| 七号 |
丹波さんと村越さんに代わって、赤崎君と椿君がピッチへ。ETUは、残り三十分で最低でも二点取らなければシーズンが終わってしまいます。そんな状態で「達海さんのチームだもん。奇跡のひとつやふたつくらい起こしてくれなきゃ困る」と言い切る有里ちゃんは、呼吸をするように自然に、ETUというクラブを信じているのだと思いました。信頼しているからこそ、奇跡だって要求できるのでしょうね。 椿君に対して、セレジェイラ オーサカは五番の沖選手をマークにつけました。追い込まれた状況で全体のパスの正確性が上がるというのは、何が起きた結果なのでしょうか。ETUでは、王子がパスの精度に定評がある選手として描かれており、例えば彼が投入されることでパスの精度が上がるのは理解できます。赤崎君と椿君が優れた選手であることは間違いありませんが、ゲームのパラメータのように、チーム全体のパスが良くなるのはどうことなのか、ちょっと分かりません。 ミスをした自分を、多くの人々が助けてくれたように、自分もミスをした仲間を助けられる選手になりたい。椿君のアウォーズのスピーチを思い出しました。「GIANT KILLING」という物語で描くことが可能な試合は残り少なく、そこで椿君の成長を描くには「仲間のミス」が必要で、そのために湯沢君は退場になったのだろうかと考えます。 久しぶりに後藤GMが登場。彼が連れてきたのは、達海さんの代理人リチャードさんと、達海さんの師匠ミゲル氏でした。リチャードさんが、ミゲル氏の代理人も担当しているのでしょうか? わざわざスペインから連れてきたということは、今のところミゲルさんがETUの次期監督に近いのでしょうか。磐田の倉茂監督のような「クセのある老人」っぽさを感じます。 現在、明かされているキャリアを考えれば、ミゲル氏はETUの達海監督路線を引き継げる人物だと思うのですが、高齢のスペイン人が日本の生活や気候に馴染めるのか、健康問題もがかりです。 |
|---|---|
| 六号 |
モーニングの表紙に達海監督。セレジェイラ オーサカ戦に入ったあたりから休載が多発したのは、単行本作業やモーニングの表紙のためのスケジュール調整だったのかもしれません。 試合でテンションが上がったと思われる達海さんのギラギラした眼差しに、かつて椿君を見ていた持田さんを思い出します。果たしてこの顔でモーニングの表紙を飾って良かったのでしょうか……? まずは俺を讃えるのが筋と違うんかー!! 拗ね笛吹君が微笑ましいです。態度が大きく年長者に対する礼儀がなっていませんが、言うだけの結果を叩き出すのから、チームメイトやサポーターから「憎めない末っ子」扱いされているのだと思います。彼に関しては「天才・笛吹京太朗はスゴい」というよりも、「笛吹君のような個性を伸ばせるセレジェイラ オーサカ はスゴい」という気持ちになります。 先制して盛り上がるセレジェイラ オーサカとは対照的に、ETUのゴール裏は静まりかえります。モーニングの表紙にも書かれていたように「負けたら、全部終わり。」なのが、カップ戦の辛いところです。 ETUが椿君と赤崎君を同時投入する前にセレジェイラ オーサカに追加点。これは両チームのサポーターも「ETU終わったな」と思うか「二対〇は危険なスコア」と思うか、判断に迷います。世の中には、プレーオフで三対〇から逆転勝ちしたクラブがありますからね。 負けたら終わりの天宮杯。選手は十人で二点差。この時のETUと達海の心境を考えなさい。 椿君と赤崎君がピッチに入る前にセレジェイラ オーサカに追加点が入りましたが、二人に諦めはありません。最後のページの達海監督は、闘志むき出しというよりも「悪い顔」に見えます。 天宮杯は負けたら終わりなのですが、達海監督のこの顔を見れば、何だか大丈夫に思えてきました。 |
| 四・五号 |
湯沢くん、レッドカードで退場。PKになるのかと思いましたが、セレジェイラ オーサカに与えられたのはFKでした。 湯沢くんなりに重圧があったのではないかと藤澤さんが分析しています。去年の五十一号で静かに闘志を見せていたシーンが、退場フラグだとは思いませんでした。 ETUは十人で戦うことになり、世良君に代わって緑川さんがピッチへ。フィールドプレイヤーがゴールを守ることにならなくて良かったです。 緑川さんは何年ぶりの試合になるのでしょうか。彼の長期離脱は、Jクラブのチームドクターの診断の結果だったと、ツジトモ先生のインタビューか何かで見た記憶があります。新規のモーニング読者には、緑川さんが試合に出ているシーンを初めて見たという人もいるかもしれません。ETUに「次の試合」があるとしても、レッドカードをもらった湯沢君は出場できないでしょうから、緑川さんがゴールを守り続けることになるのでしょうか。 俺のお手本、よう見とき。FKを決められなかった本多君(ホンちゃん)に対して、笛吹君は相変わらず偉そうです。 それでも狙ったところにボールを送り、セレジェイラ オーサカの先制ゴールに繋げるからこそ、小生意気な言動が許されているのだと思います。 来年は椿君と笛吹君の対決が見られるのでしょうか。 |
| 一号 |
モーニングの表紙は椿君と赤崎君。二人がセレジェイラ オーサカ戦の「切り札」になるということは、ETUのピンチを意味しています。試合の流れが変わり、後半はETUが守る展開となりました。 監督めっちゃ見てるよ。シモン監督はこの一年、笛吹君の言動を間近で見てきたのかと思うと、若者の成長を手助けすることの大変さが身にしみます。 黒田さんの「クソ生意気なガキ」認定いただきました。彼はゴール裏に近い場所にいますから、サポーターを煽る笛吹君にはイラついていることでしょう。成人している亀井君が「俺達は大人だ」と言うのは何も間違っていないのですが、二十二歳という年齢を考えると、笛吹君たちとはそれほど年齢差はないな……という気になります。 笛吹君の生意気さを正せ。セレジェイラ オーサカの十番には、困難な課題が与えられているようです。チームのキャプテンが背負うには重すぎる……! セレジェイラ オーサカのキャプテンは笛吹君がチームにもたらす影響を評価しているようです。「京ちゃん」ではなく「笛吹」と呼んでいることから、若手と呼ばれる年代ではなければ、セレジェイラ オーサカ下部組織の出身でもないのだろうかなどと考えてしまいます。 ETUのゴールマウスを任されたプライド。湯沢君のそれはプレーに現れました。ボールではなく、笛吹君の足を蹴ったように見えます。ガブリエル君がサンチェスさんを止めたときには笛が吹かれなかったので、次こそは笛が吹かれることになるかもしれません。 |