第三話 監察官リスカー

脚本/小林靖子希  絵コンテ/和田高明  演出/斎藤徳明  作画監督/本田隆、福田紀之、和田高明


Aパート
ガイバーになってしまった事を気に病む晶君、俺の身体は大丈夫なのかと心配、元気がありません。
夕食タイムですが(味噌汁に、ヒレカツか豚カツでしょうか)
箸が止まりがちな晶君を深町パパも心配しています。
割には爆発騒ぎの話をして変な事に巻き込まれるなよと、びびらせています。

もう巻き込まれてるなんて言ったら父さんひっくり返るよの晶君でした。

ベットに転がっていると、窓から不審な物音、「誰だ」の晶君、いざという時にはぶつけてやろうと
時計を持ち出す晶君ですが、、その犯人は二階の窓からお宅訪問の哲郎さんでした。

哲郎さんは狙われている俺に近づくなとか言い出してかなりキテいる様子です。
自分もあいつらの前でガイバーになったという晶君ですが、
哲郎さんはあの場にいたのはみんな死んでるから大丈夫と発言、
自分が殺したとはっとなる晶君に、死んだのは化けモンなんだから気にするなと言ってますが・・・。
(そういえば、小説版では「俺、人を殺したんですよね」と呟く晶君に
「もう考えるな」しか言えない哲郎さんなんて場面がありましたっけ)
あんな奴らを相手にしていては危険だ、何処かに姿を隠そう、警察は当てにならないから、街を出ようと
哲郎さん目が覚めたという割には言う事がメチャメチャです。
さすがに晶君も苛ついた様で結局言い争いになってしまいましたが・・・。

・・・なんか変、
この二人ってこんなケンカしてしまう関係か?
哲郎さんも言ってることがはずれているし、晶君もこんな怒り方する子でしたっけ?
なんかキャラの性格がずれているような。
キャラを掘り下げるならもっと他の表現方法がありそうなものなんですが。
あ〜あ、哲郎さんがユニットのスイッチ押して晶君にパスした事まで持ち出しましたよ。
(ここ原作と逆だから、原作では『いじくる晶君止める哲郎さん』だったのに)
そこへ深町パパの風呂発言で気がそがれてケンカも中止、哲郎さんも帰っていきました。
無茶苦茶に気まずい雰囲気のままお別れです。

ユニット探索の報告は芳しくなく、おまけに第三のユニットは何者かが持ち去ったと聞いて驚きの巻島支部長、
うちに帰れば、白々しい態度の顎人君が巻島支部長をお出迎え、(この人が持ち去り犯で〜す)
クロノスがらみのトラブルですかと問う顎人君を、自分の立場をわきまえろと叱りつけています。
その場では神妙にしていた顎人君ですが、一人になると、
せいぜいあがけ、ユニットは絶対に戻らないと「お義父さん」を嘲笑っています。
そんな彼の背にはしっかりと誘殖組織が。(で、なんでつり革してんの?)

自分の殖装した姿に見とれているリスカー、彼の背にも誘殖組織。
ところでリスカーがいうあの男って誰だろ、ギュオーの事かしら。

哲郎さんにあんな事言うつもりじゃ無かったのにと悔やむ晶君(入浴中)の背にも誘殖組織が。

哲郎さん潜伏開始のつもりか、瑞紀ちゃんに叱られても学校を休むと言ってます。
兄貴の様子がおかしい、何か知らないかと晶くんに詰め寄る瑞紀ちゃん、
そこへさりげなく登場の顎人君、瑞紀ちゃんと会話を始めます。
晶君は今の内にと逃げ出しますが、(巻島さんと親しい瑞紀ちゃんを見たくないのかも)
顎人君はガイバーがあんな根性無しなら利用価値有りとほくそ笑んでいます。
学校ではきさくな先輩をやっているんだから、そんな表情しちゃ駄目ですよっと。

マックス製薬社長の椅子に勝手に座っているリスカー、
咎める巻島支部長をギュオーが来るぞと脅しつけ、嫌がらせをかましています。
木村にも葉巻と嫌味をぶつけて去っていきました。

・・・リスカーもこんなアホなおっさんでしたっけ?
確かに力を手に入れて自信満々でしたけど、その自信に見合う貫禄と迫力もあったような。
ガイバーの力で図に乗ってアホ発言するような人では無かった筈ですが。


Bパート
本日は、午後から健康診断があるのですが、
身体検査で身体を調べられるのが怖いのか、晶君も逃げ出してしまいました。
悩んでいると、何故か登場の顎人君と瑞紀ちゃん、きさくな先輩を装っている顎人君にププッ。
晶君が瑞紀ちゃんに惚れている事に気づいてニヤリング、物騒な事を企んでいるお顔です。

哲郎さんは、勢い余った晶君がユニットに触れた時の事をなじってしまった為か
思い詰めているようですが、やっている事が不審です。
通りかかった田中さんに尾行されてるみたいなんて言ってますが、
哲郎さん、どうみてもあなたの方が不審人物です。

晶君も哲郎さんも何故か足が成沢山へ向き、例の沼でばったり出会います。
子供の頃の想い出を語り合って二人は仲直り、そこへ襲いかかる日本支部の皆さん。
「こいつは逃がしてくれ」と叫んで晶君を庇う哲郎さんですが、
クロノスの皆さんはゴーグル内蔵のモニターカメラで一部始終を観察、
すでに晶君がガイバーである事を見抜いていたのでした。
もう後が無い日本支部の皆さんですが、哲郎さんに気を取られているスキに
メガスマッシャーを準備していたガイバーTに一掃されてしまいます。
プロとは思えぬ獣化兵達の失態でした。
ところで、哲郎さんも巻き込まれかけたのはわざと?

晶君に駆け寄ろうとした哲郎さんは、足に絡みついたタコの足に引っ張られてしまいます。
ガイバーTは哲郎さんを庇いつつ、沼の中から触手を伸ばして遅い来る木村を
ヘッドビームでぶち抜きますが、その再生能力に阻まれてしまいます。
木村はシネバイトへと獣化、ガイバーTに猛攻をかけてきます。
ヘッドビームが通じないシネバイトにメガスマッシャーを撃とうとしますが、
メガスマッシャーは連射が効かない為、撃てません。
おい、シネバイトあんた初めからそのつもりでグレゴール達を差し向けたんじゃ・・・。
今までの獣化兵とは格が違うと豪語するシネバイトにイカスミかけられ、
吸盤付きの触手に締め上げられて岩肌や木々に叩き付けられるガイバーT。

それを見ているリスカー。

あちこち叩き付けられ意識朦朧のガイバーT、シネバイトは触手を展開、
胡座かいて宙に浮き(まるでカブ爺さん)、ガイバーを捕まえたと喜んでいます。
こらこらそうやって油断しているとヒーローは立ち上がってくるんだよ、
ほら、哲郎さんの気の抜ける声援でもしっかりと元気を取り戻しているでしょ。
哲郎さんを護る為に気力を振り絞るとコントロールメタルが反応、
衝撃を吸収するため肉弾攻撃が通じず、再生能力の高さでヘッドビームも退ける
シネバイトと戦う方法をはじき出します。
ガイバーTは腕の突起を振りかざし、高周波ソードで触手を叩き斬り、
回転イカと化して突撃するシネバイト本体も一刀両断してのけました。

グレゴール達もシネバイトも倒したと思っていたら、今度はリスカー登場、
彼は「アダプト」と殖装、ガイバーUとなって「君と同じガイバーだ」と宣言します。

何か今回キャラクター達が変でしたよ・・・。