ツインバスケットボールの特徴と競技規則の概略 | |||
ツインバスケットとは | 頸髄損傷者等の四肢麻痺者を対象にした、車椅子バスケッ
トボール。 各プレーヤーの残存レベルによって運動能力が異なるため、上・下の2つのリングを使って、上・円外・円内の3種類の異なるシュート方法で、得点を競うスポーツである。 |
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コート | 一般公式コートと同じ。 | ||
ゴール | 通常の上ゴールと、フリースロー・サークル中心の床面に置く下ゴールの2組(ツイン)を使用。 ツインバスケットボールという名称の由来になっている。 | ||
ボール | 5号のバスケットボールを使用。 | ||
ハンディ | 個人持ち点 | 各プレーヤーの残存機能レベルにハンディを設け、レベルに応じて1.0〜4.5点の持ち点がある。 | |
チーム持ち点 | コート上の5人のチーム合計持ち点は、11.5点まで。 個人の持ち点が4.0点以上の選手は、コート上に1人まで。 |
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シニア | コート上に、45歳以上の選手がいる場合にハンディが適応。合計持ち点が0.5点プラスされ、12.0点まで認められる。但し、複数名いても12.0点。 | ||
シュート方法 | 機能レベルに応じてショット区分が3通り有り、ショット区分に応じてヘアーバンドの色を分け、決められたショット区分でショットしなければならない。 | ||
上シューター | ヘアーバンド無し | 通常の上のリングへシュート | |
円外シューター | 白のヘアーバンド | フリースローサークルの外から下のゴールへシュート | |
円内シューター | 赤のヘアーバンド | フリースローサークルの内から下のゴールへシュート | |
時 間 | 制限区域の3秒ルール・・・10秒に延長 | ||
10秒ルール・・・・・・・・・・・・15秒に延長 | |||
30秒ルール・・・・・・・・・・・・40秒に延長 | |||
ドリブル | ボールを保持している時は、1回のドリブルで車椅子を2回までしかプッシュ(漕ぐこと)出来ない。 | ||
正規のドリブル(床に弾ませること)が機能的にできない選手(赤のヘアーバンド)は、ボールを両手で胸以上の高さまで持ち上げる。 | |||
プレイの制限 | サークル内では、持ち点2.0点以上の選手(ヘアーバンドが白色及び無しの選手)は、通過、ルーズボール等のみで、円内にいる選手に対してのディフェンス、オフェンス行為は出来ない。 |