Sorry,this Page is written in Japanese only.
巷で話題の(?)MacOS8!すでに使っている方もおおいでしょう。1、2ヵ月もすれば日本語版MacOS8が販売されるということですが、私も先日手に入れて最新システムをいじる喜びにひたっております。^^/
ここでは、実際にMacOS 8を触ってみての感想、自分が行った日本語を使えるようにするまでの過程を紹介します。ここに書いたことは個人的な資料としてみてください。また、日本語化に関しては各自の責任において行ってください。あくまでもこれは参考としてので、全ての人に推奨されるものではありません。
日本語化に関しては各自の責任において行ってください。此所に書いてある方法で日本語化をして、結果生じた損害については一切受け付けません。
詳しくは雑誌をみてください。と、書きたいくらい使用感が向上しています。ここでは個人的にすごく気に入った部分のみで、詳しいことは本当に雑誌におまかせせします。
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個人的に気に入らないので、できるものはのちのち改良したい部分です。
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英語版MacOS8はは日本語が使えません。いくら最新システムがいいからといっても日本で使用するのに日本語が使えないのでは実に不便です。そこでいろいろ細工をするわけですが、
変なモノをいれて安定度が犠牲になるのもいやなので私はJapanese Language Kitを使用しました。
Japanese Language Kit1.2+MacOS 8対応のアップデーターだけでいちよう日本語が読み書きできるようにはなります。これだけでAppleもお勧めの純正日本語対応MacOS
8のできあがりです。ファイル名等の文字化けはFinderのEditメニューからPreferences...を開き、Font
for viewでOsakaを選んでやると直ります。
しかし、これだけではまだかなりの問題があります。
日本語アプリケーションのメニュー、ダイアログが文字化けする。
ファインダーで日本語のウィンドウタイトルが文字化けする。
バルーンヘルプが文字化けする。
書式や日付表示が英語表記のままである。
「Japanese Language Kitを使ったのになんでやねん!」と思われるかもしれませんが、JLKはこういう仕様なのです。あくまでも、日本語版や日本語対応アプリケイションを英語版MacOS 8で使えるようにするというものです。システム自体はまだアメリカにいると思っているという感じです。これを解消するにはシステムのスクリプト属性(言語、地域)を日本語に変更してやればよいわけです。幾つか方法がありますが、AppleのFTPサーバーにScriptSwitcherというのがあるらしいのでそれを使えば簡単にできるはずです。(残念ながら場所は確認できませんでした。)
ここでは定番ResEditを用いて変更する方法を紹介します。まず、MacOS
8のSystemスーツケースのコピーを取ります。ResEditでの作業は、このコピーに対して行います。
ResEditでコピーした方のSystemスーツケースを開きます。そうすると「itlc」と言うリソースがありますので、これを開きます。このリソース内ID=0のSystem script codeとSystem region codeを書き換えます。System script codeは0になっているのでこれを1に、System
region codeも0になっていますので、これを14に変更してSystemを保存します。
このあと書き換えたSystemと現在のSystemをいれかえてMacintoshを再起動させます。
すると、今度はちゃんと文字化けもなくきちんと表示されていると思います。もしおかしいところがあればさきほどの手を加えていないSystemといれかえてもう一度やり直してみてください。
最新のシステムで日本語を出せる様になったのはいいのですが、どうもかっこよくないと思いませんか?個人的にはタイムスタンプの「(○曜日)」や貧弱ゥゥなOsakaフォントで描写されるメニューが気に入らないのでシステムのスクリプト属性を変える方法は使用していません。(->
わがまま?)
そこでシステムのデフォルトフォントを書き換える方法を紹介します。
前記と同様にまず、MacOS 8のSystemスーツケースのコピーを取ります。ResEditでの作業は、このコピーに対して行います。
ResEditでコピーした方のSystemスーツケースを開きます。そうすると「itlb」と言うリソースがありますので、これを開きます。このリソース内のID=0をテンプレートで開くとたくさんの項目が出てきますが、このなかの「FOND ID」とついたところを書き換えます。 「system FOND ID」がシステムフォント、「application FOND ID」がアプリケーションフォント、「Help Mgr FOND ID」がバルーンヘルプフォントに対応しているのでそこを使用したいフォントのIDと書き換えます。代表的なフォントIDを下に示しますので参考にしてください。すべてできればSystemを保存します。
フォント名 | フォントID |
Charcoal Chicago Espi Sans Bold Geneva Osaka Osaka等幅 MIto Arakawa Makuhari |
2002 16383 9841 3 16384 16436 16506 16508 16450 |
このあと書き換えたSystemと現在のSystemをいれかえてMacintoshを再起動させます。
実はこの作業でもシステムフォントだけ戻らないはずです。システムフォントは「Appearance Extension」内のリソースから割り込んでいるのでこちらも書き換えないとできないようです。
例によって、Appearance Extensionのコピーを取ります。ResEditでの作業は、このコピーに対して行います。Appearance
ExtensionをResEditで開きます。そのなかの「sfn#」というリソースでAppearanceのフォントメニューに表示させるフォントを決定しているのでこれを書き換えます。sfn#のID=0を開くとHexエディターで内容が表示されますが、そこの最後に下図の様に追加します。ここではArakawaフォントを選んでいます。(フォント名の前にはいる数字はそのフォント名のバイト数です。)すべてできたらAppearance
Extensionを保存します。
sfn#リソース変更前
sfn#リソース変更後
このあと書き換えた「Appearance Extension」と現在の「Appearance
Extension」をいれかえてMacintoshを再起動させます。
これで「Appearance」コントロールパネルでも日本語フォントを表示させることができます。
「Kaleidoscope」を使われているなら「Substitute System Font:」を使用しても良いでしょう。もっと細かく設定するなら「Fontpatchin 2.2」を使用します。Fontpatchinは68kのパッチを当てる(もう使っていないトラップにもパッチも当てている!)ので速度に影響を与えますが、これなら1byteと2byteフォントの組み合わせによる細かな設定もできるのでCharcoalとNaritaの組み合わせ等、思うがままにできます。
「Reliever Zeta」はPPCネイティブになっているのですが、JLK機能拡張とコンフリクトをおこすようです。
さらにこだわりたい人は「Language Kit Additions」のなかの「System8.0J」「QuickTime2.5J」にも手を入れてみよう。この中にはサウンドや画像関係の日本語リソースが入っているのだが、DA用の日本語メニューや日本語版「バルーンヘルプについて...」等も含まれているので、「バルーンヘルプについて」などでひらがなが出てくることがあります。「Language Kit Additions」の中にフォルダーを作りそこに退避させておくだけで読み込まれないのだが、サウンドや画像関係で不具合が出る可能性があります。
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