第38回明立交歓演奏会


場所:長岡京記念文化会館/1999年6月19日(Sat)

レポート:影近氏(S59)& 田中氏(S58)

[概要]
第38回明立交歓演奏会が長岡京記念文化会館にて開催されました。
当日は、1000人程度収容できるホールに5、6割の観客動員でありました。 梅雨の小雨模様の中であったことや、30数名程度の現役が動員したことを 考えますと、運営面でも健闘していると感じました。昨年の定期演奏会の 1.5倍位は動員できていたのではないでしょうか?
両校の演奏も各団の持ち味を出した演奏で、期待以上の出来栄えだったと思います。 残念だったのは、演奏中の聴衆のマナーが悪かったり、ナレーションがない為、 演奏会全体の進行のメリハリが足りませんでした。交歓演奏会ですし、 もっと華やかな雰囲気、和やかな雰囲気とかが出るようにしないと、 良い演奏だけでは、一般の方には、退屈ではないでしょうか?

[演奏会の様子]
明治は78名、立命は32名(4回生:4名、3回生:7名、2回生:9名、1回生:12名)の出演でした。 ちなみに、立命の4回生1名は公務員試験受験のため、欠席でした。
演奏は、今日参加したメンネルのOBの皆さん曰く、ずいぶんよかった、 明治よりもよかったとのことです。(明治の方、ゴメンなさい。ここは、 メンネルのHPなのでお許しを!)

明治は、選曲は、多田武「草心」と、松下耕「CANTATE DOMINO」 (本年度東京六連初演した委嘱作)でした。メンネルよりは、難易度の高い 組曲を80名近い人数で、安定した演奏をしていました。欲を言えば、会場へ伝わってくるものが少なかった。定期演奏会までには、 曲をもっと消化して、聴衆へ伝えるようにすると外山先生もレセプションで おっしゃってました。

メンネルは、4月頃の新人が入ったころの状態から比べると、わずか2ヶ月 足らずで、このレベルまで持ってきたなあ...と感心しました。 曲はちなみに、「海鳥の詩」、多田武の「雪国にて」でした。
「海鳥の詩」は30数名程度で、かつ、発声も未熟な者が多いので、 音楽のダイナミズムが表現しきれなかったように感じました。 「雪国にて」は、浦山マジックが発揮され、メンネルらしいタダタケの味が 出ていて、素直に音が伝わってくる『素晴らしい』演奏でした。 発声とか、基本的な部分を強化して、定期演奏会では、さらにレベルの高い 音楽を聴かせて欲しい。

合同は、学生王子(Student Prince)でしたが、やはり練習不足なのか、 華やかな雰囲気、楽しさとかが客席までは伝わらず、所謂、『面白くない』 演奏でした。(我々も、年中、そうでしたが....)

[レセプションの様子]
例年どおり、両校OB,学校関係者、先生方を交え、なごやかな雰囲気でした。
OBでは、メンネルは、磯林副会長を先頭に15名程度、明治は、5,6名程度が
レセプションに参加しました。
浦山先生、外山先生ともに、非常にお元気で、レセプションで頂いたお言葉も 合唱音楽への情熱と、現役諸君への熱い思いを感じるものでした。
浦山先生が、「四年間、あんなに一生懸命やった合唱なのに、社会人になると 離れてしまう人が沢山いることが残念だ。音楽は楽しむものだ。見せかけの 体裁を整えることばかり考えず、楽しみなさい。そして、それが聴衆へ伝わるのだ。 楽しむことを身につけなさい。」と言うようなことをおっしゃってました。

[京都近郊のOBの皆さんへ]
現在、OB会のイベントに参加頂いている方は、1980年代のOBが中心です。
明立交歓演奏会も今年が38回目、もう直に40回です。
多忙とは存じますが、2年に一度の京都での明立ですから、なるべく幅広い 世代からの積極的なご参加を願っております。

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