膳所城

大津市本丸町


■創築年 慶長6年(1601)
■創築者  戸田一西
■形式 水城
■遺構 石垣、曲輪、門
■別称 石鹿城
■標高  -

 膳所城は天下を取った徳川家康が最初に築かせた城。発掘調査では石垣や瓦も発見されていますが、膳所神社の表門、芭蕉会館など城門や櫓が各地に移築されており、「瀬田の唐橋唐金擬宝珠、水に映えるは膳所城」とうたわれた美しい城郭が想い描かれます。

 初代城主は戸田一西。慶安四年(1651)以降は本多氏の居城となりますが、明治維新のとき本多康穣が全国に先駆けて版籍奉還を願い出て、膳所城270年の歴史はあっけなく幕を閉じたのでした。

 その面影は武家屋敷の長屋門や土塀など、いまも残る城下町の町並みに見ることができる。