおび  







柔らかい シャワー顔受け 家路着く
暖かい 雨受け若葉 生き生きと
さわさわと 若葉喜ぶ 梅雨の音

ライン ライン

 4/



ライン ライン


もとのとこ帰る