PGP

インストール

まずは、コンピュータにインストールして、設定をします。


ZIPファイルの展開を行いますのでPKUNZIPや、Info-UNZIP等のツールが必要です。

  1. PGPの入手

  2. PGPの展開

  3. メッセージの日本語化

  4. 環境設定

  5. 再起動




  1. PGPの入手

    以下のPGPのいずれかを入手します。

    pgp263i.zip PGP 2.6.3ia DOS版
    地上の楽園、Web PGP 2.6.3ia NEC PC98用 DOS版 (pgp263i.zipも必要)
    pgp263i-win32.zip
    pgp263ia.zip
    PGP 2.6.3ia Win32 Console版
    NEC PC98でも動作します。
    pgp263i-japanese.zip
    pgp263i-japanese-sjis.lzh
    メッセージを日本語化したい場合はこちらも入手してください



  2. PGPの展開

    まず、PGP用のディレクトリを作ります。ここでは、仮に【C:\PGP】に作るものとして話を進めます。
    各プラットホームで展開手順が若干違いますので、別々に説明します。
    PGPはサブディレクトリ内のドキュメントの有無をチェックするので、いずれの場合でもディレクトリ構成を変えないで下さい。


    1. DOS版の場合
      入手したpgp263i.zipをテンポラリに展開し、pgp263ii.zipを得る。さらに、pgp263ii.zipをディレクトリ付きで【C:\PGP】に展開します。


      C:\TEMP> md C:\PGP
      C:\TEMP> unzip pgp263i.zip
      C:\TEMP> unzip pgp263ii.zip -d C:\PGP\


    2. PC98版の場合
      入手したpgp263i.zipをテンポラリに展開し、pgp263ii.zipを得る。さらに、pgp263ii.zipをディレクトリ付きで【C:\PGP】に展開します。同じくpgp263i9.zipをテンポラリに展開します。出来たファイルのうち《PGP\PGP.COM》と、《PGP\PGP.EXE》を【C:\PGP】に上書きコピーします。


      C:\TEMP> md C:\PGP
      C:\TEMP> unzip pgp263i.zip
      C:\TEMP> unzip pgp263ii.zip -d C:\PGP\
      C:\TEMP> unzip pgp263i9.zip
      C:\TEMP> copy pgp\pgp.com C:\PGP
      C:\TEMP> copy pgp\pgp.exe C:\PGP


    3. Win32 Console版の場合
      入手したpgp263i-win32.zipをテンポラリに展開し、pgp263ii.zipを得る。さらに、pgp263ii.zipをディレクトリ付きで【C:\PGP】に展開します。同じくpgp263ia.zipをテンポラリに展開し、得られた《PGP.EXE》を【C:\PGP】に上書きコピーします。


      C:\TEMP> md C:\PGP
      C:\TEMP> unzip pgp263i-win32.zip
      C:\TEMP> unzip pgp263ii.zip -d C:\PGP\
      C:\TEMP> unzip pgp263ia.zip
      C:\TEMP> copy pgp.exe C:\PGP




  3. メッセージの日本語化

    PGPの出力するメッセージはそのままでは英語です。もちろんこのままでも動作に支障はありませんが、「日本語じゃないとわからねぇ!」って人はこれもしといてください。
    注意NEC PC98で、Win32 Console版を使用する時は日本語化しないでください。
    「pgp -h」でヘルプを表示するとおかしな表示になります。 (?_?)ナゼ?
    メッセージだけでも日本語化したい方は下のa、bは行わずにc、dだけして「en.hlp」を「ja.hlp」にリネームしてください。


    1. 入手した'pgp263i-japanese.zip'をテンポラリに展開します

    2. 展開後に作成される'ja.hlp'と'language.txt'はEUCコードなのでシフトJISへ変換します。
      変換にはnkfnkf32 を使用すると便利です。

      C:\TEMP> unzip pgp263i-japanese.zip
      C:\TEMP> nkf32 -sc ja.hlp > ja.tmp ja.hlpをシフトJISへ変換
      C:\TEMP> copy ja.tmp c:\pgp\ja.hlp 【C:\PGP】へコピーする


    3. 入手した'pgp263i-japanese-sjis.lzh'をテンポラリに展開し、得られた《language.txt》を【C:\PGP】に上書きコピーします。

      C:\TEMP> lha32 e pgp263i-japanese-sjis.lzh
      C:\TEMP> copy language.txt c:\pgp 【C:\PGP】へコピーする


    4. テキストエディタを使用し、C:\PGPにあるconfig.txtの’Language = 'に'ja'を指定する。
      Language = ja





  4. 環境設定

    1. テキストエディタを使用し、起動ドライブのAUTOEXEC.BATに下記の項目を追加する。

      PATH=……;C:\PGP パス設定です。既存のPATH文の文末に、PGPをインストールしたディレクトリを追加します。
      SET PGPPATH=C:\PGP PGPをインストールしたディレクトリを指定します。
      SET TZ=JST-09 タイムゾーン定義です。日本の場合はこのように書いておけば大丈夫です。


    2. テキストエディタを使用し、C:\PGPにあるconfig.txtに下記の項目を追加する。

      CharSet = noconv 日本語を扱う場合はnoconvにします。
      相手と食い違っていると、正しく解読できません。
      ClearSig = on クリアテキスト署名を行います。
      PGPで署名すると本文もBASE64で符号化されてしまうので、相手がPGPを持っていないと読めなくなってしまいます。
      クリアテキスト署名を行うと、本文はそのままで電子署名だけが付加されます。
      Compress = on 暗号データを圧縮します。
      EncryptToSelf = on 暗号化したデータを、自分でも解読できるようにします。
      これを設定しておかないと、受け取り人しか解読できません。
      暗号化した本人でさえ解読できなくなります。
      PubRing = "a:\pubring.pgp" 公開鍵ホルダーファイルを指定します。
      もし、パソコンを自分以外の人が使用する可能性がある場合は、ハードディスク上に置いておくべきではありません。
      面倒でも、フロッピーディスクに鍵ホルダーを置いて使いましょう。
      SecRing = "a:\secring.pgp" 秘密鍵ホルダーファイルを指定します。
      公開鍵ホルダー同様、フロッピーディスクに置いておくべきです。
      RandSeed = "a:\randseed.bin" PGPがセッション鍵を自動生成するときに使用する、乱数種を保存するファイルです。


  5. これで設定は終わりです。コンピュータを再起動してください。


mkoma@mx.biwa.ne.jp

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