レポート:影近氏(S59)& 田中氏(S58)
[概要]
第38回明立交歓演奏会が長岡京記念文化会館にて開催されました。
当日は、1000人程度収容できるホールに5、6割の観客動員でありました。
梅雨の小雨模様の中であったことや、30数名程度の現役が動員したことを
考えますと、運営面でも健闘していると感じました。昨年の定期演奏会の
1.5倍位は動員できていたのではないでしょうか?
両校の演奏も各団の持ち味を出した演奏で、期待以上の出来栄えだったと思います。
残念だったのは、演奏中の聴衆のマナーが悪かったり、ナレーションがない為、
演奏会全体の進行のメリハリが足りませんでした。交歓演奏会ですし、
もっと華やかな雰囲気、和やかな雰囲気とかが出るようにしないと、
良い演奏だけでは、一般の方には、退屈ではないでしょうか?
[演奏会の様子]
明治は78名、立命は32名(4回生:4名、3回生:7名、2回生:9名、1回生:12名)の出演でした。
ちなみに、立命の4回生1名は公務員試験受験のため、欠席でした。
演奏は、今日参加したメンネルのOBの皆さん曰く、ずいぶんよかった、
明治よりもよかったとのことです。(明治の方、ゴメンなさい。ここは、
メンネルのHPなのでお許しを!)
明治は、選曲は、多田武「草心」と、松下耕「CANTATE DOMINO」
(本年度東京六連初演した委嘱作)でした。メンネルよりは、難易度の高い
組曲を80名近い人数で、安定した演奏をしていました。欲を言えば、会場へ伝わってくるものが少なかった。定期演奏会までには、
曲をもっと消化して、聴衆へ伝えるようにすると外山先生もレセプションで
おっしゃってました。
メンネルは、4月頃の新人が入ったころの状態から比べると、わずか2ヶ月
足らずで、このレベルまで持ってきたなあ...と感心しました。
曲はちなみに、「海鳥の詩」、多田武の「雪国にて」でした。
「海鳥の詩」は30数名程度で、かつ、発声も未熟な者が多いので、
音楽のダイナミズムが表現しきれなかったように感じました。
「雪国にて」は、浦山マジックが発揮され、メンネルらしいタダタケの味が
出ていて、素直に音が伝わってくる『素晴らしい』演奏でした。
発声とか、基本的な部分を強化して、定期演奏会では、さらにレベルの高い
音楽を聴かせて欲しい。
合同は、学生王子(Student Prince)でしたが、やはり練習不足なのか、
華やかな雰囲気、楽しさとかが客席までは伝わらず、所謂、『面白くない』
演奏でした。(我々も、年中、そうでしたが....)
[レセプションの様子]
例年どおり、両校OB,学校関係者、先生方を交え、なごやかな雰囲気でした。
OBでは、メンネルは、磯林副会長を先頭に15名程度、明治は、5,6名程度が
レセプションに参加しました。
浦山先生、外山先生ともに、非常にお元気で、レセプションで頂いたお言葉も
合唱音楽への情熱と、現役諸君への熱い思いを感じるものでした。
浦山先生が、「四年間、あんなに一生懸命やった合唱なのに、社会人になると
離れてしまう人が沢山いることが残念だ。音楽は楽しむものだ。見せかけの
体裁を整えることばかり考えず、楽しみなさい。そして、それが聴衆へ伝わるのだ。
楽しむことを身につけなさい。」と言うようなことをおっしゃってました。
[京都近郊のOBの皆さんへ]
現在、OB会のイベントに参加頂いている方は、1980年代のOBが中心です。
明立交歓演奏会も今年が38回目、もう直に40回です。
多忙とは存じますが、2年に一度の京都での明立ですから、なるべく幅広い
世代からの積極的なご参加を願っております。
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