太尾山城模型
地域の姿を再現・ジオラマ製作第2弾
 滋賀県米原市のJR米原駅の東側に見える山にはかつて山城があり、山の名から太尾山城と呼ばれた。滋賀県北部の地域情報誌『みーな』の企画で、この山城を含む一帯の模型を作ろうということになり、かつて1万分の1米原町の模型を作った実績から、私が監督としてこのプロジェクトがスタートした。

地形のパーツ 地形の再現は、地図の等高線をトレースして材料に転写して切る、の繰り返しである。今回はスチレンボードを使用。材料の加工に何を使用するかはいろいろ方法があるものの、スチレンボードに電熱線を使用する手段には健康被害の可能性およびその回避方法が、当時は作業者に周知徹底できなかったので、物理的には危険ではあるがカッターを使用した。ただし、スチレンボードに対して有効かつ効率的な手段ではない。

地形のバーツ2 そのような条件下で、作業は進み地形は瞬く間に出来上がった。一人でひと夏かけて畳一条分の模型を作ったのとは大違いである。地形の土台に塗装などの作業をしやすくするための表面加工には、まず新聞紙を貼り付け、その上にティッシュペーパーを貼り付けた。ダンボールを用いた米原町模型と違って、撥水性の高いスチレンボードは一手間多くかかる。

表面加工 表面を塗装し、道路などの地形を描き込み、スチレンボードで作った家を並べる。いったい何件あるのか分からない家を作って並べるのは、これも大きな手間だった。ちなみに古い住宅街と新興住宅街とで屋根を色を変えたのは、ちょっとしたこだわりである。

 こうして完成した2000分の1太尾山城模型は、現在米原市米原公会堂に保管・展示中である。